台風19号の疑問
毎年のように災害に見舞われる日本。高齢化、人口減少の日本にとっては災害復旧が財政の重荷になる。老人にとっても老後の資金が災害復旧に使わないといけない。
地震、集中豪雨、台風災害の多い国に生まれたものだ。韓国など地震や台風に対して日本が楯になり防いでいる。今度、理不尽な事で韓国がイチャモンをつけて来たら、台風や津波から韓国の楯となり守って来たかと言ってやろう。
災害と犯罪は人生を生きるためには命と財産を失わないために知識と判断のために欠かせない。災害は人生そのものかも知れない。災害を風化させないように記事をスクラップして残す、ビデオで放送を録画し永久保存する。昭和49年の多摩川の氾濫で19戸の民家が流された映像は我々世代の記憶に残る。これを映画のワンシーンのように見るのではなく、自分の問題として災害から学ぶ事が必要に思う。
さて今回の台風19号は、こんな大きな災害に発達するとは思わなかった。
雨よりむしろ風を心配したが41m/sで収まった。
私は国土交通省の「川の防災」の画面を見ていた。
雨量 2.川の水位 3.川の様子が映像で見える。これを見ている人は多い。
台風19号が伊豆半島に上陸した夕方になると、このサイトはアクセスが集中してダウンしてしまう。そのサイトは翌日までアクセスできなかった。
箱根や伊豆半島や奥多摩、埼玉の山間部は600mmを超す大雨で甚大な災害になると思われた。関東に上陸したら偏西風に乗り足早に太平洋に抜けるだろうと考えていた。
しかし、翌日になり大きな災害になっている。特に東北や長野がひどい。
そこで疑問に思ったのは、何であの程度の雨量で堤防決壊をおこしたのであろうか
(私の概念では250mmを超えると堤防は決壊する)
二日前に職場のOB会があり長野の小諸から参加の人がいたので聞いた。私はその人の家に旅行で立ち寄った事がある。浅間山の裾野で標高もあるので水害は全くなかった。標高の低い上田の町は床上浸水の家が多かった。
雨は本降りだったが避難のレベルでは無かった。しかし、風は35m/s位吹きリンゴは落下や傷ができたと言っていた。長野から足は何できたのか聞いたら北陸新幹線は全面運休と思ったが東京と長野は正常に運行しているのだ。
テレビでも放送されていたが流域面積が広く全域に150mm位、降ると流れが緩く水もはけず本流で洪水を起こす。流域型洪水と呼んでいた。
東北の洪水は西日本の豪雨とまるで違う。西日本は土石流や流木で命を落とす事が多い。今回の東北は土石流を起こす雨量(450mm以上)でない。
東北の川は阿武隈川も北上川も南北に流れている。
台風は伊豆半島から北上して行った。上陸する前から東北には雨は降り続け阿武隈川の流域に沿って北上したのだ。土石流を起こす雨量でなくても全域で150mm降れば洪水を起こすのだ。そうして雨が止んだからと自宅に帰り被害に遭った人もある。降雨と洪水にはかなりのタイムラグがある。
東北の阿武隈山地、北上山地、奥羽山脈は南北に延びている。
東日本大震災の後に東北の活断層を見たらすべて南北に並んでいる。大きな地震の都度、日本海溝に引っ張られているのかと思う。これが山脈や川の地形になっているのかと思う。