みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

語弊

2011-11-28 | book
 「ふしぎの図鑑」小学館



「うんちはなぜ茶色いの?」とか「そらはどこまでつづいているの?」など、
大人もわくわくする疑問と回答がいっぱい。

楽しい本なのだが、ひとつだけ物申したいことが。

Q「おみせのたまごをあたためれば、ひよこはうまれる?」

これに対するアンサーが以下です。

店で売っているたまごは、ニワトリのメスがオスとけっこんしないでうんだものです。
あたためてもひよこはうまれません。

ニワトリのメスがオスとけっこんしてうんだたまごは、「ゆうせいらん」といいます。
あたためるとひよこがうまれます。


け……


けっこんて!!( ̄□ ̄;) 

これは大いなる間違いだと思う。
なぜ普通に「こうび」としないのだ。
こうやって性と生に関する事実を曖昧に回避しようとするから
おかしな誤解がうまれるのだ。
「こうび」に関しても「けっこん」に関しても。
まったく違うことなのに。

こうたろうは、もう何度も虫の交尾を見ている。
カマキリやら、カブトムシやら、カナブンやら、トンボやら。
(私も立ち会っている。カブトムシって、交尾するとき鳴くんだよ、びっくり!)
虫にも相性があって、オスとメスを一緒にすればいいというものではないことも
ちゃんと知っている。
もちろん、「こうび」イコール「けっこん」ではないことも。


本当のことをちゃんと教えるための本なんだから、
大人がはずかしがっちゃダメだよ。