熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

戦争を考える

2015-09-15 16:23:12 | Weblog
池上彰さんの「戦争を考える」を読みました。

池上さんが書かれた本は分かりやすく、論点も明確に描かれているので、大変参考になりますね。

この本には、「戦争はなぜ始まりどう終わるのか」「戦争を終わらせることの難しさと戦後復興」「戦争を起こした独裁者と熱狂」「戦争をどう伝え、人々はどう受け止めたのか」「戦争の悲劇が生み出した言葉」「あの言葉が世界を変えた」についてわかりやすく書かれています。

戦争は多くの人の考えとは関係なく一部の人の思惑で始まり、一度始めた戦争を終わらせるのは非常に困難です。

第二次世界大戦も日本国民の多くは戦争を望んでいなかったのですが、軍部と一部の政治家達の思惑と、この思惑に反対できなかったばかりか、戦争を鼓舞したメディアによって、狂気のように戦争に突入していきました。

現在の日本の状況を見ると、戦争に向かった言った当時と重なる雰囲気がありますね。

自民党で安全保障法案に反対する意見はほとんどなく、総裁選挙も安倍さん以外に立候補がないという、正に独裁状態です。

このような雰囲気は大変危険で、本来ならば安倍さんの暴走を戒める声も自民党内からは聞こえず、ブレーキ役を自認していた公明党は、支持母体からアクセルだと批判される始末。

多くの国民が反対し、しかも違憲の疑いが濃厚な法案を強行採決しても誰もついてこないでしょう。

法案が成立した後で理解を得るという、冗談と思われそうな総理の言葉。

安全保障法案に反対の方だけでなく、賛成の人も読んだほうがいいですね。







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