熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

ドタバタ劇

2015-07-17 21:26:11 | Weblog
新国立競技場建設をめぐるドタバタ劇が繰り広げられています。

当初の予算1300億円(これでも高額で、ロンドンオリンピック競技場の2倍以上)がいつの間にか3000億円以上になり、高すぎるという批判を受けて、収容人数の縮小、開閉屋根工事の後回しで、2520億円にコストダウンし、怪しげな有識者会議で承認するというドタバタ劇が始まりました。

この承認で国民も納得すると考えていたのか分かりませんが、国民は納得する訳もなく(80%以上の人が納得しない)、政府は説明に追われました。

安倍首相や官房長官は、国際公約、国際的な信用を失う、開会式に間に合わないということを強調していましたが、このような言い訳が通用する訳もなく、結局、安倍首相は17日、2020年の東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設計画について「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直す決断をした」と表明しました。

首相は17日、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相と首相官邸で会談し、競技場を19年のラグビーワールドカップ(W杯)で使う計画は断念することを確認したと、報道されています。

何で、森さんが出てくるの?

オリンピックの開会式よりも前に、ラグビーW杯の試合が行われることになっていたんですね。

森さんは、オリンピックよりもラグビーW杯を優先したかったのですかね〜。

新国立競技場のこけら落としは、オリンピックの開会式でなければ納得できません。

それにしても今回のドタバタ劇は見苦しいですね。

責任者が誰なのか、今でも分からないというから呆れるばかりです。

今後のデザイン見直しを含む新国立競技場の建設の責任者は誰なのか、下村文部科学大臣なのか、遠藤五輪担当大臣なのか、早く決めて欲しいですね。

今回の見直しについて、安倍首相は、「コストが予定より大幅に膨らみ、国民、アスリートからも大きな批判があった。このままでは、みんなで祝福できる大会にすることは困難だと判断した」と説明していました。

国民の支持が得られなければ、どんな政策も進めることはできないことが明らかになりました。

安全保障法制も国民が反対の声を上げ続ければ、廃案に持ち込むことも可能です。

頑張りましょう。







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