懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

2016年茅葺写真展 屋敷林 その1

2016年12月16日 | 2016茅葺写真展
屋敷林と茅葺民家のある風景を探し求めている。

屋敷林や高い生垣の風景は日本中探せば各地に残る。
しかし、茅葺民家との組み合わせとなれると平成の時代には厳しい。

それでもそんな風景を探している。
屋敷林は風雪の厳しい場所が多い。
しかし、津軽地方は風雪がすごいが余り発達していない。
津軽は家々が寄り添うように集り集落を形成している。
新潟の広い田の平野部も集落は一か所に寄り集まっている。
厳しい風雪の暮らしは助け合い励ましあいの生活をしないと個人では厳しい。
今は車や除雪車や重機がある時代だから町や市が援助してくれる。

集落の形成にも土地土地の暮らしがあったのであろう。
民家が一戸一戸離れて暮す散居村は風雪を防ぐために家の西北部を屋敷林で囲む。
屋敷林には柿などの果物も植え枯れた葉や枝は燃料にする。
地方によって植える樹木も違う。常緑針葉樹が多いが落葉樹や常緑照葉樹のところもある。


写真は山形県長井市、置賜地方は散居村になっている。隣の家まで100メートルは離れている。敷地はどの家も一反はあろうか 杉の屋敷林が神々しくもある。神ってるというべきか