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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

101歳の医師

2010-08-03 09:50:43 | Weblog
報道ステーションの特集で、「中国に生きる101歳の日本人医師 」を放送していました。

素晴らしい日本人がいると、感動を覚えました。

この方、山崎さんは、中国・山東省で約60年間、診察を続けています。
山崎さんは、日中戦争が始まった1937年に、歩兵連隊の一員として中国に渡りましたが、戦争の残酷さを目の当たりにして脱走を決意します。

その後は、物乞いをしながら生き延びました。
終戦後、戦争への後悔と日本人の自分に食べ物を与えてくれた中国人に恩返しがしたいと医師になることを決心し、数年に及ぶ猛勉強の末、山崎さんは医師になり、小さな診療所を開設しました。

文化大革命等で迫害を受けるなどつらい時代もありましたが、貧しい患者から治療費を取らず、奉仕の心と医師としての技術が認められ、現在は、“世を救う100歳の神の医師”と呼ばれています。

戦後65年、激動の中国でただ一心にその身を捧げてきた山崎さん、亡くなった後の自分の体は献体するそうです。
徹底的に中国に尽くすその姿勢、日本人の一人として頭が下がります。

大臣、政治家、官僚、企業の経営者等が勲章をもらって得意顔をしていますが、人間的には山崎さんの方が格段に上ですね。
本当に素晴らしい人は、一般人に多くいるということが良くわかりました。

勲章を辞退するような人間にならないといけませんね。

報道ステーションも、なかなか良い番組を放送しますね。
ねじれ国会のドタバタや政局を報道するよりは、このような良質の特集を組んで欲しいものです。

他のテレビ局にも期待したいのですが、無理でしょうね。



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