懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺民家 ランドマークのある家

2019年08月19日 | 温泉
撮影場所 京都府南丹市
横浜にランドマークタワーというのがある。
ランドマークは町の景観の目立つ存在の建物を指すそうだ。
茅葺民家のあるど田舎では目印はほとんどない。
大きな松のある家を一本松とか神社前とか半鐘下とか集合場所を決めていた。
この民家も家の目印に松や杉を植えたのであろう。

懐かしい物 原付がノーヘルだったころ

2019年07月31日 | 温泉
撮影場所 岡山市庭瀬
過去に撮影した写真を30年ぶりにスキャナーで電子化して見て新しい発見がある。
原付でもバイクはヘルメット着用が常識と思っていた撮影した当時はノーヘルでも問題なかったのだ。
しかし、カブ号でもスピード違反覚悟で走れば60km/h以上でる。
ノーヘルで頭を打ち亡くなった被害者もいたのであろう。
原付にヘルメットが着用義務になったのが1986年だそうだ。
随分遅かった。
大型二輪にヘルメットが義務付けられたのが1965年昭和40年だそうだ。
名神高速道路も開通してノーヘルは怖い。
お坊さんもお盆前の読経に回っている忙しい時だ。一日に5軒6軒は回るようだ。
こんな風習は都会の真ん中ではどうしているのか昔からの家は伝統を守っていると思うが

懐かしい物 地蔵

2019年04月14日 | 温泉

撮影場所 徳島県石井町

茅葺き民家の裏に回れば地蔵があった。

ブロック塀でなく生垣だったらもっと良かった。

地蔵があるには何らかの理由があろう。

そんな庶民の歴史は何も残っていない。

洪水で犠牲者がでた。疫病や飢餓、戦で戦死、争いや一揆の犠牲者、行き倒れの供養 弔いや再発防止や戒めで建てれたものだろう。

建てるにしても石屋に掘ってもらうのに金も掛かる。これを誰が負担したのか

日本各地には数多くの石仏や石碑が残る。地蔵や石碑には庶民の災害や争い苦悩の歴史が残されているように思う。


茅葺民家 山沿いの道

2018年09月27日 | 温泉
撮影場所 島根県旧仁多町

山際に道がある。
農作業などに使う道であろう。
人が歩けば道になる。歩かなければ草が生えやがて草叢になり自然に還る。
道は人々の生活の跡である。
道の向こうに茅葺民家、こんんな風景を見た人が小学唱歌の歌詞を思いつくのかと思う。

こんな山際の斜面には山野草があったり山菜が生えている。
今頃ならキツネのカミソリや彼岸花などが咲いている野菊の類も咲いている。
野菊と片付けているがみんな名前が付いている。野菊と呼ばれてものが何種類もあるのに気付く。花の色や形、背丈や葉の形状かが微妙に違う。リンドウと桔梗は自然の草花にしては立派な花である。

蒸気機関車 日豊線佐土原

2018年07月19日 | 温泉
C57が客車を牽引して宮崎に向かう。
土盛の線路になっている。今は都市近郊はコンクリートの高架が多い。
土盛りだと車の通行の障害になる。

土盛りは大雨には弱い。西日本豪雨のように400mmを超えると土留めが崩落、鉄橋や線路の流出、冠水.山の土砂崩れがあり長期間の不通となる。
山陽線の幹線でも広島県では復旧に11月までかかる。それまでは部分運行だ。
呉線沿線はもっとひどいであろう。かって蒸気機関車を撮影に行った地名小屋浦などが沢山でてきた。
貨物は山陰線経由で運行するのだろうか 電化していないし単線の区間も多いので輸送量がぐっと落ちる。

懐かしい物 茅干し

2018年06月26日 | 温泉
野山で刈ってきた茅を干す準備をしていた。
茅は一般的にススキ(薄)といわれている。
秋に白い穂のでるものはススキとよばれている。
紅葉をモミジというように

そんななかでもススキは何処にも生えているし縄文時代から屋根材としてつかわれてきた。
キツネの尻尾に似れているので尾花の別名もある。
人間の生活に切り離せなかったので秋の七草に入っている。

茅を束ねて春まで乾しておく。
人か作業しているのにカメラで撮る人間は迷惑な存在だ。
随分迷惑を掛けてきたと思う。
人生は恥の上塗りのようなものだなあ。

日本茅葺紀行 NO,450 福島県南会津町

2018年06月05日 | 温泉
南会津町は栃木県に隣接していて日光から鬼怒川温泉の横を通り南会津町にいける。
家内はテレビのサスペンス劇場が好きで殺人事件のでてくるのをみている。
サスペンスの影響か家内に殺される夢を2回見た。
介護の手間は掛かるし役に立たないオヤジ、殺されかかり目が覚めた。

鬼怒川温泉殺人事件という番組もあった。
ここで撮影したのだなあと温泉街を走った。
私は車椅子のため温泉にはここ10年は入っていない。
家内に温泉を勧めたが午前中に入ると運転が眠くなるので入らなかった。

鬼怒川から南会津町に掛けての山には広葉落葉樹が多い。
秋には紅葉が美しいであろう。
私の住む所の紅葉などしょぼいところが多い。
死ぬまでにもう一度東北の紅葉を見て見たいものだ。

南会津町には茅葺き集落がいくらかある。
この集落も何軒かまとまっている。
みんな大きな家だ。バブルの頃に欧米人がやっかみでエコノミックアニマルとかウサギ小屋と酷評した。日本も田舎の家は大きい。

懐かしい物 炭焼き風景

2018年02月04日 | 温泉
撮影場所  岡山県旧旭町

カメラを持ち走ったことのない道を訪ね歩く。懐かしい風景に出会えばシャッターを押す。
炭焼き小屋がありここで炭をやいている男性がいたので撮らせてもらう。
くぬぎやナラを原料にするが家庭でバーベキューにする炭なら建物の廃材で十分だ。
杉でも松でも木には違いない。建築廃材でも炭はちゃんとできる。
子供の頃は炭や豆炭練炭の時代だった。換気をしないで一酸化中毒で毎年犠牲者がいた。

炭は長い時間かけて加熱して蒸し焼きにする。酸素を多く入れると燃えだすので最小限にする。
木の水分や水素が燃え炭素だけ残った状態が炭である。

地球が生まれた時は大量の炭酸ガスに覆われていた。
炭素から生物が生まれ動物や植物が生まれた。
生物の根幹は炭素であり地球上の炭素は次の命にリサイクルして使いまわしている。

化石燃料を使い過ぎてCO2が増えて地球が温暖化するというがどうか炭酸ガスは植物動物も育てるが海のサンゴ礁や貝や魚にも必要である。陸上も海中にも吸収する力を持っている。


日本茅葺紀行 NO,373 洗濯物のある風景

2017年06月21日 | 温泉
撮影場所 京都府旧美山町


美山町の南の端の集落、集落というほど民家はない。
点々と民家が残る峠を越えると京都市の広河原だ。
美山町の北地区のような喧噪も賑わいもない。
車も通らない静寂である。動物の天下の地域である。

杉の木の幹にはビニールテープを巻き鹿の角砥ぎで樹皮が剥けるのを防いでいる。・
各所に猿の捕獲用の檻がある。
餌は玉ねぎ一個、あんな苦い物を食べるものだ。

猿は軒に吊るしてある玉ねぎも屋根から手を伸ばし盗って帰るそうだ。
犬猫は玉ねぎやネギを食べさせると血栓ができるので与えない。
人間は玉ねぎが血液をサラサラにするという。
こんなの何が本当なのと考え込んでしまう。

女性が草抜きをしていたので写真を撮らせてもらう。
一人住まいだそうだ女性の一人住まいは物騒なので男物の作業服も一緒に干す人もいる。

これを撮影したのはフィルムカメラの時代
もう随分行っていない。この民家は今も残っているか山間部の集落は人と共に民家も姿を消す。人の記憶と映像だけが残る地域もこれからはでてくるだろう。

2016年 茅葺写真展 小屋も茅 その5

2017年04月03日 | 温泉
撮影場所 茨城県旧八郷町

八郷町は標高が300メートル程度の台地にある。
そんな台地に茅葺き民家が50軒ほど点在する。
それもどの家も敷地と民家が広い大きい。
前の町長の家も茅葺で茅葺民家マップを作った。
住所氏名が実名で入っている。
個人情報の規制になる前に発行された。ネットで検索するとその地図がでてくる。


西日本の茅葺民家に比べると倍ちかく大きい。
東北の民家も大きい。
土地が広いのが民家の広さにもなているのか。

関東も茨城、千葉、群馬は広い土地に民家が立っている.
屋敷林もあるので一反以上の敷地である。
50坪くらいしか買えないサラリーマンにしたら情けない限りである。
それでも山間部を撮影に歩いていて地元の人と話をしているとセカンドハウスに土地を買わないか一反30万円と言われた事がある。

写真の民家は江戸時代に建てられたようだ。造りの古さが近くにいくと分る。
長屋門があり茅葺だ。
子供も同居か自転車もあり洗濯物が多い。