以前はちょっと怒鳴るだけでふえーんと泣いていたこうたろうも、
2歳を過ぎてからはどんどんツワモノになってきている。
私の怒り度がレベル1程度なら、「おかあさん、好き~。チュー」などと
顔を寄せてくる、というすごいワザに出る。そんなことされたら怒れませんがな。
こういうずるい男っているよなあ。
レベル2くらいだと、例えばこんな感じ。
「出かけるからジャンバー着ようね」「きなーい」「だって寒いよ」
「やーだ。きない、も~~ん」と何度が押し問答があったあと、私が「あっそ!」とプチギレ。
するとこうたろうはすかさず、両手を上にあげて振りながら「アッソ! アッソ!」と
踊り出すのだ。そのアホダンスに、もう怒る気力も奪われてしまう。
ほどほどのしぶとさとユーモアがあって大変よろしい、と内心喜ぶ気持ちもあるのだが、
危なかったり他人に迷惑だったり、それは絶対絶対ダメーっ!!というようなときには
本当に困る。
で、生み出したのが「お母さん怪獣」。
もはや、「こら!」とか「だめでしょう!」とかいう人間の言葉は使わない。
ウオオオオオォォ~~~!!!!
ぎゃおおお~~!
と、やるのである。もちろん、ここぞというときの最後の手段だけど。
コンセプトはナウシカに出てくる巨神兵。
腕を振り上げ、手はこうたろうにつかみかかんばかりに指を曲げ、
怪獣になりきる。(←もと演劇部。)
これはホントにビビってくれる。初めてこれを見た相方が、
私が育児ノイローゼかなにかでおかしくなってしまったと思い、
後ろから抱きしめて頭をなでてくれた、という逸話つき。
「もうしない~。ごめんなさいー」
とこうたろうが降参したら、怪獣のまま「ウオー」とか言いながらいったん退場。
そしていつものやさしいお母さんに戻って笑顔でこうたろうに駆け寄り、
「もうしちゃだめだよ。ちゃんとわかったね、いい子だね」と
ぎゅーっと抱きしめる。
するとこうたろうは、私の腕の中で「うん、もうしない」と
すなおに反省してあまえてくるのだ。
かなり効果があるし、私自身、怒りで殴りそうになるのを抑えるよりも
ずっとストレスがたまらない。
ただ、これは外でできないのが難。私の体調もよくないとうまくいかないし、
ちょっとでも私が笑ってしまおうものなら全部パーである。
それが、このたび、いい方法ができたのだ。
眼科の先生に言われたとおり、昨日使い捨てのコンタクトレンズに変えたのだが、
夜、それをはずしてティッシュに取った。
それを見ていたこうたろうが不思議そうな顔をしていたので、遊び心で
「ぺたっ、ぺたっ」とこうたろの手にくっつけたら
「こ、こわい~~~!!」
と泣き出したのである。ええ? これがこわいの?
「ごめんごめん、捨てちゃうね、ポイ!」とレンズをはずしてティッシュにくるんだが、
私はあえてゴミ箱には捨てなかった。
その後、「お風呂に入ろうね」と言ったら「やーだ、はいんなーい」のイヤイヤマン。
ふふふ、出番だ、出番。
「お風呂に入らないと、おめめ、来るよ」
例のティッシュをぱらっと広げてレンズを見せる。こうたろうは急いで服を脱ぎだした。
つ、つかえる……!ニヤリ。
風邪が治ったかと思ったら目の調子が悪くなって、まったく呪われてるのかと
思ったけど、こんないいことにつながったなんて、ケガの功名。
でもいつまで効力あるかなあ。
2歳を過ぎてからはどんどんツワモノになってきている。
私の怒り度がレベル1程度なら、「おかあさん、好き~。チュー」などと
顔を寄せてくる、というすごいワザに出る。そんなことされたら怒れませんがな。
こういうずるい男っているよなあ。
レベル2くらいだと、例えばこんな感じ。
「出かけるからジャンバー着ようね」「きなーい」「だって寒いよ」
「やーだ。きない、も~~ん」と何度が押し問答があったあと、私が「あっそ!」とプチギレ。
するとこうたろうはすかさず、両手を上にあげて振りながら「アッソ! アッソ!」と
踊り出すのだ。そのアホダンスに、もう怒る気力も奪われてしまう。
ほどほどのしぶとさとユーモアがあって大変よろしい、と内心喜ぶ気持ちもあるのだが、
危なかったり他人に迷惑だったり、それは絶対絶対ダメーっ!!というようなときには
本当に困る。
で、生み出したのが「お母さん怪獣」。
もはや、「こら!」とか「だめでしょう!」とかいう人間の言葉は使わない。
ウオオオオオォォ~~~!!!!
ぎゃおおお~~!
と、やるのである。もちろん、ここぞというときの最後の手段だけど。
コンセプトはナウシカに出てくる巨神兵。
腕を振り上げ、手はこうたろうにつかみかかんばかりに指を曲げ、
怪獣になりきる。(←もと演劇部。)
これはホントにビビってくれる。初めてこれを見た相方が、
私が育児ノイローゼかなにかでおかしくなってしまったと思い、
後ろから抱きしめて頭をなでてくれた、という逸話つき。
「もうしない~。ごめんなさいー」
とこうたろうが降参したら、怪獣のまま「ウオー」とか言いながらいったん退場。
そしていつものやさしいお母さんに戻って笑顔でこうたろうに駆け寄り、
「もうしちゃだめだよ。ちゃんとわかったね、いい子だね」と
ぎゅーっと抱きしめる。
するとこうたろうは、私の腕の中で「うん、もうしない」と
すなおに反省してあまえてくるのだ。
かなり効果があるし、私自身、怒りで殴りそうになるのを抑えるよりも
ずっとストレスがたまらない。
ただ、これは外でできないのが難。私の体調もよくないとうまくいかないし、
ちょっとでも私が笑ってしまおうものなら全部パーである。
それが、このたび、いい方法ができたのだ。
眼科の先生に言われたとおり、昨日使い捨てのコンタクトレンズに変えたのだが、
夜、それをはずしてティッシュに取った。
それを見ていたこうたろうが不思議そうな顔をしていたので、遊び心で
「ぺたっ、ぺたっ」とこうたろの手にくっつけたら
「こ、こわい~~~!!」
と泣き出したのである。ええ? これがこわいの?
「ごめんごめん、捨てちゃうね、ポイ!」とレンズをはずしてティッシュにくるんだが、
私はあえてゴミ箱には捨てなかった。
その後、「お風呂に入ろうね」と言ったら「やーだ、はいんなーい」のイヤイヤマン。
ふふふ、出番だ、出番。
「お風呂に入らないと、おめめ、来るよ」
例のティッシュをぱらっと広げてレンズを見せる。こうたろうは急いで服を脱ぎだした。
つ、つかえる……!ニヤリ。
風邪が治ったかと思ったら目の調子が悪くなって、まったく呪われてるのかと
思ったけど、こんないいことにつながったなんて、ケガの功名。
でもいつまで効力あるかなあ。