みちくさ茶屋

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ヒプノセラピー体験

2017-03-30 | monologue
ご縁があってヒプノセラピーを受けてきました。

ヒプノセラピーは「催眠療法」のことで、催眠状態で自分の内面とコミュニケーションを取る心理療法です。
その中で「前世療法」をやっていただきました。

正直、こういうのってあやしさ満載というか、今まで「ホンマかぁ?」と疑っている節がありました。
その反面、「現実世界に戻って来られなくなったらどうしよう」という恐怖心もあって、つまりどこかでは信じていたみたいです。

せっかくの機会を得たので、やってみて感じたことを少し書きます。
あくまでも、私の感想であり、考えです。
人それぞれ千差万別なので、ご参考程度にしてください。

まず最初に、「催眠状態」について。
催眠といっても、現実の意識はハッキリとあります。
いろいろな映像を見ましたが、テレビでドラマを見ている、くらいの感じです。

ちょっとでも「こんなことやっても無駄」とか「ばかばかしい」とか思ってしまうと、もうダメだと思います。
あと、誘導してくださる先生との相性もとても重要で、簡単に言うと先生のことをイヤだなと感じてしまったらアウト。覚めてしまうんじゃないかと思います。
言葉は軽いですが、「ノリ」が肝心だと思いました。
アトラクションを楽しむような。

「前世療法」というからには前世の記憶をたどっていきます。
今回、私は「前世の私」と4人会いました。
あと、その家族とか、大事な人とか。

4人のうち2人が男性で、2人が女性でした。
詳しくは書きませんが、どれも「ああー、そうか、そういうことか」と納得したし、そのうち3人の人生についてはあまりにも多幸感があって笑いながら号泣してしまいました。
楽しくて楽しくて、幸せで、愛おしかった。
1人だけ、つらくてさみしくて(前世の感情)、かわいそうで(現世の感情)で泣きました。
でもきっと、その悲しい涙も、今の自分には必要なんじゃないかと思いました。

私はすべてフルカラーの映像で見ましたが、人によって、セピア色の静止画だったり、映像はなく感触だけだったり、音だったり、風が吹いているのを感じたり、さまざまだそうです。


そしてここからは、体験してみての私の解釈ですが、
あれが「前世かどうか?」は、わかりません。
私のただの空想かもしれない。

でも、あの4人が私の中にいることは確かで、それを知っただけでも良かったなと思います。

それぞれ、やんちゃだったり、ワガママだったり、夢想家だったり、親の愛に飢えていたり、そんな「彼ら」が「私」を構成してくれてるんだなと思うと、なんというか、心強いのです。
私はビジュアルで顔も見たので、これまでなら「私ってワガママだな……」と落ち込むようなとき、「ワガママなあの子が騒いでるんだな」と客観的に想像するようになったりして、単純に楽しい。

あと、私がお願いした先生は、最後に「未来もチラ見しますか」とおっしゃって、ええー、見る見る!と、数年後をほんとにチラ見してきました。
まあ、これも余興というくらいに。自分の中にある、「こうなるだろう」「こうあってほしい」という潜在意識なんでしょうね。

すごく感覚的な療法ですし、先生によってぜんぜん違ってくるので、気軽に「おすすめ!」とは言えません。
私も、今のところこれでもう充分かな、という気がしています。

悩み解決を期待するのではなく(もちろん、解決される方もいらっしゃいます)、自分で何かのきっかけをつかんだり、それにとらわれないでひとつの経験として役立てるには、興味深い療法だと思いました。



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