懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 NO,317 津軽のふるさと

2016年09月30日 | 日本茅葺紀行
「津軽のふるさと」という曲がある。
昭和28年に美空ひばりが歌った曲だそうだ。
美空ひばりの初期のレコードもYOU TUBEに投稿されている。しかし、この曲は40代の美空ひばりの歌がいい。歳を重ねただけ表現力や声に迫力がある。
私は還暦を迎えるまでこんな曲があるのを知らなかった。
美空ひばりは個人的には◯力団とのつながりがありすきでなかった。
しかし、歌はうまいものだ。
テレビで田原俊彦はリハーサルの美空ひばりを見てあのおばさん上手いねといったそうだ。当然本人の耳にも入った。しかし、人から直接うまいと言われた事もなくありがとうとゆるしてくれたそうだ。
美空ひばりを余り知らなかったのとリハーサルは代理の人も多く本人と思わなかったと言っていた。
多くの歌手がこの曲をカバーしているが誰も美空ひばりを越えられない

津軽にはいい曲があるものだ。日本の歌謡曲は圧倒的に北国が多いように思う。南の方の曲はヒットしない気がする。
それと津軽は津軽三味線の旋律がいい。風雪に耐える風土にぴったりだ。

写真は二枚 つがる市




テノール歌手の津軽の故郷
https://youtu.be/58ZmNv020vU

嫡男

2016年09月29日 | 日記
家族で墓参りに行くときに母も車に乗せて行った。
我が家の墓から少し離れたところに新しい墓が立った。
母がその墓の字は何とよむのかどんな意味かときいてきた。
「嫡男」と書いてある。「ちゃくなん」と読み妻の産んだ長男の事だといった。
母が聞きたかった理由はこの人には妾がいるという。妾の子なら庶子とかく。
墓を立てたのは妾を持つ本人。子供が親より先に死んだのだ。
親の報いが子に移りであるなと思った。
私は三歳下の弟が知っている言葉も分からなかったアカンタレであった。
母親に嫡男の意味を教えて少しは劣等感が払拭された。
それにしても何で墓に嫡男と書く理由があったのか

昭和50年代は妾を持つ事が公然と行われていたのだ。
今も妾や愛人、不倫相手を持つ人は大勢いると思うがシークレットである。
愛人が発覚して三カ月で辞めた総理大臣がいたなあ。
今は下半身の問題で辞職や解雇になる時代である。

小学校の高学年になり男子では好きな女子を一号、二号、三号と呼んでいた。
それが女子の耳に入り女の先生の知るところとなった。その頃、愛人や妾は二号と呼ぶのは子供なりに知っていた。女の子を一号二号と呼ぶのに腹を立てた先生はそんな発言をしたものは前に立たされ謝罪させられる羽目になった。もちろん私も前に立たされた一人だった。

2016年茅葺写真展 花のある風景 その1

2016年09月29日 | 2016茅葺写真展
茅葺民家と花のある風景 三回にわたりお送りします。
自然の花や園芸用の花と茅葺民家の出会いはたくさんある。
出来るだけ自然の花と茅葺をあげてみた。
東北の春は自然の花も見られるが水仙、チューリップ、芝桜が大変美しい。寒さに強く暑さに弱いので東北、北海道が栽培に適している。

茅葺民家を撮影している秋田の知り合いの方は徹底して花と茅葺をとっている。
花自体はこちらと変わらない、しかし、彼岸花がない。こちらで撮れないのがカタクリ、イチゲの仲間、水芭蕉、山百合と茅葺き民家
今も毎年花と茅葺を撮っている事とおもう。
私は咲いていれば撮る程度である。花と茅葺はフットワークの軽さがないと撮れない。

広島市の東隣の熊野町、花が咲いていないと平凡な風景だがセイタカアワダチソウとススキを入れて撮ってみた。
背高泡立草は最近は勢力を弱めている。根から成長抑制の物質をだす。自分もその物質で成長を抑制されているという。厭地現象がでているのか

秋も黄色い花は多い。アキノキリンソウ、菊、女郎花、ツワブキであろうか
女郎花は彼岸の花として栽培されているが野山にもある。
栽培され売られている桔梗やリンドウ、女郎花の自生しているのを見つけるのも楽しい。




私の昭和鉄道遺産 その7 C57117

2016年09月28日 | 私の昭和鉄道遺産
撮影は日豊線南延岡機関区

C57117 蒸気機関車のサイドは機関車の履歴書である。機関車の歴史が分かる。
鉄道に興味のない人にしたらツマラナイ写真だ。
いまにして思えば出会った機関車すべての顔とサイドを撮っておきたかった。
フィルムを無駄に使いたくなかった。パソコンでフィルムで撮った写真が見られる時代がくるとは思いもしなかった。
歳を取り機関車のアルバムを眺めるのも楽しいものだ。

延岡には四年暮らした。故郷を離れて初めて働き始めた土地である。
ホームシックにならないように言われたが親元を離れた気楽さで楽しいことばかりであった。
しかし、未熟でアカンタレであったため、この街には苦々しく情けない思いでしか残っていない。
そんな思いでしか残っていない町に定年後に二度訪れた.同じ年に入社したものが還暦を迎えた年と入社50年目に再会した。私は家内に延岡まで車を運転してもらい二度とも参加した。私が若いころ過ごした町がどんなところか見たかったという。昔からの企業城下町だったが従業員も何分の一に減り昔あった飲み屋なども廃墟になっていた。計画的に作られたコンビナートは工場と住宅地は5キロは離れて住み分けている。
企業城下町は工場が出来て周りに民家も飲み屋もできる、水島コンビナートの風景とはまるで違うので家内は不思議がっていた。

あの頃の女性は結婚退社するので勤めても5年程度だったが会合には女性の方が積極的に参加していた。


南延岡機関区を遠望




茅葺民家 佐賀県鹿島市

2016年09月27日 | 茅葺き民家
佐賀県鹿島市は長崎本線が通っている。
長崎に出張に行った人が列車の中から茅葺が沢山見えたと教えてくれた。
今も線路の近くに茅葺民家はある。
多くの人は電車の中からそんな茅葺の風景を見ていたと思うが何人の人がカメラを持ち撮影に行ったであろうか。
気付いていても行動しなかったら気付いていない人とあまり変わらない。
ここが人生の難しいところだ。言うは易し行うは難しであろう。
行こうと思っても実行の段になると阿保らしくなりやめた事が幾度もある。
趣味といえども自分を試されている。意思の弱さ、やり抜く精神力のなさなど
毎日、長いレンズを付けたカメラで鳥を撮り続けていると知人がいる。
高齢者になっても毎日撮影に向かうエネルギーはどこから湧き上がるのであろう。
撮影に向かう時は心もハイになりエンドルフィンがあふれているのだろう。

長崎本線は有明海に沿って海岸を走り長崎にいたる。
高速道路は嬉野から山越えで長崎に入る。これが最短である。
鹿島市は高速の嬉野で下りて一般道で40分は掛る。

十三七つ

2016年09月26日 | 日記
私は昭和をテーマにした写真が多い。
You Tubeで昭和の歌謡曲を聞きながらイメージする。
昭和の歌謡曲には知らない言葉がポンポンでてくる。
三橋美智也のおんな船頭唄の三番に「利根で生まれて十三七つ」という歌詞がでてくる。
13歳と7歳で20歳かなと思った。
ネットで調べると「お月さんいくつ」という数え歌から来ているそうだ。
13夜の七の刻で夕方四時頃の月でまだ若いと意味するものだそうだ。
13夜は15夜信仰とともに古来から信仰されているようだ。

日本は明治までは太陰暦で明治以降も旧暦の行事は残っていた。
群馬や長野に行くと二十三夜信仰や庚申信仰の石碑を見る。
最近は道路拡張で邪魔になると片隅に追いやられている。
月を信仰するのは女性の生理とも関わりがあり女性が支えたところがある。
江戸時代の農民は搾取で苦しめられ一揆を起こす恐れがあったため集会の自由が制限されていた。
しかし農民もしたたかである。信仰をする目的でいろいろな行事を作っては会食をして集まった。先祖の供養にと墓の前に集まりおどりだす。鳥取県の岩美町には墓の周りに集まり子供から大人まで回って踊る風習がある。そうすると先祖も喜ぶのだろう。どの墓の周りに通路がある。これが盆踊りの原型であろう。

江戸時代の人は何かにつけて集まって語ったり芋や漬物をつつき話したと思う。特に主婦には息抜きの場所が必要であったと思う。庚申信仰などは庚申の夜は寝ると腹の虫が体から抜け出し悪い行いを告げ口されるので朝まで寝ずに語らった。

欧米は満月など忌み嫌う。その点、中国、日本には月を愛でる風習がのこっている。月齢に応じて名前がついている。
月齢と名前を書く
1.新月 3.三日月 7.上限の月 13.十三夜 14.小望月 15.十五夜、満月、望月  16.十六夜(いざよい 出るのをぐずぐずためらう様子) 17.立待ち月  18.居待月  19.寝待月  20.更待ち月  23.23夜 (23夜講) 26.26夜 28.晦日(みそか)月

15夜の満月だけを愛でるのではなく欠け行く月も楽しんだ風流さがうかがえる。
特に十六夜以降のことばが素晴らしい。こんな感性は和歌や俳句により培われたのか

満月を望月(もちづき)というのは鏡餅のようにまんまるい餅を月に見立てた言葉、人名にも望月姓はいる。
西行は死ぬときは満開の桜の下で望月の宵がいいと書いている。

日本茅葺紀行 NO.316 広島県旧大和町の民家

2016年09月26日 | 日本茅葺紀行
大和町(だいわ)は現在は三原市

日本には大和の付く市町村は多い。
しかし、不思議に奈良県にはない。
大和郡山など福島の郡山と区別するものはある。

大和市と聞くと奈良県とおもうが神奈川県
東大和市というと奈良のの東部かと思いきや東京都

岡山県は備前市、備中町、美作市と旧国名がつかわれている。

茅葺民家の前で少女がバトミントンをしていた。
この家に住む子もいた子供が茅葺民香に住むのは少なくなった。
みんなにすわってもらってパチリ
みんなを笑わせないといけなかった。
おじさんいくつに見える今日22歳の誕生日とかSMAPとブタどれが好きとか
人を撮るのが上手い人は写真以上に口がうまい。


2016年茅葺写真展 山のある風景 その2

2016年09月25日 | 2016茅葺写真展
撮影場所 岡山県阿波村 (現在は津山市)

この家も最初に撮影した時は老人が暮らしていた。田では稲も作っていた。
人がいなくなり家も荒れ取り壊された。
ここに家があったのは人の記憶か映像にしか残っていない。

阿波村に行っても人の姿がすくない。元気に畑仕事をしているのを見かけなくなった、
田舎の県の若者は地元に1/3しかのこらない。
過疎地だと1/10しか残らないだろう。

東京都知事は待機児童を無くすのを公約に掲げたようだ。私は東京の人口を300万人減らして地方を活性化する諸作をうちだしてほしい。。小手先で対策を立ても都会、田舎で歯止めがかからない。これは国会議員のしごとだとおもう。

人口過密は各所に歪を生んでいるし地震災害で世界で一番危険性の高い場所だ。
阪神淡路大震災と鳥取西部地震は規模はほぼ同じ、だが鳥取西部地震は死者がでなかった。
人口密度の違いであろう。

田舎の土地を活用する産業と雇用を創出する知恵がないものか




親父ギャグ  その24

2016年09月24日 | オヤジギャグ
氏名編 
私は日頃ほとんど話さない。ギャグは会話しないとアイデア湧かない。
ディケアーに行った日に人の会話がいいヒント

笑えないギャグもあり

1.大森さんコーヒー大盛
2.小郷さん行こうよ OH GO!!
3.木村さん帰ろうよ、勝手に木村カエラー
4.黒瀬さん支えるのが大変、クロウセークロウセーやなあ
5.平田さん足元に物おとした。ひらったひらった
6.介護スタッフの泉さん こうすれば脚の強化につながると力説
 終わった後で余計な一言 強化 強化、泉鏡花

リオ五輪
1.金メダル柔道 大野選手の相手に決まった選手のことばOH NO
2.銅メダルの羽賀選手 金メダルに歯が(羽賀)立たぬ

蒸気機関車 肥薩線大畑越え

2016年09月24日 | 蒸気機関車
今回は熊本の人吉から宮崎のエビノ高原に向かう大畑(おこば)越えです。
日本三大鉄道景観とよばれている。
北海道根室本線狩勝峠、長野県篠ノ井線姨捨と肥薩線大畑ループ
大畑ループと姨捨は高速道路が平行して走っているのでおおよその想像はつく。
鉄道で500メートル、700メートル登るのは困難をきわめる。
レールと車輪の鉄の接触のため摩擦抵抗が少なくスリップする。
1キロ進んで33メートル登る勾配が限界だ。
大畑ループは山をループ状に登っていく。
この日は大畑で撮影する予定であったが大雨雷雨の予想であった。
雷をよけるところもない山の上のため撮影は断念する。
昼からは酷い雷雨になった。
9月の秋雨のシーズンの方が台風の影響もあり梅雨の時期より雨が多いのをあとで知った。
登山や屋外スポーツ、写真撮影は天候の知識がないと駄目だと後で気づく。

私が大畑ループに行ったのはこの一回きりだった。
仕事をしながらでは何度も挑戦はさせてくれない。