みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

学習中

2008-03-27 | kid
このごろ、文字を覚え始めたこうたろう。

しかし誤認も多い。
「こうたろうのだよ!」
と言ってソフトバンクのマークを指差したり。

このあいだは、炬燵のスイッチを見ながら
「お母さん、だよ、!」
と叫んでいるので、何かと思ったら、

コレでした。


「ス」ね……。


個室

2008-03-21 | kid

あれっ、リビングにいるはずのこうたろうがいない……
と思ったら、こんなところで遊んでた。

パソコンラックと、
絵本やおもちゃを入れているカラーボックスのすきま。
ここには軽い箱モノや通販カタログなんかが置いてあったのだが、
それらをどかして、自分が入り込んだらしい。

一度入ってみたらずいぶん気に入ったようで、
私がキッチンに立っていたり洗面所で洗濯とかしてると、
こうたろうはかなりの確率でここにいて、
工作をしたり折り紙をしたり、
壊れたミニカーを修理(?)している。

時々、鼻歌が聞こえる。
それも、「薔薇のない花屋」のテーマソング、
山下達郎の「ずっと一緒さ」であることが多い。

この狭い空間で、ハサミちょきちょきしながら
「あなたと~ ふたりで~ 生きてゆきたい~♪」だよ。

そんなに居心地いいのかなあと思い、
この間、こうたろうがいないときに私も入り込んでみた。

すごい、すごいすごい、快適!!

ああ、なんて落ち着くの。
あんまり良かったのでしばらくそこに座り込んで
ポケーっとしてしまった。
私はいっぱいいっぱいで身動き取りにくいけど、、
こうたろうは私よりもっと余裕があるからなおさらだろう。

入ってみてわかったんだけど、
ここからはキッチンも洗面所も和室も見える。
独立してるんだけど、全体が見渡せるのだ。
親がいるのを感じながらも、個室気分で遊べる絶好の場所。
おまけに、がんばればテレビも見える。
カラーボックスがいい感じに机みたいになるしね。

いい場所見つけたね

おくりもの

2008-03-11 | monologue

出社したら、デスクの上にこれが置いてあった。

な、なに?
誕生日じゃないし……。

ここのところ、スタッフが突然辞めるというのが続いている。
「明日から来ません」の自主退社あり、
「明日から来なくていいよ」の解雇あり。
お別れの挨拶もなしに会えなくなってしまった人もいる。
先月も、朝行ったらこんなふうにデスクにお菓子が置いてあって
「michikoさん、お世話になりました」ってメッセージが残ってたっけ……。
また急に辞めることになった人がいるんだろうか。
でも誰??

きょろきょろあたりを見渡していたら、
イケてる男子T君と目があった。
「それ、みんなからです!」

みんなから……って


え?


急に辞めることになった人って


もしかして


私!?


コレ、みんなからの餞別!?


いや、聞いてないって。
でもこれまでの前例を考えてありえない話じゃないような……


「ななな、なんなの、これは」
と、ちょっと動揺しながらイケてる男子T君に尋ねると、

「ホワイトデーです!」

あー

ホワイトデーね。


でも私……


誰にもチョコあげてない……。


バレンタインには、手作りチョコとクッキーを
全員に配ってた女子が1名いたんだよな。
しかも彼女、男性だけじゃなく私にもくれたのだ。
私こそ、ホワイトデーに贈り物をしなくてはいけない
人間ではないか。
なのにそんなことはすっかり忘れていた。

私は何もしてないから申し訳ない、と言ったら
「いいっす、いつもお世話になってるんで!」
と、どこまでもさわやかなイケてる男子T君。
「みんなから」とは言うものの、
明日からしばらく出張予定の彼が前倒しで女性陣のプレゼントを
用意したらしい。

それに比べて私ときたら……。
いかん。もらうだけの人生なんて。
人としてどうかしている。反省。

中にはペネロペのかわいい巾着袋が入ってました。
ありがとうございました。


三ケタの足し算

2008-03-07 | kid
仕事で、小学校2年生の算数の教科書を見る機会があった。
三ケタまでの足し算と引き算だけで1冊のボリュームになるほど
基礎から発展までがちゃんとまとまっていて、
教科書ってすごいなあとあらためて感心してしまった。

小学校2年生といったら、こうたろうの3年後。
あと3年もしたら、こんな高度な計算したり
問題を読み解くことができるようになるなんて
なんだか信じられないけど、考えてみたら
生まれてからまだ4年半くらいしかたっていないんだから
その倍近く生きたらこれくらいは当然なのか。

こうたろうは最近、やっと手足のあるヒトらしきものを
描くようになって、
「これはお母さんが怒ってるところでねえ(どう見ても笑ってる顔)、
隣にいるのはこうくんなの。
(こうたろうの目がなんで水色なのか指摘すると)
あはは、これはねえ、こうくん泣いてるの~
などと、ウチの内部事情があからさまになるような絵物語を
描いては披露してくれる。おもしろい。
説明されなければわからないような、こうたろうにだけわかる図。

三ケタの足し算ができるようになるころには、
こんな絵は描けなくなってしまうんだろうな。
生まれてから今までずっと、育児しながら
「早く歩いてほしい、早くしゃべってほしい、早く、早く」って
急いで大きくなってほしかったけど、
ここまできてやっと、ゆっくりでいいよ、と
心から思う今日このごろです。


分け合うという幸せ

2008-03-04 | kid
先日のこと。
前の日に食べたイチゴが残っていた。
相方の帰りが遅くなるという日だったので、
「お父さんにナイショで食べちゃおう~」と
2つのお皿に取り分けた。

それを聞いていたこうたろう、ちょっと間があって、
「なんで?
と言う。

「お父さんの分も、取っておこうよ」

そ、そうだよね、こうたろうが正しい。
「そんなのダメだよ!」じゃなくて「なんで?」っていうあたりが
ちょっと衝撃だった。
なんだか、自分が恥ずかしかった。

そういえば、こないだ私の実家に行ったときも、
じーじが帰ってくる前にケーキを食べようとしたら
「じーじが来るまで待ってようよ!
じーじとばーばと、お母さんとこうくんと、
4人一緒がいいよ
なんて言ってじじばばを感動させたんだよな。
ケーキ大好きなのに。
待ちきれないはずなのに。

いない人の分も考えましょうね、と教えたことなど一度もない。
みんなで分け合って食べるということを
保育園の集団生活で学んでいるんだろうなあ。

「○○しなさい」とか「○○しちゃいけない」とか、
何度言ってもなかなか守れないこともたくさんあるのに、
自分の身をもって覚えたことは言われなくてもやれるんだなと思う。
こうたろうを動かすのは「理由」というより「キモチ」なんだろう。

3等分したイチゴ、相方に話したら
「こうたろうが取っておいてくれたイチゴ、おいしいよ!」
と言いながら食べていた。
えへへーと笑うこうたろう、
「1コちょうだい」などと言って、結局いっぱいもらってたけど。