みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

アップ。

2013-11-28 | work
久しぶりに仕事で本を一冊まるごと書かせていただいてます。

先ほど、ようやく原稿をすべてアップ。
取材から入稿まで2週間しかなく、
私は今、別件で異業種の仕事もしているので
実際原稿を書くのに充てられた時間は1週間だったけど、
なんとかぎりぎり、今日の締め切りに間に合いました(*´Д`)=з

基本、ひとりでやっているのでライターは孤独な作業です。
編集さんに送るメールの、最後の送信ボタンを押したあと、

「おわったあああああああああ(≧▽≦)!!!」

という喜びを分かち合える人はそばにいません。

がっつりパートナーになってくれたパソコン君、
(なんとなく、今のPCは男の子だと思っている)
マウスくん、キーボードちゃん(この子は女子っぽい)に
「おつかれさまでしたーっ!!」とお互いを讃えあい、
壁に貼られた某アイドルのポスターに
「がんばったね」と言ってもらいます。←イタイけど本気

あとは、ゲラのチェックや、校了時の確認など、
まだまだ気はぬけませんが、
ひとまずトラブルなく納期を守ることができてよかった。
幸せです。この瞬間を味わいたくて、がんばってるところもあります。

他にも、本を作っている行程で
「これが味わいたかったんだ」という瞬間がいくついくつもあります。
総じて、私はやっぱり、本を作る仕事が大好きなのだと実感するのです。

今回、私の名前は表には出ないので今のところ宣伝は控えますが、
すごく大切に書いた本です。
たくさんの人に手にとってもらえますように。



2013-11-14 | people

今日の夕方、仕事で恵比寿にいた。
仕事でいっしょだったひとと信号待ちをしているとき、
空を見たら、黒い墨みたいな雲がふわあっと流れて、
白く光った月が現れた。

「月、きれいですね」
と私が言い、いっしょにいたひとも
「ほんとうだ、きれいですね」
と同意してくれた。

私の隣にいた見知らぬおばさんが
なんだかこわい顔をして、

「ああいうの、きれいな月って言わないわよね?」

と、挑戦的に言った。
憎いみたいに私を見ていた。

突然のことだったのでどの方向に対応すべきか戸惑ったけど、
こういう、自分が絶対正しいと思って勝手に不機嫌になるひとには
こちらは感情的になってはいけないのだ、ということを
最近学んだので、

「そうですか、きれいですよ」
と、あえてにっこり受け答えた。

そしたら、

「東京の月なんてだめよ」

嘲笑するように言う。

信号が変わって、おばさんはすたすたと行ってしまった。


おばさんにとって、月はいくつもあるのだ。
東京の月はだめ。
たとえば北海道の月と沖縄の月はそれぞれどう違うんだろう。

どこの月がきれいですか?

おばさんに聞きそびれてしまい、
ほんとうに知りたくなっている。



続く。

2013-11-06 | monologue

先月、結婚13周年を迎えまして。



相方セレクト、山手十番館にてお祝い。




デザートを食べていたら、お店の方が
「ちょうどお店のお花の入れ替えなので、ブーケを作らせていただきました」
と、薔薇のブーケをプレゼントしてくれました。
(なのでブリュレが食べかけの写真です)


思い返すと、私たちの結婚はめちゃくちゃなスタートで、
よく両家の親が承諾したなあと今さらドキドキしてしまうのですが、
なんのかんのと13年です。

結婚は「めでたし、めでたし」ではなく
ずっとずっと「続く!」の物語なんだなあ、というのが実感。
結婚だけでなく、人生ってそういうものかもしれないけども。

変わらず主要キャラでいてくれる相方に感謝してます。
これからも、「続く!」の毎日を、よろしく。