抗がん剤治療が終了してから9か月後の2018年8月21日、がん専門医のところへ行き、いつもの血液検査を受けました。
血液値に異常なし。
その後超音波検査室に回されて検査を受けました。ここで超音波検査を受けるのは初めてのことでした。
結果は「再発・転移の気配なし」。
「胆石あるけど、痛くないの?」と聞かれたくらいです。小さい胆石があることは、去年の7月に子宮体がんの摘出手術前に撮ったCTですでに発見済みでしたが、幸い「ただあるだけ」の状態が続いています。
今回の受診ではこれだけでした。担当の医学教授は胆石の件を除いて「様子はどうか」みたいなことは全然聞いてくれませんでした。まあ、実際私も特に話すようなことはないので、たとえ聞かれたとしても「何も問題有りません」しか言うことなかったと思いますが、それでも全然聞かれないというのはなんというか、必要なやり取りを省略された感じがしないでもないですね。
閑話休題。
次は、11月にまたCT撮影が予定されています。CTはボンの放射線科ネットワークのうちの1つである「Haydnhaus(ハイドン・ハウス)」というところで撮影します。
このネットワークは正式には「Gemeinschaftspraxis für Radiologie und Nuklearmedizin(放射線医学と核医学の共同診療所)」といい、7か所の診療所が一括して予約管理を行うようになっています。このため、個別の診療所に連絡をとることができず、共同電話番号にかけて、自宅近くの診療所の予約を取ることになります。主治医などからの紹介状が必要です。
私の場合、その予約はがん専門クリニックの事務方が代行してくれます。
妙なシステムだと思います。患者にとっては一か所で済ませられない煩わしさがありますが、診療所同士が緊密な連携をすることで情報の流れが最適化され、2重検査などを回避する一方、医師チームの学際的協力によって様々な症例や疑問に対応できることがネットワークの趣旨のようです。