熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

科学的な説明が不足している

2021-07-29 21:30:00 | 政治
BSフジの番組で3人の日本語が堪能な外国報道関係者がゲスト出演して、日本と外国のコロナ対策の違いを議論していました。

ワクチン接種についての議論で、司会者が「各国で若者の接種率を向上させるのにどのような対策を採っているのか、日本も参考にしたい」と質問したところ、ゲストの一人が「日本はワクチンが入ってこないのが問題で、若者の接種率を高くすることを検討するよりも、いかに早くワクチンを入手することを検討した方が良い」と正論を述べていました。

司会者の質問の趣旨は分かりませんが、質問のポイントがずれていますね。

事実に基づいた議論をしないと意味がないですね。

与党の政治家がポストコロナの経済対策を声高に主張していますが、いま必要なのはコロナ感染を終息させることで、終息後の議論は問題から逃げていますね。

ゲストの一人が、メルケル首相と菅首相の比較をしていました。

メルケル首相は、科学的に事実を分析して説明するので、説得力があり、国民が信頼する。

一方、菅首相は「安全安心」と繰り返すだけで、科学的な説明がないので、説得力が乏しく、国民の信頼が得られない。

メルケル首相はカリスマ性があるが、菅首相はカリスマ性がなく、表舞台よりも裏舞台の方が力を発揮するのではと述べていました。

本当にその通りですね。

それにしても日本の政治家は科学的な説明が全くないというより、事実を説明することをしないので、事実を隠しているという印象を与えてしまう。

これでは政治家を信用することができない。



ブログランキングに参加しています。よろしければ、以下のURLから投票して下さい。


特許・知的財産 ブログランキングへ

 
弁理士 ブログランキングへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする