懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,561 秋の景色

2021年11月30日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 広島県熊野町

茅葺民家は秋の風景が似合う。
秋は稲刈り、稲架、ススキ、柿、曼殊沙華、紅葉があり日本の風景だ。
夏場は太陽の角度が高く陰影とコントラストが強い。
春と秋は光が柔らかい。
冬は木の葉も落ち厳しい季節だ。杉も冬場は緑から茶緑色に変る。

この民家も解体された。
茅葺は何時までも残らない。

ポッンと一軒家を見ているとまだ茅葺が出てくる。
自分が歩けて運転できればどこまでも行くが、家内に負担を掛けては諦めた。
人生には諦める事も必要だ。年寄が大きな交通事故では笑い者だ。


追分 (おいわけ)

2021年11月29日 | 日記
追分(おいわけ)

追分は街道が二手に分かやれている場所を指す。
馬や牛を追い行先の道へ分けた事から、この名がついたといわれている。

追分の地名は全国に沢山ある。
駅だけでも八か所ある。
私が知っているのは旧信越線の追分、室蘭本線の追分、姫新線の追分

地名として有名なのは長野県軽井沢町の追分宿 中山道と北国街道の分かれ。
民謡の追分節(馬子唄)の発祥の地
この歌が北海道まで伝わり江差追分となったと言われている。

滋賀県草津市の追分 東海道と中山道の分かれ。草津にも東海道の宿があった。

東京新宿の追分 現在は〇〇何丁目になり昔の名前は残っていないが新宿追分のバス停は残る。伊勢丹の前
甲州街道と青梅街道の分かれ。新宿はかって内藤新宿とよばれていた。
内藤家の江戸侍屋敷が建ち並んでいた。甲州街道は江戸の次は高井戸まで宿がなかった。
距離が離れているので新しい宿場を造った。内藤新宿と名付けられた。
NHKブラタモリで新宿特集の時に言っていた。

民謡に追分と呼ばれるものがある。
民謡は労働や暮し風土で各地に生まれ口伝えで継承された。
炭坑節や真室川音頭は炭鉱や鉱山で働く男たちの歌で卑猥なものが多い。
それを大正、昭和に専門の音楽家を入れみんなで歌える歌にした。

民謡には次のようなものがある。
  1. 音頭 花笠音頭、東京音頭
  2. 祝唄、長持唄(婚礼)、祭り唄
  3. 労働の唄 木挽き唄 地突き唄、田植、大漁唄、茶摘み唄、酒造り唄 舟唄 石切り唄
  4. 追分 馬子唄 牛追い唄
  5. 座敷唄、酒宴唄
  6. 盆踊り唄
  7. 甚句
  8. わらべ歌
  9. 子守唄 五木の子守歌
五輪の閉会式に東京音頭が流れた。外国の人もノリノリで踊っていた。
ヤクルトスワローズの応援歌は東京音頭なんですね。
高校生のマーチングバンドを見に行った曲がノリノリの八木節だった。

私の昭和鉄道遺産 人吉機関区

2021年11月28日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 熊本県人吉機関区

人吉は球磨川流域にある盆地
数年前の球磨川大洪水で駅構内も浸水
気動車は高台に移動できたのか。
信濃川の氾濫で新幹線を水没させるような事はなかったのか。
肥薩線はいまだに全線開通していない。
線路や鉄橋の流失もありまだ復旧に時間が掛かる。
球磨川はU字型の渓谷を走る。豪雨では川幅が狭く水を流せない。
上流の人吉は民家が水没するほどに水位が上昇した。。

入れ替えの機関車 8620型が見える。
機関士が座って待機している。
のどかな風景だ。

ハム、ソーセージ

2021年11月28日 | 日記
 
ハム、ソーセージ

朝食に週に2回か3回はハム、ソーセージを食べる。
キャベツやレタス、ブロッコリー、ほうれんそう、オクラやモヤシと炒めてコショーを振ったものが好きだ。年寄りが脂肪の多いものを食べるとお叱りを受けそうだ。

高齢者やアンチエージングに食べてはいけない物にハムやソーセージの加工食品は入っている。他にポテトチップ、焦げた肉、辛い物、塩辛い物、脂濃いもの、カップラーメン

ハム、ソーセージは着色とボツリヌス菌増殖防止のため亜硝酸ナトリウムの添加を義務づけられている。亜硝酸ナトリウムが発がん性を懸念され食べていけない食品にいつも上げられる。肉をハムやソーセージに岩塩や香辛料を加え燻製にして一層美味しくなる。

岩塩(塩化ナトリウム)の中にも亜硝酸なナトリウムが含まれる。含有量にバラツキがあり亜硝酸ナトリウムを添加物とし加えられ。これを添加しないとくすんだ肉色になるしボツリヌス菌による中毒者をだす。

食べ過ぎはいけないが身体が欲しがるものは食べるのが自然だけと思う。
戦後、日本人が長生きしたのは食生活が豊になり肉を食べてため血管や筋肉が強くなったのではないか

いつまでも若者と同じ物を食べられる人が長生きするように思う。
瀬戸内寂聴さんも仏門に入っていたのに肉大好きだった。
ハムやソーセージを食べてはいけないではドイツなどどうなるのかと思う。
菜食主義者がこんな事を書くのかハムメーカーにダメージを与えるために書くのか理解できない。書くのは勝手だが根拠を科学的に書き責任もとってほしい。

私の子供の頃もソーセージはあった。今思えば魚肉ソーセージだったのだろう。
本当の肉のソーセージやハムを日常的に食べられるのはずっと後だった。
小学校の卒業式で一級上に宗清二という人がいた。名前を呼ばれたときソーセージに聞え笑ってしまった。

今から30年以上前にプラスチックの可塑剤フェノ―ルが人体に及ぼす影響が問題になり、
これからの成人の寿命は40歳になるという本がベストセラーになった。
しかし、高齢者の寿命は震災があってもどんどん延びた。今考えると無責任な本であった。


懐かしい物 茅葺民家 立ち話

2021年11月25日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県作東町

茅葺民家にお邪魔していろいろな話しをする。
息子と同居していて息子の職場は大阪だそうだ。
中国道で高速バスに乗り二時間で行けるそうだ。
岡山県の東の端の事もあり通勤が出来るのだ。
バス代金は会社の通勤費

撮影していた頃はブログなど考えもしなかった。
今ならば年齢も重ねいろいろ話のネタも拾ってきただろう。

全国各地を歩いて地域でどんな仕事に就き、どんな暮しをしてきたか、家庭生活はどうであったかその人がどう生きてきたかを聞きたかった。

特筆すべき事はワードにネタとして記録を残す。

笑福亭釣瓶や出川哲郎のように初対面でも仲良くなるコミュニケーション能力も付けないいけない。旅は見る、聞く、歩くである。

茅葺民家 ススキのある風景

2021年11月23日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県旧奥津町

ススキの向こうに茅葺民家
写真展をした時に、この家が生まれた実家という人が見に来てくれた。
右側の植え込みにモミジがあり赤く紅葉した木と茅葺の写真をくれた。

ススキは茅葺の屋根材ですが薄とか芒とも書く。

働いている時に宇薄という氏名の人がいた。うすずきと読むが読めなかった。
宇は宇宙や屋根をさすそうだ。屋根のススキかと思うと納得。
茅の種類には葦,荻(おぎ)、苅安があるが人名になっている。
茅は東大の学長に茅さんがいた。
葦は芦田や蘆田,芦野さんなど。葦は悪しと取られるので忌み嫌い吉に変えられた。葦岡は吉岡に変えやられた。

梨の実を有りの実と言い替えるのと同じか

荻は荻野など氏名がある。私鉄に荻窪駅があるが荻をホームの片隅に植えてあるそうだ。
苅安は氏名にもいる。黄八丈の黄色い染料にもなる。

会社にいた時に昼休みに社員のメーリングリストで調べた事がある。


仁淀ブルー

2021年11月23日 | 日記
高知県の仁淀川は一級河川では水質がいいそうだ。
愛媛県久万高原から面河渓(おもごけい)を通り高知市の西を太平洋に流れる。
以前、足摺岬に行く時に仁淀川を見たら美しぃと思った。

仁淀ブルーと呼ばれ写真集もでている。
家内の運転でコロナも抑えられたので行ってみた。

途中、香川から高知へ修学旅行の生徒をみた。やっと旅行が出来る状態になったのだ。
観光バス会社も運転手も旅館も働く仕事ができたのだ。
経済が回り始めたのが嬉しい。

ネットで見どころを見たが観光スポットが分からない。
観光地というほどもなく、個人の趣味の世界の場所だ。
自分で探せの領域か
仁淀川本流は驚くほどの美しさではない。しかし、魚が泳ぐのは見える。
東京多摩川の御岳渓谷くらいの美しさ。御岳渓谷の水も美しい。
しかし、支流に入り民家のない場所は澄み切っていた。

ハイキングや沢登で自分でベストを探すところか

日曜日で高知の日曜市に寄ったが終わっていた。
高知も以前行った事もある。呼子も輪島の朝市に行ったが特別安くない。安いスーパーの方が安い。朝市では色々探すのが楽しい。旅で気が大きくなり何でも買ってしまう。

ひろめ市場(飲食街)で土産を買う。料理酒の店で蜜になって飲んでしゃべっていたのでここではたべず。








散髪

2021年11月21日 | 日記
介護施設の担当者に髪が伸びたねと言われた。
年寄は白髪交じりで伸ばすと貧乏たらしくなる。
髭も伸ばすと貧乏たらしい。

手の不自由な人の髭剃りは介護施設でやってくれる。
さすがに散髪はしてくれない。
私は今のところ自分で髭剃りはしている。
介護施設へは刃物の髭剃りは危険で持ち込み禁止。怪我するし怪我させるし。

散髪は家内がやってくれていた。子供の散髪のついでに自分もやってた。
息子は結婚して家庭をもってからも、出張にいく散髪に行く暇がなく散髪してと21時頃に来て家内にしてもらう事もあった。
家内から散髪屋に行ってと言われた。髪も薄くなったが愛情も薄
くなったのであろう。

一時は散髪屋に行っていたが、床屋の椅子に移乗に介助がいるようになり散髪屋でやってくれなくなる。散髪屋は重い物を持ち手指先を痛めるのは致命的になるので嫌ったと思う。

又、家内の散髪に戻る。
散髪してもらった翌日、介護に行ったら散髪屋に行きましたねと聞く。
うちの家内はレイコという。レイコ婆ば(barber床屋)にやってもらったといったが 奥さんにやってもらったのだ。これが親父ギャグなんだけど気づいてもらえずショボン


日本茅葺紀行 NO,560 晩秋の風景

2021年11月21日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 京都市左京区広河原

茅葺民家が何軒か残る。入母屋の端正な家が多い。棟には棟飾りが乗る。
小さなスキー場もあった。
この温暖化の時代に何回雪が降るのかと思う。

秋の夕暮れ、山は紅葉していた。
紅葉と言ってもクヌギや楢の木が黄葉から朽葉色に変る紅葉だ。

京都北部は北山杉の産地で杉林が多く紅葉の見られる自然林は少ない。
左京区広河原は京都市と言えども、市の中心地から一時間半は掛かる山の中。
もう滋賀県北部、福井県にも近い。

京都は長年都が置かれた。
北は急な登りの山、東は比叡山、南は桂川。
天然の要塞に都が作られた。

京都市から広河原までは鞍馬の横を通るが登がキツイ。九十九折れの道で花脊峠を越える。ここは自然林が多く紅葉していた。




私の昭和鉄道遺産 スポートのある風景

2021年11月18日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影場所 北海道 函館本線 小沢駅

小沢駅をD51客車が発車
D51だとありふれているので撮らない人もいた。今となっては蒸気機関車が珍しい。昔の客車を見ることもない。何でも記録に残すことだ。
デジカメ映像は余り高くは売れないがネガフィルムはネットオークションでそれなりに売れる。私もネガフィルムは売りたい。
残しても化粧箱に10箱もあるので可燃ごみに廃棄される。

蒸気機関車に給水するホースが見える。
鉄道ファンはこれをスポート(Sport)と呼ぶ。
sportはスポーツ、運動する、物を移送する(給水装置)の意味もある。
米英語はスポーツ全般を指しsportsと書く。

今となっては機関庫、給水塔、ターンテーブル、給炭設備、機関車、客車、貨物を沢山撮っておくべきだった。フィルムカメラだと必要なものしか撮らない。