懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

梅雨明け3日

2020年07月30日 | 日記
九州、四国、中國地方は梅雨が明けたと発表がある。
今年の梅雨は長かった。九州は2ヶ月近く梅雨だった。
梅雨入ると共に本格的な雨で、その後もまとまった雨だった。
野球に例えるならば、ボロ勝ちの降り方だ。
序盤、中押し、後押しで雨が降った。

天気にはことわざや言い伝えが多くある。そんな中から幾らかリストアップする。
1.梅雨明け三日
梅雨が明けても北の寒気が抜けきらず三日間は昼から雷雨になり易い。今日も山間地では積乱雲が出来て雷雨になっている。

2.梅雨明け十日
梅雨が明けると安定した天気が続き、雨が10日降らない。
年によっては20日も25日も雨の降らない。こんな時はダムや貯水池で藻が発生し豪雨で運ばれた泥や有機物が腐り飲料水に匂いがつく。藻は繁殖スビートが倍々に増える。純水を作るのにフィルターに詰り大変。

3.雷が鳴れば梅雨明け

4.春に三日の晴れなし

5.男心と秋の空

6.五風十雨
風は5日に一回吹き、雨は10日に一回降れば植物は育つ。

7.十風五雨
上と同様、風は十日に一度でいい、雨は五日に一度降ると作物がよく育つ。
 


私の昭和の鉄道遺産 NO,114  下駄電

2020年07月28日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 山陽線姫路駅
下駄履いて乗ったのでゲタ電と呼ばれていた。
東京や大阪では省線電車、戦後は国電と言われていた。
地方では国電とは言わなかった。私鉄も無い県もあったし、電化区間も少なかったので区別する必要が無かった。
都会で走っていた、電車が都落ちして地方を走る。昭和45年頃には山陽線にも走っていた。もちろんクーラーはない。山手線にクーラーが付いた電車が投入されたのが昭和47年

鉄道ファンのブログを見ると、都市部のJRの路線を記号で書いてある。
調べてやっとわかった。
地下鉄路線も分かりにくいので、オリンピックやインバウンドの為に記号化しているようだ。
この電車は何系か分からない。将棋の藤井君なら鉄道ファンなので分かるかな。
こんな電車は小野田線や飯田線では、21世紀まで走っていたようだ。
60年も走れるものだ。


完熟梅漬け

2020年07月27日 | グルメ
完熟した梅は売り物のにならない。軟らかいので傷が付く。
黄色いのは売っているが完熟は売っていないので、取り損ねたのを貰ってくるか自分で育てるかだ。熟れたら下に落ちるので傷のないのを拾ってくる。
青梅でないと汁がでないので梅ジュースには向かない。
貰った完熟梅をコーヒーの容器を使い梅干しを作った。梅の量の20%の塩を入れ毎日ゴロゴロ転がし塩を行きわたらせた。
柔らかいので一週間で食べられる。干すと軟らかくなり過ぎ皮が裂ける。汁が少ないので赤い梅にしたければ前の梅酢を使い赤紫蘇と漬ける。完熟梅の特徴は梅の匂いが強い。これを食べると梅は完熟と言いたくなる。
スローガン風に言えば梅は完熟、卵は半熟

懐かしい物 アユ釣りを見る少年

2020年07月27日 | 懐かしい物
撮影場所 兵庫県南光町
茅葺き民家とアユ釣りの風景を、撮ろうとしたら地元の少年が水着でやってきた。
身体は濡れている、今まで泳いでいたのか。
川の流れもあり子供だけで怖い気がする。
子供と川と茅葺民家(奧)を撮る。

会社勤めをしていると、アユ釣りやアユ掛けをするのが上手い人がいた。
アユ掛けは2メートルの竹に掛け針を付け、泳いでいるアユを引っ掛ける。
鑑札も買わず密漁である。自分の食べる分を獲ればさっさと帰る。
アユは放流しているので、産卵から飼育にコストが掛かっている。
鑑札は1万円から1万五千円する。
下手くそはアユを買った方が安い。 

アユは夜は動きが鈍いのでいわれ、防水のライトを持ちヤスで突きに行った。 
夜間でも私に突かれるアユはいなかった。物事は2回3回で諦めず100回は挑戦すれば習得できるかもしれない。







調布とは

2020年07月26日 | 日記
調布
調布とは貢物にする布の反物の事です。
調は調べるの意味の他に「みつぐ」とも読みます。
私は茅葺民家を全国各地の田舎を走りました。  
広島県に御調町(今は尾道市に合併)という町がありました。何と読むのかローマ字表記を読んだら「みつぎ」書いてあった。帰って辞書で調べると調はみつぎと読めるのが分かった。
貢物に関係あるのか息子が、高校の歴史で使った歴史図録という教科書で調べた。資源ゴミに出すのを、私が見るのに取っておいた。
古代の税金には租、庸、調があると書いてあった。租は穀物の収穫で納める、海は干物の海産物。庸は労働で納める。開墾や道路、水路、寺建造物、寺院、の労働力で参加する。調は布を織り反物で納める。庶民が日常や労働で使うので麻、カラムシ(草)の木や草の繊維から取った糸であろう。
綿は15世紀頃から栽培される。
着物は貴重で労働で着物が擦れるので、男の夏場は上は裸で仕事していたのだろう。
調布という和菓子があるが、反物のように見えるので付いたのであろう。
東京に調布市があるが、麻織物など貢物として反物を織っていたのではと書いてある。
布田、染地、砧(きぬた)の地名が残るとある。砧は木の繊維を軟らかくする道具。
 
余談だが人の名前で主税と書いて「ちから」と読む。赤穂浪士の大石内蔵助の息子の名前、庸の労働が主な税であったから「ちから」と読むのか?、

ヒマワリ

2020年07月25日 | 日記
向日葵(ひまわり)

セミうるさ 向日葵、満開 梅雨開けず。

向日葵は苗の頃は太陽の方に、向きを替えながら成長するので、この名が付いたと言われている。花芽を付けると動かなくなり花は北東の向きで咲く。みんな同じ向きで咲いている。
向日葵の外側の花と思われているのは、舌状花と言われ虫に目立つように見せる飾りである。
花は中心のなん何百もの集合体だ。頭状花序と言うそうだ。花はめしべとおしべがあり種を作るもの。キク科の植物の花は中心部の塊
分かり易く言えば、スーパーのイオンである。小さな店では目立たないがジャスコと350の専門店が集合して集客するようなものだ。虫を引寄せるか人を引き寄せるかの違いだ。
向日葵の原産は北米で1500年代にスペインが種を持ち帰る。

向日葵は花公園で鑑賞の他に油の採取、小鳥やハムスターの餌、人間も摘まんで食べた。
大リーグではベンチの中で殻を下に吐き出す。日本人にはそんな汚い事は出来ない。大谷翔平はコップに殻を出してゴミ箱に入れる。今年はコロナで向日葵の種を食べるのは禁止

人間は植物の種や動物から食用油を絞りだした。
ゴマや菜種の小さな粒でも、塵も積もれば山となるで人の口に入るようになった。海外から原料が入るので安価な値段で天ぷらなどが食べられる。

植物油の種類と生産量
  1. パーム油 75.4(千トン)
  2. 大豆油 56.1
  3. 菜種油 25.3
  4. 向日葵油 20.0
  5. 綿実油  4.7
  6. とうもろこし油 4.3
  7. 落花生油  3.7
  8. オリーブ油 3.4
  9. 椰子油   2.7

ヒマワリという映画があった。もう50年も前で見に行った。
ソフィア ローレンとマストロヤンニの共演だ。戦争で引き裂かれた男女を描く。イタリアで結婚した男女。
男はイタリアからソビエトの戦線へ送り込まれる。戦線は悪化して寒波で凍死寸前でソ連の女性に助けられる。戦争が終わり男はイタリアに帰還しなかった。ソ連で暮らした女性との間に子供も出来た。イタリアの妻は夫は生きていると信じ戦友に戦場周辺を聞きソ連で探す。再会を果たすが夫には新しい家族があり諦める。走れど走れど、どこまでも続く向日葵畑、ヘンリーマンシーニの悲しげな曲が流れる。

あの向日葵畑はスペインで撮影したと、記憶しているがウィキベディアではウクライナで撮影したように書いてある。


私が仕事を始めた頃の、中年の人は戦争に行き生き残った人であった。 
そんな中、戦争で夫婦が引き裂かれた人もいた。同じ職場のAさんはニューギニア戦線で生き残った人で帰還に何年か掛かった。奥さんは戦況が厳しいところで死んだものと思い再婚した。しかし、帰還したら奥さんはよその男と暮らしている。諦めて別の女性と再婚する。戦死した男が多く女性は余っていた時代だ。
再婚の女性の子供は優秀で東大を卒業学した人もいた。
本人は戦争の事や家族の事は、一切言わなかったがそんな話が私の耳にも入って来た。

茅葺き民家 京都府旧美山町の民家

2020年07月23日 | 茅葺き民家
美山町の西側の地域、大野ダム周辺には母屋の横に老人隠居部屋か便所か別棟がある。4軒ほどこんな民家を見た。
東北ならば曲がり屋構造だし関西地区ならL字型の角屋づくり、東海地方の二棟が造りが関連がある。
私は民俗学の調査のような、民家の研究には余り興味がなかった。
だだ、消え去りゆくであろう、茅葺民家を探し歩き、老後のライフワークにしたかった。
それでも途中で知識を増やすため、民家や民俗学の本を100冊書いている先生宅に葡萄を持ちお邪魔して三時間話を聞いたことがある。郷土食や作業着や着物の本も農具民具の本も書いているので私立大学で教えていた。
そうしたら本を四冊くれた。今からでも民俗学会に入会したらと案内をもらう。60歳が近かった。しかし、歩行の障害が手始めていて参加は見合わせた。
案の定、フィルドワーク出来る身体でなくなった。
化学工場で働いて60歳の人間が、民俗学会に入っていいのですかと聞いたら、大事なのは興味と情熱だと言われた。あの時にに民俗学会に入っていれば
若い人たちから刺激を受けていたであろう。

今のトマト、キューリは空洞がない

2020年07月23日 | グルメ
今のトマト,キューリは空洞がない。
 
昔、食べていたトマトやキューリは、種の周りには空洞があった。 
昭和の終わりごろの新聞にトマトやキューリをサラダやサンドウィッチ、ピザ、のために穴のない実を作ってほしいと要望がある。特にトマトは輪切りにすると種の部分が落ちて綺麗でなかった。
現在のトマトの品種の桃太郎などは、びっちり果肉が詰まっている。
キューリもイボイボの沢山ある昔の品種は種周りに空洞がある。
種の周り空洞は猛暑に種が死滅しないための断熱である。
ゴーヤ、瓜、オクラ、ピーマンは種の周りは空洞である。
ナスやスイカは空洞がないがスポンジ構造の果肉だ。
夏野菜は水に浮かべると浮く。
水に浮かべて浮くのは浮いた部分の体積は空気である。
学校で習ったアルキメデスの原理である。
 
人間は自然界の摂理も変えてしまい。トマトの桃太郎は夏の栽培は素人には難しい。キューリは長雨には弱い。ハウスの農家の人は上手く作るが。
デンマークは豚の生産が盛んでベーコン、ハムがEU輸出。肉を沢山取るために胴の長い豚を作ったら奇病で死ぬようになった。自然の摂理を無視した品種改良は罰が降りる。
豚は中国に原種に近い雑食性のを掛け合わせて病気に強いのを品種改良。
連作障害のジャガイモは原産地のアンデスの高地の品種を掛け合わせるそうだ。
 

ウナギ、穴子、ハモ

2020年07月21日 | グルメ
うなぎ、アナゴ、ハモ(鱧)
今日は土用の丑の日
夏は長い魚が旬だ、うなぎは今年、安かった。まとめて買ったので一本700円だった。
中国産のウナギが出回り日本うなぎの稚魚が枯渇しかけたことがある。
あの頃の中国産のウナギを食ったら臭い味がする。あれからウナギが嫌いになった。
世界各国のウナギの稚魚を使うので中には臭みの強いうなぎもいる。

中学、高校生になるとウナギは川に獲りに行っていた。ミミズの大きいのを付けた穴釣りかヤスで突いた。川漁師がいたので竹筒などは沈めと叱られる。
天念ウナギも特有の臭みがある。臭いを消すために山椒を振るのかと思う。
NHK小さな旅を見ていたら大阪淀川の河口の川漁師がでてきた。これで生計が立つのだ。
大きなウナギが沢山獲れるのだ。天然ウナギは高級料亭が買い取ってくれる。
結構獲れるので淀川ウナギとして宣伝しようかとしたらストップが掛かる、新聞に
載っていた。日本うなぎは準絶滅危惧種にしようとしているのに売り出したら資源が枯渇すると、食べられるのは金持ちだけでよい。庶民が食べだしたら枯渇するのか?
天然ウナギは水温の下がる11月がくると餌を食べない。鯉フナも冬場は餌を食べない。 ウナギも痩せているので美味しくない。養殖は水を加温しているので一年中食べられる。

穴子は今も結構獲れているのか手頃な値段で食べられる。岡山には祭り寿司というバラ寿司がある。寿司飯が見えないくらい具が乗る。鰆の酢で締めたの、タコ、ガラエビ、赤貝、穴子がたっぷり、錦糸卵、青い物、シイタケ、10人家族だと穴子を10匹以上
岡山は穴子が好きな所だ。巻きずしにも穴子が入っている。
NHKの小さな旅で横浜市の子安漁協の穴子獲りをしていた。大きな江戸前穴子が獲れるのだ。20代の若者もいて漁師で生計が立つのだ。漁業権は放棄し補償は貰っているので網は使えない。筒を使った穴子は獲れるのだ。漁港近くで穴子の天丼に人気があるそうだ。

鱧(はも)、京都は夏には鱧料理だそうだ。小骨ばかりで関東の人は余り食べないそうだ。
京都では高級料理と言うが、そんなの思った事がない。大阪湾、紀伊水道で沢山獲れる。山陰で2メートル超えのを獲ったとヤフーニュースに載っていた。一メートルを超えると骨切りしても骨が口に当たるだろう。子供の頃は安かったので、よく料理に出たが美味いと思わない。大人にならないと分からない味だ。
家では湯通しやスマシに入れる。あとは天ぷら、かば焼きは穴子の方が美味しい。
徳島県は沢山獲れるのでスーパーも300円から400円で売っている。鱧の天ぷら350円

ダムの功罪

2020年07月20日 | 日記
ダムの功罪
集中豪雨になり大きな被害が出るとダムの放流が問題になる。ダムの管理側と住民が裁判になってきた。最近では西日本豪雨で、愛媛県西予市の野村ダムの放流で、死者や家屋の倒 壊や浸水で係争している。今年の球磨川の氾濫では瀬戸石ダムのゲートに木材などが引っ掛かり流れを堰き止めた。ダムの上を越流して変電所や発電機も水没した。
水位が上昇しているところに、ダムが放流すると土手を越流、決壊する。
事前放流するケースが増えてきた。夜間に放流すると情報が伝達確認しにくい。
豪雨は圧倒的に深夜に起きる。気温の低下で雲が低くなる。湿った空気と冷たい寒気がぶつかると積乱雲ができ豪雨になる。


ダムの役目は1.貯水 (農業用水、工業用水、生活用水.) 2.治水 (豪雨時にダムで貯水)、3.発電(設備投資は大きいが原料いらずで長年、発電出来る)
ダムの一番の目的は貯水であろう。渇水の年はダムが無いと生活ができない。山に植林すれば水源になると言う人がいる。ブナを植えて緑のダムにするとアホな事をいう人がいる。
ブナは水の豊富な所でないと育たないと言うのならわかるが、ブナを育てると分かるが水が切れるとすぐ葉が枯れる。広葉樹は降った雨の3割使う、気孔から空中に放出して乾燥を防いでいる。美人の肌は資生堂でなく広葉樹が作ると言っても過言でない。  
降った雨は山の岩石に沁み込み保水する。

治水は、ダムの目的には必ず書いてある。しかし、昨今の豪雨には治水効果は望めない。
九州は600mmから800mm降った。ダムは流域面積に150mm降れば満水になる。
空のダムが4か所ないと吸収できない雨量だった。
しかも、梅雨に入っていてダムレベルは80%あった。貯水代は20%しかない。降った雨は全量流すしかなかった。球磨川沿いはV字型の渓谷で鉄道と国道が走っている。日本の各地で見られる光景だ。渓谷部は狭窄部で流れが抑制され上流が吐ききれないので土手が越流決壊した。千曲川、球磨川
渓谷部を拡幅するのは景観も悪くなり山を崩さないといけない。

水力発電は電力会社、電源開発(J-POWER)や企業、都道府県、市町村が持っている。
東京都もダムと発電所がある。小池知事が出川哲郎の充電させてくださいの番組にでて奥多摩のダムと発電所は東京都が所有、管理していると言っていた。
私の勤めていた会社も5ケ所水力発電所を持っていた。(発電所は無人で遠隔操作、監視)
昔は環境問題や立ち退き補償も企業で出来る金額だったのであろう。

降雨量と被害、避難の目安
1. 100mm-150mm 内水氾濫起こす。床下浸水 低い所は車が浸かる前に避難
2. 150mm小さな川氾濫 道路冠水、氾濫してから避難は難しい。ダム放流開始
3. 200mm.-250mm大きな川も弱い箇所は氾濫、決壊 家屋浸水
4. 400mm-450mm.堤防越流決壊、家屋1階水没 山際土砂崩れ。流木で橋破壊
5.  600mm各地で甚大な被害 道路、橋、電気、水道インフラ壊滅

今はダムも観光資源でダムマニアも多い。山奥まで車で尋ね歩く。
ダムカードが発行されるので集める。 ダムの写真、放流写真、ダムカレーを食す。
私のお気に入りの中にもダム好きがいる。女性のようだ。
アルフィの坂崎氏が30年前にダムが好きだと言っていた。あの頃から愛好者はいたのか?