懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

私の昭和鉄道遺産 その15 石炭列車

2016年12月08日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 筑豊線直方駅操車場

辛うじて石炭列車が残っていた時期である。
NHKの深夜のアーカイブで蒸気機関車の映像を流してくれる。
九州編では昭和47年でも若松港から石炭の積み出しの映像が流れる。
まだ九州でも炭鉱で採掘していた鉱山があったのだ。
映像はモノクロからカラーになっていた。

昭和45年になったらエネルギーは石油になっていた。
石炭は貯炭場が必要だし
貯炭場からボイラーへの移送、灰の処理も必要だった。
タンクからポンプで移送でき灰の処理の必要のない石油が便利だった。
家庭も薪や炭、練炭豆炭からプロパンガスに移行した。
北海道はストーブも石炭であった。今はほとんどの家が燈油である。

直方駅の広い操車場のヤード、標準レンズでは距離があり撮れない。
列車の行き交う線路を越えてヤードの中央部まで進んで撮影。
今ではレッドカードの違反行為
石炭列車をD51のナメクジタイプが牽引していた。

石炭列車やナメクジタイプが私にとって昭和の鉄道遺産だ。