池上彰の行動経済学❷
❷イントロダクションそもそも行動経済学とは何か?❷お金に関する心の動き
『働く君に伝えたい「本物の教養」池上彰の行動経済学入門』池上彰監修 Gakken「行動経済学の基礎のき」「どうすれば経済が理解できるのか?」基礎のきから池上解説Ⓒ池上彰(監修)Ⓒ学研
そもそも行動経済学とはなにか?
❷経済は「感情」で動いている! しばしば非合理的なことやムダなことをするのが私たち人間です。
心の動き方というものを重視して、経済の動きを読み解こうとするのが行動経済学です。
人間の感情もまた経済と言う生き物を動かしているものなのです。
お金に関する「心の動き」がわかる!
お金や経済活動に関しての「心の動き」の意思決定のプロセスを解き明かそうとするのが行動経済学の主眼のひとつです。
「好きな有名人が使っている」から「皆も持っている」から「私も買おう」(ヒューリスティック・直感で選択すること・同調効果(バンドワゴン効果)がみんなと同じ行動)
「損失分を取り戻そう」とする感情の経済行動。(サンクコスト効果)
高級なブランド品が欲しい。(社会的選好・ブランド品を持ちたがるのはヴィブレン効果)
損失と悲しさと、嬉しさと利益の変動のグラフ。(プロスペクト理論・リスクのある経済行動で最良のものを選択しようとする行動理論・プロスペクトとは「見通し」「展望」の意味)
意志決定で経済活動を分析することからも、行動経済学が注目を集めています。
次回『❸そもそも行動経済学とはなにか?さまざまなビジネスシーンで使える!』
2023年6月14日 長尾景虎 臥竜