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熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

シンポジウム

2008-11-28 21:33:30 | Weblog
米国法律事務所が協賛するシンポジウム2008「アメリカ知的財産権法の最新情勢」に参加してきました。

この法律事務所が主催・協賛するシンポジウムは、講演内容・講師のレベルが高くいので、毎回参加しています。

今回のテーマは、「セッション1:パテント・プールと標準化に対する独禁法の影響」「セッション2:アメリカ特許法の最近の発展」です。

セッション1では、「パテント・プールと標準化に対する独禁法の影響」と「標準規格における必須特許の実施:FRAND義務の境界線」の2つの講演と、パネルディスカッションが行われました。

セッション2では、「最高裁と連邦巡回区裁判所の相互作用」「Quanta Computer対LG Electronics Inc.事件と国際的な特許消尽」「特許の保護対象となるプロセス Bilski判決の影響」「国際的視野から見た日本特許法の発展」の4つの講演とパネルディスカッションが行われました。

セッション1,2ともに、私が興味のあるテーマで、大変参考になりました。
両セッションともに、12月の講演会に役立つ内容で、早速取り入れることにします。

セッション2のアメリカ特許法の最近の発展から感じたことは、アメリカにおける特許権者の保護が行き過ぎたので、少し保護を弱めているように思えます。
今後の判決の動向が注目されるところです。

今回のシンポジウムの会場は、汐留駅に隣接する東京コンラッドホテル内の豪華なパーテイールームで、参加者は300人を超えているでしょう。
休憩時間には、飲み物とクッキーが出され、参加費は無料です。
人ごとながら、開催費用はいくらかかっているのか、法律事務所は採算が取れるのか等々、心配になります。
もっとも参加者にとっては、ありがたい企画ですが。

今後も興味のある企画を期待しています。




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