みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

悩ましい風水

2008-05-27 | monologue
ちょっと風水で知りたいことがあったので書店に行ったら
うっかり「おそうじ風水」という本を買ってしまった。
そうじゃなくて「どの方角に何の色」とかそういうのが
知りたかったのに、なんでだろ。

読めば読むほどすごい。いや、ほんとすごいよ。
何がって、私、ことごとく間違ったことしてるもの!

簡単に言うと、その本一冊通して
古いもの、不用なものはすぐ処分しろということが
書かれているんだけど(処分の仕方とか浄化の方法とかも)
私がやっていた一番いけないことは、
結婚式の引き出物は、いくら使い勝手が良くて気に入っていても、
その夫婦が離婚した場合すぐ捨てなくてはいけない
というもの。

こういうものは受け取った側に影響を与えやすく、
逆に離婚していない夫婦からの引き出物は
どんどん使ったほうがもらった人も幸せになるらしい。
ひえー、そ、そうだったのか!
実は私、ものすごーーーーーく気に入っているティーポットがあって、
それをくれた友人夫婦が何年か前に離婚しているのだ。
正確には「引き出物」というか、
結婚式が遠方だったため参加できず、
お祝い返しみたいな感じでいただいたものだったと思う。
(共通の友人も同じものをもらっていたから、
やっぱりそれは引き出物だったんじゃないかな)
私はそれを、相方とつきあう前からずっと使い続けている。

そのポット、小ぶりで、注ぎ口がミルクポットみたいに
縁から直接流れていて、めちゃくちゃ使いやすいうえ
洗いやすくて、本当にグッドデザインなのだ。
私は1日中温かいお茶を飲んでいるが、
相方は冷たい飲み物のほうが好きなので、
ポットはひとり分のサイズで充分。
キッチンに置いてもそんなに邪魔にならないのもいい。

もう10年くらい私の側にいるこのポット。
家にいるとき、いつも視界に入る愛着のあるかわいいヤツ。
一緒にいる時間を考えたら、きっと相方より長いと思う。

これを……これを処分しろと!?
壊れてもいないのに!??
こんなにスキなのに!???

しかも、壊れていない食器を捨てるときは、
一度自分でどこか割ってから捨てるというのが
鉄則らしい。
そ、そんなことできないよ……

「事情を説明しないで、誰かにあげるというのでも良い」と
書いてあったけど、こんな使い古したポットを
いったい誰にあげられるというのだ!
こんなもの、バザーにも出せん!

このあいだ、妹につきあってもらってあちこち雑貨屋を
まわってみたが、こんな具合の良いポットには
めぐりあえなかった。……うーん。

ちなみに、この友人夫婦からいただいたポトスも
ものすっっごい育って、最初は葉っぱ5枚くらいの
小さなものだったのに、
ほとんど「木」みたいに大きくなっている。
途中で添え木をしたので、今ではこうたろうより背が高い。
これも、10年以上のつきあいだ。
ポットだって捨てられないのに、こんなに元気な
植物を捨てられるわけないじゃないの……。

ああ、悩ましい。
気にしなければいいんだろうけど、
知ってしまったからには気になる。
風水って難しいわあ~~。

かみでっぽう。

2008-05-21 | kid
最近、ひらがなを読むのがこうたろうのブーム。
看板やテレビのテロップや、いたるところにある「ひらがな」を
見つけては読もうとトライしている。
逆から読んだり、カタカナを誤読したりしながら
少しずつ前進している様子。
「あれはなんて読むの~?」といちいち聞かれるのが
場合によってはめんどうだったりするが、
そこで一度でもうるさがってはいけないと肝に銘じ、
私もひらがな読みに参戦。

折り紙の本を見ていて、
「かみでっぽう」というタイトルがあった。
こうたろうは「か・み……」まで読み、
「『て』にてんてんでなあに?」

私「だよ」

こうたろう「か・み・で・つ……『ほ』にマルでなあに?」

私「だよ。あとね、小さい『つ』は、読まないの」

こうたろう「か・み・で・ぽ・う」

う、うーん。ちがう。
「小さい『つ』は読まない」というのは、間違っている。

私「ええとね、ちいさい『つ』は、こう、息をヒッ!と吸って、

っ!!

って感じにやるの……」

こうたろう「か・み・で・ヒッ!!(←息を吸っている)・ぽ……」

ち、ちがう……

私「うーん、そうじゃなくて、一回黙るっていうか……」

こうたろう「か・み・で・・ぽ・う」

…………びみょー。
一番近い気もするが、「黙る」っていう教え方もどうか?


普通に会話しているときは「っ」という文字は
ばんばん出てきているはずなのに、
あらためて説明しようとすると難しい。

しかし、この「かみでっぽう」、
「っ」のほかに
てんてんもマルも出てきているうえ、
「ぽう」が「ぽー」や「ぽお」ともちょっと違うことも
あわせて教えられる要素がつまった、
テキストとしてすばらしく優れた例題である。

折り紙の本をながめながら、
日本語の奥深さを味わう育児中です。


閉まるドアにご注意ください

2008-05-16 | monologue
ああ、びっくりした。あぶなかった。

今朝、東京駅から中央線に乗り換えるときのこと。
ホームに来ていた電車のドアが閉まりそうだったのだが
いけるかな?と思い、ダッシュですべりこもうとした私。
足を一歩電車の中に踏み入れたとき、
後ろから走ってきたおじさんにぶつかって
ホームに倒れてしまったのだ。

倒れたまま顔を上げると、
トートバッグが肩からかけられたままの状態で
電車とホームの隙間にハマってしまっている。
そして無情にもドアは閉まり、
電車が動き出したのだ。

ひえええええ、うそでしょー!?

あわててバッグをひっこぬき、
青ざめながら電車が去っていくのを待った。
私にぶつかったおじさんはその電車に乗らずにホームに残り、
しきりに私を心配してくれて、
電車が行ってしまってから線路に何か落ちていないか
一緒に見てくれた。
転んだのはこの人がぶつかったからだけど、
この人だって、私のせいで電車に乗れなかったんだよな。

線路に何も見当たらなかったし、
財布も携帯電話もカード入れもバッグの中にあったので
そのまま次の電車に乗ったけど、
会社に着いてから、ハンカチと文庫本がないのに気がついた。
もしかして、線路じゃなくて電車の中にこぼれたのかも?

あとのダメージとしては、ひざこぞうとひじを少しすりむいたのと、
服とバッグが汚れた程度。
こんなんで済んで良かった。

でも、東京駅ほどの大きな駅なのに、
ホームに駅員って常在していないんだなー。
よく「不審物、不審者は駅員に声をかけてください」とか
車内やホームに張り紙があるけど、
窓口まで行かないと駅員がつかまらないっていうのも
どうなんだろう。

ともかく、駆け込み乗車はもうやめよう。
多少会社に遅刻したとしても、安全第一だ。
というか、駆け込みしなくてもいいように
余裕持って家を出ないとね。

こわい思いって、被害が小さい段階で
たまには味わったほうがいいのかもな。


身近なケーザイ

2008-05-14 | monologue
4月から「にじ組」に進級したこうたろう。
ベルメゾンのカタログを見ていたら、
虹のイラストが描かれたTシャツを発見。
「これ欲しい~!」と満面の笑顔。
チェックしたら500円程度だったので、
相方の下着やらなんやらと一緒に購入。

そして3日ほどして、商品が届いた。
うちのマンションには宅配ボックスがあり、
不在時にはそこに入れてもらうようになっている。
その日も、保育園から帰ってきたら宅配ありの通知。
宅配ボックスのコーナーはロッカーのようになっており、
キー操作で自動的に扉が開くようになっているのだが、
こうたろうはこのやり方をもう熟知していて
宅配ボックスコーナーを「勝手にあくとこ」と呼んでいる。
Tシャツの入った荷物を取り出し、すごくうれしそうだった。

そのTシャツを2回ほど着たとき、
こうたろうがふざけて襟をひっぱったりしていたので
「買ったばっかりなのに襟が伸びちゃうじゃん」
とたしなめたら、こう反論してきた。

「ちがうよ。買ってないじゃん。
勝手にあくとこに入ってたんでしょ」


軽く衝撃。
これまで、「お店でお金を出して商品を買う」というのは
何度も目にしていたはずで、最近は、行きつけのコンビニでは
自分でお金を渡してお釣りを受け取るところまで
こうたろうに任せることもあったのだ。
だから「モノを手に入れるために、お金が必要」というのは
わかってきていると思うけど、
通販のシステムまでちゃんと説明したことがなかった。
ひょっとしてこうたろうは、カタログに載っているものを
「これ欲しい」と言えば、あの宅配ボックスに自動的に
入るようになっていると思っていたんじゃないだろうか。
「勝手にあくとこ」は、彼にとって
「勝手に入ってるとこ」でもあったのかも。

これはちょっとコワイことだな、と思い、じっくり話す。
「ちがう。これは、お母さんが働いたお金で買ったんだ。
お店まで行ったわけじゃないけど、お母さんがお店の人に
こうくんの虹のTシャツが欲しいので買いたいです、とメールして、
お店の人がいいですよ、ありますよ、とお返事くれたの。
それでお店の人がクロネコヤマトのおじさんに頼んで、
勝手にあくとこに入れといてもらったんだよ。
お金は、カード会社の人がお母さんの銀行から
シャツの値段の分だけ持って行ってくれるように
お願いしておいたから、お店にはちゃんと払われるの。
だから、ちゃんと買ったものなんだよ」

カード会社うんぬんのあたりはまだ難しいかなと思ったのだが、
まあ、これは次の機会でいい。
こうたろうは神妙な顔で聞いていて、詳細はよくわからないものの
とにかくお金出して買ったということは理解した様子。
次に通販で買い物するときには、ネット注文の画面を一緒に見た。
いろいろ説明しながらクリックしたら、
「買い物した感」が妙に増した。

こうして考えてみると、ネット販売だって、
たくさんの人の手をちゃんとたどってきているのだと
改めて実感する。
私はネットでの買い物を本当にしょっちゅうするが、
その大半をクレジットカードで支払ってしまうので
私のほうこそ、お金を払って買ったという感覚が少し
麻痺している部分があったような気がする。
ネットショッピングは便利なのでこれからも
ばんばん利用するつもりだけど、
やっぱり、ナマのお金をさわって支払うことって
大切なんだなと思う。

そして、そのお金を得るためには、
当然のことながら働かなくちゃいけないこと。
こうたろうに話しながら、再確認した一件でした。

いい仕事。

2008-05-09 | people
Cちゃんとランチ。
彼女は優秀な書籍編集者である。

このランチで、Cちゃんからものすごくパワーをもらった。
お仕事の話なのでここには詳しく書けないんだけれど、
某サイトを見ていたら「あれっ?」とひっかかった項目があり、
それに関する本を購入して実践してみたそう。
そして、その道のプロに会いに行き、
本にまとめる企画が通ったという。

そう書いてしまうとあっさりしてるんだけど、
その項目、はっきり言って私の中では
今までの人生でまったく頭になかった分野で、
むしろ、苦手といってもいいカテゴリー。
でもCちゃんの話を聞いているうち、
ものすごーーーくやりたくなってしまったのだ。
ほんの15分ほどの会話で、である。
これってスゴイことだ。
人に「やる気」を起こさせるのって本当に難しい。
しかも、ぜんぜん興味のなかった人を
そっちに向かせるなんて。
さらに言うなら、彼女は別に、
私にそれを「やりなよ」と勧めたのではない。
つまり、Cちゃんにそれだけの説得力と、
裏づけがあったわけです。

つくづく、彼女はいい仕事をしていると思う。
それは、「本の編集って、楽しそうでいいね!」
という意味の「いい仕事」ではない。
まず、Cちゃんが「あれっ」と思う。
そして、手作業でザクザクと掘っていく。
ココが彼女のいちばんえらいところ。
とにかく、面倒くさがらずに(むしろおもしろがって)
きちんとロケする人なのだ。
姿を現したそれは、Cちゃんによってさらに磨かれ、
きちんと正装して世に出て行き、人々に影響を与えていく。
彼女の感知度はいつ見ても高い。
いい仕事してる。本当にそう思う。

ここのところ、何かとイライラしていた。
私を蝕んでいたのは、そうか、「面倒くさい病」だったんだ。
そう気が付いた。
面倒くさい面倒くさい、と逃げてばかりいるから、
目的地までなかなかたどりつけなかったんだ。

ありがと、Cちゃん!
私も、広義で「いい仕事」できるようにがんばるからね!

ラムネ。

2008-05-07 | monologue
ゴールデンウィーク、久々に一緒に遊んだママ友Mちゃん。

彼女は私が横浜に引っ越してきて最初にできた友達で、
区で行われた「赤ちゃん会」で知り合った。
Mちゃんの長男S君もこうたろうも、
まだ歩いてもいなかったころ。
お互いに、春から保育園に入れて仕事を
再開しようとしている点で境遇が似ていて、
残りの専業主婦時代数ヶ月を
彼女とずいぶん満喫させてもらった。

気が付いたらもう、それから3年ですよ!
「早く子供同士で勝手に遊んでてくれて、
2人でゆっくりおしゃべりできるようになるといいね」
なんて出会ったころからよく言っていたんだけど、
今、まさにその状況に。

子供同士が友好的に遊んでいる中、Mちゃんが
「子供ってどうしてラムネ(菓子)が好きなんだろうね。
ぜんぜん美味しくないと思うんだけど」と言い出した。
「しゅわっと溶けるのが面白いんじゃない?」
「清涼感がいいのかも」
「●●メーカーのラムネなら美味しいと思う」
「そういえば自分も小さいころは遠足のとき必ず
ラムネ買ってた」
「コーラの缶の形した小ちゃいのだよね」
「それからジューシーっていうやつ」
などなど、ふたりでしばしラムネ談義。

そこでエムちゃんが、
「子供ができるまで、こんなにラムネについて
考えたことなんかなかったわ~!
大人の日常の中にラムネなんて存在しないじゃない?」
と言ったのがおかしかった。

子供を産んで「人生観が変わった」ということは
私の場合、ほとんどない。
「育児によって自分が成長した」というのもたぶんない。
ただ「生活の中に入り込んでくるアイテム」がプラスされた。
たとえば、ラムネやどんぐりやビービー弾や、
トミカのプラレールがそれだ。

「新しい仲間」も増えた。
まず、こうたろう。
そして、こうたろうを取り巻く人々。
ママ友達や、保育園のスタッフ、小児科の先生。

私にとって、出産・育児は「自己変革」ではなく
「ジャンルの新開拓」みたいな感じなんだなあ、と
実感したラムネの一件でした。
自分では気が付かないところで
変わっているのかもしれないけどね。
Mちゃん、また遊ぼうね♪

話は変わって!
本日、会社のウィンドウズとご対面。
抜群に良い!
ホントに「放置されていた」面影の残るパソコンで、
はがしきれないガムテープの跡があったり、
マウスなんかは「厨房にでも置いてあったのか?」
と思うくらいなぜかベトベトだったが、
年末に買ってあったアルコール入りウエットティッシュで
念入りに拭き取り、ぴかぴかに。
画面も大きいし、動作も速いし、なんといっても
キーボードの配列どおりに文字が出る…
今、お昼休みにニューパソコンから更新してます。
これも新しい出会いですね。
今までのマックさん、本当にどうもありがとう。
こちらもきれいにお掃除しておきました。



バージョンアップ?

2008-05-04 | work
会社で使っているマックが著しく調子悪くなった。

というか、このマック、私が会社にお世話になりはじめた
2年半前からずっとおかしかったのだ。
アットマークは出ないし(コピーして出していた)、
カギカッコとか、&や%の類は
ほとんどキーボードに印字されてるのと違ってたし。
PDFを印刷すると必ずフリーズするし。
CDもMOもまったく使えないし。
最初から上司に「このように不具合です」と
しつこく伝えていたのだが、不具合であっても
まったく使えないというわけではないし、
必要に応じて違うパソコンを借りて乗り切っていたので、
新しいパソコンは買ってもらえずいた。

それが、仕事にならないくらいの頻度でフリーズしまくるようになり、
PDFだけではなく印刷はほぼ不可能に。
メールも満足に使えない状態になってようやく、
とうとう上司もわかってくれたらしい。
先日、「パソコン変えてあげるよ。ウィンドウズでもいい?」
と言われた。

「はいっ!」
私は、最初のパソコンはマックからだったけど、
どちらかというとウィンドウズ派なのだ!
私の仕事内容も、ほとんどテキストばかりなので
正直、マックじゃなくても……とずっと思っていた。
新しいパソコン買ってもらえるんだ~、わーいわーい
そうそう、勤続してるからにはこういうふうに
バージョンアップしていかないとねっ。

と、思っていたら。

上司。

「使ってないのがあるから」

ですと。


あのー、使ってないのって?
どっかに放置されてたやつなんでしょうか?

大人気なく不安な顔をしてしまった私の心情を
察したらしい上司、あわてて
「液晶のパソコンだから!」

い、いや、そんなこと胸張って言われても!
いまどき、液晶じゃないパソコンだとは思わないし!
どんなのがくるのかなあ、微妙……

上司「ゴールデンウィーク中に用意しておくからね」。
(この会社、ゴールデンウィーク中も営業。
私は休ませていただきましたが)

私の次の出社日は、連休明けの5月7日。
ちょっと心配だったので、
「あ、あの、私は立ち会わなくていいんでしょうか」
と尋ねると、「やっておくからいいよ~」

そして今日、携帯に
「ウィンドウズをつなげておきました」とメールが。

次回、出社したらそのパソコンとご対面なわけです。

いったいどんな機種が……。
あー
ドキドキする。