熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

沖縄県名護市長選

2014-01-19 21:57:27 | Weblog
米軍普天間飛行場移設計画への賛否が最大の争点となった沖縄県名護市長選は19日、投開票され、同市辺野古への移設に反対する現職の稲嶺進氏が、移設推進を掲げた自民党推薦の新顔の前自民県議、末松文信氏を破り、再選を確実にしたそうです。

安倍政権は移設方針を堅持する考えですが、反対派の勝利で道のりは険しくなったと言えますね。

安倍政権は、反対派の現職が再選する選挙結果に関わらず、辺野古への移設計画を進める方針です。

それは、沖縄県の仲井真知事が昨年末に移設先の埋め立てを承認したため、ただちに移設手続きの頓挫につながることはない、と判断しているからです。

菅義偉官房長官も14日の記者会見で「知事が埋め立ての判断を下し、決定している」と述べ、選挙結果と移設作業を切り離して考える方針を示しています。

しかし、今回の選挙結果は、振興予算などで基地の受け入れを迫った政権に明確な反対を突きつけたことを意味するので、今後の移設作業が遅れる可能性もありますね。

地元の反対を押し切って工事の着工を行えば、移設反対派との間でブツカリ合いが起こり、けが人が出る恐れもあります。

そうなると、移設工事どころではなく、沖縄の米軍基地の存在意義が問題となってきますので、安倍政権も強気で工事を強行するのを躊躇するのではないでしょうか。

どうやら自民党は、沖縄県の民意を読み違えたようです。

今後、沖縄県知事、沖縄県の自民党国会議員は、公約違反の責任を追及されることになります。

沖縄基地移設問題から目が離せませんね。








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