蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

手近な楽しみ

2023-07-14 | 趣味
TVを見ながら、こくりこくり。
始まったようだ。老化現象。
昼寝をしないと22時を過ぎると眠くなる。
あるいは、関心、興味が低下した?
そりゃそうだろう。
TVは見る側は受け身、お仕着せだから。
口を開いて入れてもらうのをぼーっと待つだけ。
気合いを入れて番組をピンポイントで絞り込み、能動的に首を長くして待ち望んで見ているとは限らない。
毎週流される番組、惰性。
中にはピカッと光り、胸にグッと来るものに出会うこともあるが、そうそうしょっちゅうではない。
見る側も作る側も、常にエキサイティング、テンション維持は難しい。
激しくくだらない低俗なものもある。
(そういうのはハナから見ないが)
それもあってか、好きな番組なのに居眠り。


ただいま、余暇タイムをスマホから小説に移行中。
今、読んでいる本を読み終えたらまたスマホに戻るか、あるいは次の本を買う。

今、読んでいる本、とても面白い。
有吉佐和子の「悪女について」。
すでにTVで見たばかりなのに。
だが、原作と脚本が少し違う。
端折ってあるから仕方ない。

ヒロインではない女性たち、感じ悪い。
とは言え、自分に同じものが流れている。
否定と肯定が同時に存在し、分裂。
逆ベクトル同士、引っ張りあって、プラスマイナスゼロの普通の位置になっている。
柔和な人物となってニコニコ存在している。
ジキルとハイド。
有吉佐和子もそれを狙っていたのか、読む人が勝手に深読みするような文章力なのか。
ヒロインは、聖女と悪女の構図になっている。
一種の多重人格(解離性同一症)、軽症の疑いありか?

それにしても、先にTVドラマを見てしまったせいで、主人公はじめ、登場人物全員が、役を演じた俳優さんの顔、セリフ、動作になってしまう。
まるで、ハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズの若い頃の映像をCGで作成するかのごとく。
「悪女について」は、直近にTVで見たのがアダとなった。
いや、TVで見たからこそ、小説を買ったのだが、、、。
か細く小さい田中みな実さんは、適役だった。
騙され役のひとり、尾身としのりさんは、どんなダーティな役柄であろうと、わたしが勝手に描くイメージで好感を持っている。
あの顔はお得である。
とは言え、別のドラマで演じた役では、無味乾燥のツマラナイ人だった。
俳優がスゴイのか、原作がスゴイのか、演出がスゴイのか。
名バイプレイヤーの一人かと、個人的に思っている。(単に好きなだけかも)
ここのところNHKドラマでよく見かけるが、この人、NHKさんに好かれているようだ。

と、話は脱線。
演劇はよくわからないが、映画やミュージカル、TVドラマは、手近に手軽に安価で楽しめる娯楽の一つだ。
自分の身体が動かなくなっても、楽しみの種をまた一つ見つけた。
「TV鑑賞は安易に流される時間の使い方だ」と、幸福論を唱えるFIREブロガーは幸福自覚貢献度が低いと言うが、そうでもないと思う。
他にすることもなく、退屈凌ぎで見るのと、その時間を確保して積極的に能動的に見るのとでは違う。
同じだ、と言われたら、人によって感じ方や捉え方が違うので、自分の価値観だけで断定されると違和感を覚える。

とは言え、同じ作品を見ても、わたしの見方とまるっきり違う人の考えや感性に触れると刺激を受けることもあるし、落胆することもある。
自分だって自分の尺度で測っている。
が、最もガッカリするのは、全く何にも考えていない脳に出会った時。
ああ純粋無垢だ!と感動するかというと、(幼い子供になら感動するけれど)、なぜか、イラっと来る。
もちろん赤の他人ではなく、実際に関わりのある人であるが。
人には色んな面があるので、人のことは全く言えない。
わたしもさぞや、イラっとさせていることだろう。

その実例がある。
実例の人物とは6年ぐらい共に時間を過ごした。
水と油なのに、よく頑張った。
そういう人間関係を卒業して思うことは、、、ああよかった、である。
相性の悪いものは、ストレスの元になる。

さて。
話がどんどん脱線していく。
今日も暑いだろうけれど、がんばろう!
と、唐突に〆ます。




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