懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物  恥ずかしい!!

2018年01月31日 | 懐かしい物
撮影場所 島根県旧仁多町(現在 奥出雲町)

茅葺き民家を求めて一軒一軒訪れていた。
話相手になってくれる人ばかりでない。頭ごなし拒否されたり撮らせてくれない家もある。
それでも一軒一軒訪れて撮らせてもらっていた頃は楽しかった。

一軒一軒対応が異なる。話の切り出しも違う。人間は人との対応や対話で利口になっていくように思う。茅葺き探訪をやっていなかったら車椅子になった今、惨めな老後をおくっていたと思う。

茅葺き民家を訪ね女性に写真を撮らせてと依頼したら恥ずかしいと家に隠れた。
何とか外に出てもらい撮影させてもらった。

玄関の入口に神社のお札を飾っている。
茅葺き民家を訪ねるといろいろな物をかざってある。
健康長寿、家内安全、繁栄を願ったものが多い。

マンネンタケやサルノコシカケのキノコ
米寿の手形、杓文字、鯉やブリの尻尾
神社や寺院のお札  
旅は各地の民間信仰に出会える楽しみもある。


茅葺き民家 京都府旧京北町

2018年01月30日 | 茅葺き民家
京北町(けいほくちょう)は現在、京都市に編入されている。

隣の美山町と同様に入母屋の端正な茅葺きに出合え感動するところである。
山際に茅葺き民家と土壁の倉を持つ家があった。
最近の新建材を使わず茅と板と土と石の民家だなあと思った。
在来工法で補修となると金が掛り職人もいない。取り壊して作り直した方が安くつく。

京北町弓削に茅葺きの民宿がある。自分も育ち親が管理していた茅葺き民家を民泊用に改装している。そこへインバウドの外国旅行者の増加で95%が外国のお客さん
何度もテレビで放送されていたのを見た。ご主人が商社勤めで語学ができきるのも人気がある秘訣、翌日は隣の美山町の茅葺き集落に案内する。

外人も観光地ばかりでなく日本人の暮らしを見て見たい人がふえている。
茅葺きは世界各地にあるがアメリカ、カナダには茅葺きにはない。

日本茅葺紀行 NO,424  山形県大蔵村の民家

2018年01月29日 | 日本茅葺紀行
大蔵村の名は冬場耳にする。豪雪地帯で積雪量の多さで青森県の酸ヶ湯とともに名前がでてくる。
もう三メートルは超えている。気象情報や災害事件、旅番組でも行った事のある場所がでてくると老人の脳は活性化すると思う。
介護の若いスタッフには出身地を聞くことにしている。彼女は島根県浜田市出身で浜田高校を卒業していた。浜田高校と言えばソフトバンクの和田投手、楽天の梨田監督の出身校、先輩に有名人がいれば鼻高々なようだ。高校野球の事も関心を持っていれば役に立つ。
佐賀県の唐津出身者の女性とは呼子の朝市、虹の松原などを話し佐賀の方言の「この席とっとっと」で盛り上がる。この席はとってあるのと聞いたら「とっとっと」と取ってありますよと返事する。佐賀県の方言の面白さも話題になるものだ。

歳を取って何歳になっても関心を失ってはいけないと思う。地名や観光地、食べ物に今の時代は情報が多く知らない事だらけ
わろてんかに出ていた松阪桃李の桃李にどんな意味があるのか初めて知ったわ。

大蔵村は山間地にある肘折温泉まで茅葺き民家を探す。数軒の茅葺き民家を発見する。
肘折温泉付近は5月でも深いところは1mの雪、山の中に温泉街かが残る。
家内が温泉に入っている間に車で昼寝する。


私の昭和鉄道遺産 その59 C55とターンテーブル

2018年01月28日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 鹿児島県 肥薩線吉松

C5534は門鉄デフでC55型 プレートには型式も入っている。
こんな機関車は保存してほしかった。
昭和46年8月に休車になり廃車解体されている。
ターンテーブルに乗っているのを撮影している。
機関車にターンテーブル、無蓋車や客車が一杯いたのだ。昭和の風景である。
これは中判で撮っている。中判ではフィルムが惜しい。35mmのカメラで貨物や客車も撮っておきたかった。

各機関区では機関庫や給水給炭、給水塔、灰の掃除、点検、機関車の並んだ光景を撮っておけばよかった。
駅では何を撮る、踏切ではどこで何を撮る。風景では何と一緒に撮る。
撮影しながら構想も持っていないといけなかった。

懐かしい物 お婆さんは柴刈りに

2018年01月27日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県旧旭町

山間部の棚田地域、平野はなく田はすべて棚田の土地だ。
こんな地域が暮らすのは一番厳しい。
将来の展望が見えない。
若い人はでたらそのまま都会暮らし。
故郷に戻る事はない。

茅葺きと棚田を求めて何度も訪れた。
そんな茅葺き民家も姿を消して棚田の耕作地も草に覆われている。
この土地も自然に還るのであろうか

草を担いだお婆さんに出会ったので話をして撮らせてもらった。
桃太郎は柴刈りに行くのはお爺さんでお婆さんは川に洗濯にいく話だった。
大正5年生まれといった。自分の母親と同じだ。
背負っている柴は何に使うのであろうか風呂の焚き付けか野菜の根元に置くのか車が来たので乗ってきた来た車を移動しないといけない。
車が一台通れる細い道だった。
棚田に杉を植えているそうだ。町から杉苗を無料配布されている。
杉は挿し木で簡単に増やせる。

もう一度、山間地がどうなっているか見て見たいがカメラに残すものは無いように思う。ガソリンを使って時間を使って行くことはないかと思う。

茅葺き民家 福島県旧伊南村

2018年01月26日 | 茅葺き民家
曲り屋の民家、東北で曲り屋を初めてみた。母屋と家畜小屋や倉庫が一緒の建物になっている。
私の住む地域には全くないタイプの民家である。
雪の多い地域では家畜も寒いので家事や囲炉裏の暖気がいくような造りになっている。
冬場は雪で屋外で作業ができないので作業ができる場所でもあった。

昔の冬の生活は寒くてたまらなかった。
雪の降る北国はもっと寒かったであろう。
年寄りは暑さと寒さに弱い。エアコンの効いた部屋てで生活すれば5年10年長生きする。
囲炉裏と掘りごたつの生活ではたまらない。

昭和50年代に会津地方を撮影したアマチュア写真家が東京にいる。
東京から車で休みの都度に通い写真を残している。
昭和50年でも懐かしい映像が一杯だ。ネットでも見られる。
自分も生きて来た時代である。家庭を持ち子供ができた時代で子供と遊ぶのが優先であった。
それでも遊びのついでに茅葺き民家や田舎の風景は撮れたと思う。

しかし、遠く過去に過ぎ去った時代である。


草津白根山

2018年01月25日 | 日記
白根山で水蒸気爆発があり死傷者をだす事故となった。
ライブカメラや個人のスマホやプロの撮影で状況が記録されている。
あの状況では恐怖で生きた心地はしなかったであろう。
御嶽山の水蒸気爆発といい観測点がありながら予知は難しいようだ。

白根山2160mは私のような車椅子の人間でも近くで見る事ができる。
国道292号線が2000m以上の高地を走っているからである。
かっては有料道路の観光道路が国道になっている。
国道292号は新潟県の上越市から長野県の志賀高原、横手山、白根山から草津温泉から群馬県の長野原に至る道路だそうだ。

私は茅葺きの写真撮影の傍ら二度訪れている。
一度は長野県野沢温泉から志賀高原、白根山、万座温泉から長野県須坂市に降りた。
もう一度は新潟県津南町から秋山郷から、志賀高原、白根山、草津温泉であった。

国道292号線は日本の国道で一番高いところを走っている。横手山と白根山の間の渋峠付近が2172mで一番高いそうだ。道路で高いのは乗鞍スカイラインのように三千メートルに近いところを走る道路もある。

火山は景観のよさと温泉があり人気スポットである。
どこの火山も道路を付けて火山が近くで見えるようにしてある。
国道292号と水蒸気爆発の地点は1.5キロしか離れていない。
火山の近くを走るのは覚悟していかないといけない。
国道292号線も火山の脆い石の上にアスファルトしてあるため崩落して補修している箇所あった。強い地震があると道が崩落し斜面に車が転落するだろう。

白根山から少し下がったところに万座温泉がある。プリンスホテルなど立ち並んでいるが今も蒸気の噴出と硫黄臭が強い。突然爆発はないのであろうかと思う。蒸気が噴出していれば圧抜きされで爆発にはいたらないのだろうか

シラネアオイという山野草がある。これが自生しているのは日光の白根山だそうだ。草津白根山は笹かトド松くらしか生えていない
シラネアオイ福島で一鉢500円で買ってきたが花を見ないまま枯れてしまった。
買う時に岡山では気温が高いので咲かないかもしれないと言われた。
私が見ている青森の人のブログには庭に植えているシラネアオイが沢山咲いていると投稿があった。
青森も夏は30℃を越えるであろう。

日本茅葺紀行 NO,423 秋田県旧矢島町の民家

2018年01月25日 | 日本茅葺紀行
矢島町は現在は由利本荘市になっている。
矢島町から鳥海町、羽後町に茅葺き民家が残るので何度も訪れた。
鳥海温泉の国民宿舎や由利本荘のルートインに何度か泊った。

秋田県で茅葺き民家を撮影してホーム―ジに毎月更新している人がいる。
現地の茅葺き民家を案内してくれた事もある。
東北で茅葺き民家を撮影しホームページを持っている人が何人もいて情報が得られて有難い。

矢島町の片中門の民家、重厚な造りだ。我々のところでは見られない民家だ。
山形ならば楽だが秋田となると二日掛かる。
人の世話にならないと行けないので再訪は厳しいか。


蒸気機関車 伯備線布原

2018年01月24日 | 蒸気機関車
有名な布原信号所

蒸気機関車が走っていた頃は大勢の人が訪れた。
トンネルの入り口が撮影ポイントになっていた。
最初は急な山の斜面に木の無いところで撮影していたが人が増えて山の木がなくなりはげ山になった。
来ているのは皆、男ばかりだった。男性のやることと女性のやる事が別れていた。
女子マラソンや女子レスリングや女子棒高跳びオリンピックの競技になった頃から男も女もやる事が変らなくなった。現在は不倫も女も負けず劣らず頑張っているなあ。

布原には三軒茅葺き民家があったが余り撮影していない。
写真は観察能力以上のものは撮れない。自分の思考力で限界がでる。
50年後時代どう変わるかこんなものはその内に消えると判断した者は撮るだろうし何も気づかない者は撮らない。

布原では鉄道友の会が作成した硬い紙の時刻表をくれた。
いままで捨てずに三枚のこしてあった。
ネットオーションに出品されていたので自分も売ったら350円で売れた。
タダのものが350円、金を出して買った三重連の記念切符は額面の半額にしか売れず。
切手も値上がりをしていないが45年近く持っていてもこれだ。
値上がりを期待して買ったのが見え空いている。人生は思い通りにいかない。



懐かしい物 野仏のある風景

2018年01月23日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県旧勝田町

日本にはいろんな民間信仰があり各地に石碑や石仏が残る。
大日如来や弘法大師などの仏教的なもの六地蔵やお地蔵さん
庚申信仰、道祖神、地神や田の神など各地の街道沿いや辻、集落の入口に作られた。

犬神、猫神、馬頭観音、牛や猿も神として崇められたのは面白い。

全国各地に残る石仏を撮っている人もいる。
灯篭や狛犬なども信仰の対象として各地に残る。
信仰心が薄れたといえ若いひとも石仏を求めて旅をする。
沢山訪れる外人にも日本の神や仏には共感するようだ。

茅葺き民家を撮りながら石碑や石仏があれば一緒に撮った。