ベッドタイム・ストーリーズ

前はよく寝る前にこうたろうに本を読み聞かせていたけど、
最近は読む本もなくなってきてしまったので、
勝手に物語を作って話してやることにした。

お題はこうたろうが出してくる。
「ワニ」とか「オオカミ」とか。
私がそれに沿って、即興で創作する。

たとえば、
「赤いカニをうらやましがってばかりいた青いカニが、
あるとき、赤いカニがたいそう青いカニをうらやましがっていることを知り、
それぞれにそれぞれの幸せがあることに気づく、
というカニのお話」とか、

「泳ぐのが苦手だから絶対泳がないと決めていたけど、
友達を助けるために海に入ったらすいすい泳げて、
泳げないのではなくて泳ごうとしなかっただけだった、
というカメのお話」とか。


で、昨日は「エビ」がお題だったので、
「エビのエーちゃんとビーちゃんはとっても仲良しで、
いつもいっしょだったけど、あるときケンカをしてしまい、
もう会わない！と決めたのだが、ビーちゃんに困ったことが起き、
エーちゃんはいてもたってもいられず助けに行き、仲直りした」
というお話を作ったら、こうたろう、


ぽろっ……


と涙をこぼし、


「ど、どうしたの？」と聞いたら


「かんどうしたあああああ」


と号泣。


えー、ちょっとびっくり。
こうたろうはドラマを観てもよく泣く子だけど、
こんなピロートークで号泣するとは。


しかしこの即興創作、私にとっても
すごく良い頭の体操になっており、
脳みそをほぐされる感じがします。
なんせ、着地点がわからず話し始めて、短距離でエンディングまで
持って行くので、強引になることも多々ですが。

こんなふうに、枕を並べて話をするなんて
あと何年かな……
今この時間を大切にしたいと思います。

宿題

こうたろうの宿題。

「思」のつくことばを書きましょう。





こうたろうの答え：
「思ってるときには思いはとどかない」


しみじみと深いなぁ……。
なんか、お酒飲みながら語り合いたい気分だ。

母の心配事

こうたろうが
「大きくなったら、お母さんを幸せにするからね！」
などとドラマのようなことを言うので、
あらまあ、なんてかわいいことを、と
うれしがって母親に電話で報告したら、
「なにそれ！　こうたろう、将来マザコンにならないか心配！」と
きみわるがられた。


そういえば、保育園のときの懇談会で
「近所の中学生のお兄ちゃんが、ママにミサンガを編んであげたんだって」
という話をきいて、


「え～～」


と、息子を持つママたちがうっとりしたのに対し、


「え～～」


と、娘を持つママたちがげんなりしていたなあというのを思い出した。



娘（私のこと）を持つ母には、げんなりする話だったのかなあ。
私にとっては語り継ぎたいような美談だったんだが。

よいとし

おととい、41歳（よいとし）になりました。

毎年、ケーキを買ってきてくれる相方。
いつもは年の数だけキャンドルをつけてくれるのに、
今年は「HAPPY　BIRTDAY」の文字。
これって、もうろうそくがケーキに立てきれないってことなのか、
年齢を意識させないように気を使ってのことなのか……（笑）

昨年不惑を迎えましたが
まだまだ惑ってばかりです。

みなさん、いつもありがとう。
今年もよろしくお願いします。