懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 モノクロ 岡山県新庄村の民家

2017年08月31日 | 茅葺き民家

毎度、暗い痛んだ茅葺民家の写真を投稿しています。
レトロ好きは見てくれるが興味がない人には面白くない写真である。
こんな壊れるもの懐かしい物。レトロなものしか撮って来なかったので仕方がない。

綺麗な物には目がいかず痛んだ物や古ぼけたものにばかり目が行く。
この民家の蔵の壁も傷みが来ている。
古ぼけた物ばかりを撮ってきた人生だった。
それが個性で良いと思う。
ガソリン代と時間を使い各地を走り回った結果でもある。

日本茅葺紀行 NO,388 津軽の民家

2017年08月30日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 青森県弘前市

岩木山神社の隣の茅葺民家
その周辺にも何軒か茅葺き民家は有ったが今はどうか
この茅葺民家の隣は空地になっていて車を横付けして撮影した。

車椅子では階段段差があるので神社仏閣温泉には立ち寄る事がない。
無宗教で何かあっても助けてくれない。それでも図太く生きている。
岩木山の祭りは各集落から神輿や山車がでて岩木山神社を目指す。
NHKのテレビ小さな旅でも放送されたしyouーtubeでも見える。

ここから少し走ったところに嶽(だけ)温泉というのがある。岩木山の登山口近くである。
そこのトウモロコシが大変甘くて美味しいそうだ。昼夜の温度差があり甘いそうだ。
それを買うのが目的で夏場は人が大勢買いにくるそうだ。
ここでは嶽きびとトウモロコシを呼んでいた。

トウモロコシはいろんな呼び名がある。
食べ物は伝搬された地名が付く事が多い。
トウモロコシも唐(とう)と唐土(もろこし)
どちらも中国をさす言葉だが唐土は遠い外国の意味もある。
関西ではナンバとも唐キビともいう。ナンバは南蛮からきているそうだ。


私の昭和鉄道遺産 その41 切り取りデフ

2017年08月29日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山陰線 京都府福知山市

D51499は福知山機関区の配属でデフレクターを改造しているので普通のデフより目立って見える。
鳥取県米子市の後藤工場で改造されているので後藤デフと言われるそうだ。
撮影していてよかったと思う。
D51は沢山いたので撮影していないのがあったとおもう。
先の事は分からないのでとりあえず機関車はすべて撮る。
古い懐かしい建物や施設もすべて撮る。整理は後から考えるでもよかった。

定年後、時間はいくらでもあるが身体の自由がきかないどこにも撮影に行けない。
若い時に一杯撮っていたら定年後も楽しめる。

化学肥料には害があるのか

2017年08月28日 | 日記
化学肥料には害があるのか

野菜の産直市に行くと有機肥料、無農薬と書いてある。うちは高くても有機無農薬の野菜しか買わないという人がいる。
化学肥料は大量に使われているが化学肥料使用などと余計な事は書くと売れない。化学肥料は害があり有機肥料が旨いと刷り込まれている。
何で化学肥料は嫌われたのか、昭和40年代は公害の時代だった。
有吉佐和子の複合汚染がベストセラーになった。人が作り出した物には害があり自然の作り出すものは害がない風潮が生まれたのか。
化学肥料が誕生して110年、これだけの人口増加の食料を支えたのは化学肥料である。単位当たりの収穫量を上げたのは化学肥料でもある。
化学肥料に害があるのならこの長寿命化はなかっただろう。

化学肥料は害があるのか・・・害はない。
ただし化学肥料だけでは土地が痩せるので腐葉土、堆肥などの有機物との併用が望ましい。何でも使いすぎは害が出る。

1.化学肥料とは何か
窒素。リン酸、カリが植物の三要素、石灰を加えて四要素ともいわれている。・
リン酸とカリは鉱物で化学肥料と言われていても自然界で作り出されたものである。リン酸は海鳥が魚を食べて堆積したものだ。資源が枯渇されると言われているが動物の骨、骨粉があるので枯渇の心配はないと思う、人骨も使えば肥料になる。カリは凍結防止に使われる塩化カリウムのように採掘された鉱物である。
窒素肥料(硫酸アンモニア、硝酸アンモニア、尿素)だけが人間の作り出したものだ。
化学肥料の無い時の窒素肥料は尿や人糞や家畜の糞だった。
窒素肥料の成分はアンモニアである。地球の自然は完全リサイクルの世界である。水も空気も生物も再生されて何億年も繰り返された。地球を卵にたとえると殻の部分に水と空気が存在し生物が生存している。
人も動物もタンパク質が分解され尿にアンモニアとして排出される。それが植物や野菜の窒素肥料となった。油粕や鶏糞にぬかをまぜ水を加え発酵肥料を作るときに発酵熱で温度が上がるとアンモニア臭がして近所迷惑な悪臭になる。
人も動物も自然界も分解は化学工場なのである。
アンモニアの製造は1906年ドイツで始まった。アンモニアは平和な時は肥料、戦争になると火薬の原料になる。アンモニアの製造が始まる前は白川郷などでは人の尿からアンモニアを抽出し硝酸と化合して硝酸アンモニュームから火薬を造っていた。
アンモニアの化学式はNH3で窒素と水素の化合物である。窒素1、水素3の割合で化合される。
窒素は空気中に78パーセントと大量にあるが抽出が難しい。酸素や他のガスを分離して純粋の液体窒素にする必要がある。液体酸素はマイナス183℃ 液体窒素はマイナス196℃とわずかに13℃の差で分離しないといけない。
水素はメタンガスから抽出や電気分解の水素を使う。気圧200キロ
温度500℃の高温高圧化で合成させる。アンモニアの製造は技術力のいる工場である。

2.植物はどのように栄養を根から吸収するのか

資料を読むと植物が根に吸収できるのは水に溶け込んだ陽イオン陰イオンになった状態でないと吸収できないだそうだ。
有機肥料をやってもアンモニアの化学物質になり水に溶け込み窒素と水素に分離した状態になり始めて吸収できるのだ。有機肥料をやろうと化学肥料やろうと同じ事なのだ。化学物質にならないと植物は吸収できない。化学肥料は播いて水をタップリやれば水に肥料が溶け込み吸収できるので効きが早い。有機肥料は播いてもアンモニアに変換してから水に溶け込み肥料になるので遅効性である。

3.有機肥料は安全?

有機肥料が優位に見えるが本当に安全か
我々の子供の頃は人糞や尿を肥料に使っていた。金肥と呼ばれ農家が人糞を買いに来ていた。我々世代は腸に回虫などの虫がいた。学校で虫下しを定期的に飲まされた。 余談だが腸に虫を飼っていた世代は花粉症にならないそうだ。・.

牛や馬や動物の腸にはO-157などの多様な腸内細菌がいる。
腸内細菌がどこで発生するのか突如と発生する。
レタスや大根など生で食べる野菜は有機肥料では育てるのは嫌だった。大雨が降ると葉の裏には肥料が飛び散る
深く元肥には有機物も入れるが表面は化学肥料が安全だ。

鶏糞などの有機肥料だと病気になる植物がある。
ネギや玉ねぎ、ラッキョの類は成長期に上に追肥で播くとベト病になり全滅する事がある。追肥は化学肥料が安心

有機物の入れすぎはミミズの増加でモグラの被害やコガネムシの幼虫で育たない。






懐かしい物 畚(ふご)と芋

2017年08月28日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県岡山市

茅葺き民家を撮影にお邪魔すると家の周りや玄関に置かれているものにも目がいく。
ふごに収穫したサツマイモが入っている。ふごは自分で編んだのだろうか
子供の頃に農家の庭先で見かけた風景にシャッターを切った。

茅葺の写真を撮るのが目的だが子供の頃の光景や昭和の風景を追い求めている。

懐かしい物、消えゆくもの、昭和のノスタルジーをキーワーで撮っているように思う。

玄関の障子の引き戸も懐かしい。
つっかえ棒で開かないようにしていても泥棒には入りやすい戸である。
日本の民家のセキュリティはそんな悪い人はいないが前提になっている。

茅葺き民家 モノクロ 斜面に建つ

2017年08月27日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県奈義町

山間地に行くと山の斜面を石垣を築いたりして建物を建てる平地を確保している。
山間の僅かな平野は耕作地の田や畑である。
自分たちが食べる食料の生産と余剰米は現金にする。
畑は山の斜面を耕し自給自足していた。
建物を建てたり茅の葺き替えは村の共同作業で貯蓄のないのをみんなで補った。
農業や漁業は共同作業が効率的で良かった。

人間の長い歴史は餓えずにいかに暮すかであった。
嫁を貰い家庭を持ち家族が増えていき一生を終える者はよかった。
これだけ豊な現在でも結婚もできず貯金も持たずの明日が読めない人が大勢いる。
この民家を撮りながらこの家の人々はどう生きてきたのかと思いをめぐらす。
カメラを持って茅葺を撮るだけではいけない。みんなその地でどのように暮らし生きてきたかを知ることである。

日本は災害の多い国だ。地震、台風、集中豪雨や豪雪
斜面の土地に300ミリ以上の大雨が降れば土砂崩れや河川の増水の被害で家や人が流される。
日本で住む以上は災害は避けられない。被害を最小限にするのと早期避難、二次災害の防止であろうか

ポーランドは90%は平野で山がない。
山がないのは地震が起きない事でもある。
平坦地だけに外国の侵略を受けてきた。

その点、日本は四方が海て外国からの侵略をほとんど受けなかった。
海があるために海運で石油や食材を安いコストで各国から購入できる。
水道水が飲める国であるし水も豊富である。日本のいい面もある。


蒸気機関車 豪渓のカーブ

2017年08月25日 | 蒸気機関車
伯備線豪渓駅過ぎてのカーブは上り線の撮影はいい撮影場所だった。

撮影帰りの客車が蒸気機関車だったのでデッキから撮影。
客車から撮ってもいいことない。やはり走行してくるのを待ち構えて撮るのがいい。




懐かしい物 少年と犬

2017年08月24日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市天城

私の住むところから3キロほどの天城の古い街並み。
今も道が狭く古い家が残る。
それでも少しずつ姿を変えて本瓦葺きの民家は淘汰されている。
古い民家の前を少年の自転車がは走る、それに一生懸命に犬が付いていく。

犬は子供であれ従順だ。赤ちゃんの弱者でも攻撃しない。

少年は犬と遊んだ事を記憶しているだろうか、犬との接し方を学び犬との別れも体験するのだろう。人間は犬の4倍以上も生きる。
一生のうちには何度も動物の出会いがあるだろう。

茅葺民家  モノクロ 縁側の猫

2017年08月23日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧加茂町

冬の寒い日、縁側で猫が日向ぼっこをしていた。
家は挨拶に行ったが不在だった。
家族が家にいない時は外に出されるのかとおもったら障子に出入り用の破れがある。

昔の日本は障子のまま戸締りもしない。
セキュリティはレベルは低い。

中国の民家など窓には鉄格子が入っている。
ガラス窓だけの日本民家だと泥棒はいくらでもできるという。

今までは日本人の道徳心の高さで犯罪も抑えられたと思う。
外国人が250万人も住んでいる現在はそんなわけにはいかなくなった。

茅葺き民家の基礎も石の上に柱を建てただけである。
あれで地震の揺れでも基礎がずれる事がないのか心配になる。



日本茅葺紀行 NO,386 三刀屋の民家

2017年08月22日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 島根県雲南市 (旧三刀屋町)

NHKのスペシャル番組を見ていた。一年位い前に放送された。
過疎化や高齢化の進む地方市町村の取り組みの番組だった。
それに雲南市三刀屋町の取り組みが紹介された。
そこに茅葺民家がでてきた。
地域の取り組みは元気な高齢者が水道の検針や動けない老人の様子見や相談援助を受け持つものだった。
地域の名前は出てきたが私は訪れていない民家だった。三刀屋には何度も行ったがすべての道を走ったわけでもない。
東北で茅葺民家を撮っている人が航空写真やストリートビューで茅葺をさがしてくれた。
三刀屋に15年ぶりに行ってみた。民家の茅はかなり痛んでいる。

三刀屋には最初に行ったのは桜見物だった。国道54号線沿いの川沿いに何キロも桜並木が続く。植えられて30年くらいで立派な桜並木、田舎なので駐車するところや座るところも十分ある。
近くにいた地元の人に三刀屋の茅葺民家の所在を聞いた。まだあるようだ。それがきっかけだった。