みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

人生経験

2011-07-27 | kid
軽く、人に裏切られたような気持ちになることが起きた。
まあ、先方はそんなつもりじゃなかったんだろうけど。
「えっ、それって、言ってることとやってることが違うんでは?」
というようなこと。

相方に、ぐだぐだと愚痴をこぼしていた。
こうたろうはちょっと離れたところでお絵かきをしていた。

相方「そんなに気にすることないんじゃないの? スルーすれば」
私「だってさー、ああ言ってたのに、全然ちがうじゃん!」

もくもくと絵を描いていたはずのこうたろう。
すっと話に割り込んできた。


「お母さん。ひとは、うそをつくものだよ」



えええええええ


生まれて8年の人生経験で、彼はもうすでに
そんなことを習得しているのだろうか。
しかも、なにやら悟りきったような穏やかな口調……

教えられます、ハイ。


ぴあ休刊

2011-07-23 | Weblog
とうとうぴあが休刊。
最終号、すごい読みごたえ。


私がライターになったそもそもの始まりは、大学3年生のとき、
編集プロダクションにアシスタントとして入ったことだった。
そのときの試験が、面接と、「ぴあの記事を書く」ということ。
小泉今日子に関する資料と、「○文字×○行」という指定をもらい、
それに沿って記事を書いた。

晴れて合格。
そのあと、私が初めて「原稿を書いてお金をもらう」ということを
実現したのも、ぴあの記事だった。
自分の書いたものが本になって書店に並んだ日のことを、今も忘れない。
ドリカムと稲垣潤一の記事だった。

編プロに入ってから、ぴあは私の担当だった。
何人ものアーティストの記事を書いた。
「ぴあ」のロゴ入り封筒を手に電車に乗るとき、
少しだけ、誇らしい気持ちになった。


時は流れ、25歳で上京した。
まっさきにぴあを買った。
私が東京でいちばんしたかったのは、
「下北沢で芝居を観る」ということ。
ぴあで入手した情報で、私は願いをかなえた。
最初に観た劇団の芝居は、今でも観にいく。


みんな、それぞれに、ぴあと共にした青春があると思う。
さよなら、さよなら。そしてありがとう。


泳ぐ泳ぐ泳ぐ。

2011-07-19 | kid
うちのすぐ近くに市営(だよね?)プールがあって、
こうたろうは、夏の週末はほぼそこに通いつめています。

いつもはこうたろうを相方にまかせて家にいるか、
プールまでつきあってもベンチで見ているだけの私ですが。

なにやら急に泳ぎたくなり。

あそんだ~、めっちゃあそんだ~!
たのしかった~!!
プールってこんなにおもしろかったっけ?


私はクロールができないので、自分でも泳げないと思っていたんだけど、
そういえば潜水が得意なんだった。
それを思い出して、25年ぶりくらいに潜水やってみた。

うわー、なんか感動。

まだ自分がちゃんと潜水で泳げることもうれしかったけど、
プールの底を自在に動けるのってなんて気持ちいいの。
空を飛ぶのってこんな感覚なんだろうな。


こうたろうといっしょに遊んでいたとき、
他の子供がバシャバシャとバタ足して水しぶきがいっぱいかかって
私があからさまにいやがっていたら、こうたろうがひとこと。

「プールってそういうものだよ。がまんがまん」。

ひえ~、オトナだ。


プールからあがったあとの心地よさもすっかり忘れていた。
他の運動とはちょっと違う、快い疲労感。

ということで、今年は私もプール通いの夏になりそうです。


ミラクル。

2011-07-08 | kid
駄菓子屋さんに行きました。
おこづかいの50円玉で、31円のお菓子を買ったこうたろう。

10円玉ひとつ、
5円玉ひとつ、
1円玉4つのおつり。

帰りに寄ったコンビニで、またお菓子を買おうとするので
「もうお金ないでしょ、買えないよ」と言ったら。

「買えるよ! だってお金増えてるもん!」


……な、なるほど。
その感覚に感動すら覚えた。
使っているのに増えるって、そのミラクル!

学校ではもう3桁の計算を勉強しているのに。
50-31=19
という算数ができるということと、
50円玉でお買い物をするということは
別なんだなあと思いました。

生きていくためには実践のほうが大事。
今後は積極的にレジに行かせることにしよう。