みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

little……

2011-03-31 | monologue
In these troubled times,
pray a little harder,
laugh a litttle louder, and
love a little stronger.

こんな時代だから
いつもよりちょっとだけ深く祈り、
ちょっとだけ大声で笑い、
ちょっとだけ強く愛そう。


トランプと本

2011-03-21 | monologue
昨日、ニュース番組でやっていた。
被災地で、何日目に何が必要になってくるか?

被災3日後。
食料、水、粉ミルク……。

被災10日後。
トランプ、本、老眼鏡……。


今、被災地で必要なのがトランプや本なのだということに、
軽く衝撃を受けた。

老眼鏡は、届いた新聞を読むため。

物資が少しずつ届き始めている。
(それでも、まだ手のまわっていない地域もあるし
足りないものもたくさんあるだろうけれど)


トランプと本。
人間が人間であることに気づかされる。


まず、生物として食料と水。
その次に、余興や娯楽が人間には絶対必要なのだ。

被災地で、被災者の少女が、トランペットを吹いてみんなに聴かせる映像に
心を打たれる。聴いているおばあちゃんが泣いている。

こんな言い方は不謹慎かもしれない。
でも、
人間っていいなと思った。

音楽も、本も、トランプも、生物として生きていくのには、不要なもの。
でも、私は、そんな不要なものにたくさん囲まれて生きていきたい。



今すべきこと

2011-03-15 | monologue
3月11日、私は御茶ノ水の会社に出勤していました。
4時ごろ、幸いにも相方と連絡がとれ、こうたろうを迎えに行ってもらえることになったのでまず安心。
しかし御茶ノ水駅はシャッターが降りかけていて運行のめどが立たないということなので、電車が動くまでと会社で待機していたのですが、ビルの不動産屋さんから連絡があり、安全上の理由で全員6時半に退社してくださいとの指示が。


とりあえず腹ごしらえとプロントで食事していたら、ラジオのニュースでJRが終日運休を決めたと知りました。そこで、プロントの店員さんに「このあたりにホテルはありませんか」と尋ねたら、ご親切に、インターネットで検索して3枚ほどプリントアウトしてくれました。
御茶ノ水は明治大学のリバティタワーが避難所として開放されていましたが、混沌としており、長くいるにはきつい感じでした。プロントでもらった紙を手に、冷たい風が吹く中ホテルをまわったのですがどこも満室。

御茶ノ水のホテルといって他に思い浮かぶのは、山の上ホテル。
値が張るのはわかっていたけれど、足を運んでみました。ロビーにはたくさんの人が。そしてここもやはり満室。
ロビーは座れそうにないなと思ったのですが、階段のところに「地下にも休憩所をご用意しております」という案内を見つけ、降りてみたらレストランが開放されていました。
ここが開放されていると知る人があまりいないのか人はまばらで、プロジェクターでNHKが流れ、あたたかいお茶が飲み放題になっていました。
私はそこで、ブランケットを借り、4人がけのテーブルを独り占めするような形で、夜を明かしました。

翌朝、ホテルから卵粥とホットコーヒーのサービスがありました。
感動した! さすが山の上ホテル、太っ腹!
私は、帰宅難民としてはかなり恵まれた環境で過ごせたと思います。

そしてようやく動き出した電車に乗り込み、ぎゅうぎゅうに押されて圧死するかと思いながらなんとか戸塚へ。
昼前にやっと帰宅し、ドアを開けた瞬間、こうたろうが走ってとびついてきました。
(ちなみに相方はこたつでうとうとしながら「おかえりぃ」と普通に言ってました。もっと感動的な再会を予想していたんだけどなー)

あれから4日たった今。
電車が不安定でよめないのと学校が午前中で帰宅になったので仕事に行けていません。
いろいろな予定が狂っています。
スーパーで食料や生活用品を買うのも一苦労です。
計画停電にも何かと惑わされています。
でも、テレビで繰り返し放映される被災地の様子を観ていると、こんなことでめげていられないと思うのです。

こんな中、子供向けの番組を変わらず放映しているNHKってえらいと思いました。
はなかっぱが、コッシーが、オフロスキーが、私たちをほっとさせてくれます。
今はいつもに増して、子供の笑顔が必要です。


自分たちにできることはなんだろう?
ずっと考えていましたが、募金や節電のほかに、被災地以外の地域にいる私たちが、まず元気で明るくいることじゃないかと思います。
そして、被災地に向けてだけではなく、すぐ隣にいる人に思いやりを持つこと。協力しあうこと。日本という国を、みんなで力を合わせて元気にしていくこと。
嘆かないこと。不安につぶされないこと。とにかく前へ進むこと。


そして祈ります。
祈りが無駄ではないことを、私たちは知っているから。

これ以上被害が拡大しませんように。
1日でも早く、被災地が復旧しますように。
みんなが穏やかに過ごすことができますように。