みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

芋たこなんきん

2006-12-17 | television
NHKの朝の連ドラには大きくあたりはずれがあるし、時間帯も難しいので
めったに見ることはないのだが、先日初めて「芋たこなんきん」を観て
「ウワ~! これを初回から観ていなかったなんて!」と歯軋りするくらい後悔した。
ネットでレビューを読みまくり、これまでのあらすじや相関図を頭にたたきこみ、
これからは録画して観られるだけ観ようと思う。

10月から始まっているので今さら私が説明することでもないんだけど、
「芋たこなんきん」は作家田辺聖子さんの自伝的ドラマ。
彼女のファンなら誰でも知っている「カモカのおっちゃん」(ご主人)との
出会いから結婚生活、作家活動、彼女をとりまく家族や町の人々とのふれあいが
ユーモアたっぷりに、そしてさりげなく奥深く描かれている。

なんといっても、ヒロインの藤山直美さんがすばらしい!
圧倒的な存在感があるのに、どこかほっとさせられる。
夫である健次郎役の國村隼さんも、無骨な中に見えるやさしさがぴったりハマっていて、
藤山直美さんとのかけあいも抜群だ。
個人的には、秘書役のいしだあゆみさんの安定した演技も好き。

レビューを読んでいる中で、こんな言葉があった。
週刊誌にいろいろと書きたてられたときの、夫健次郎のセリフである。
人の生活を面白がっているより、自分の生活を面白がるのが大人」。
うーん、名言じゃありませんか? かくありたいものです。

ところで、タイトルの「芋たこなんきん」って、女性の好きな食べ物を
3つ並べているんだそう。「芋・たこ・なんきん(かぼちゃ)」らしいんだけど、
芋とかぼちゃはともかく、女の人ってそんなに蛸が好きかなあ?
関西の女性はそうなんでしょうか。あ、関西にはたこやきがあるもんね~。