みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

入院記録

2006-12-07 | health
ごぶさたしておりました。

11月29日の朝、気持ちが悪くて下痢・嘔吐……
あまりにつらくてまっすぐ立つこともできず、何度か座り込みながらたどりついた病院
(徒歩5分の総合病院)で受診後すぐに入院となってしまいました。
同居している妹のM子がすぐに動いてくれて、こうたろうの世話をしてくれたり、
会社を休んでくれたり、実家から母を呼んでくれたりしたので
本当に助かった……。

私にとっては、出産の時をのぞいて初めての入院。
こうたろうと離れて寝るのも初めて。
最初は本当に苦しくて座ってもいられない感じだったのですが、
点滴しているうちにこうたろうが気になって気になって。
「お母さんがおなかが痛くて病院にいる」というところまではなんとか
理解していたようですが、「入院」とか「治ったら退院する」とかまでは
まだわからないし。
入院直後と2日目の夕方まで、何度か「子供が小さいので、早く退院したい」と
申し出ていたのですが、先生からは再度「一週間入院してください」との返事。
そうだよな、うつしてもいけないしな、とあきらめモードになっていた3日目の朝、
先生が回診に来て
「今朝の血液検査の結果を診て、問題なければ昼食を出します。
(それまで2日間禁食で点滴のみだった)それを食べて気分が悪くならなければ
退院を考えましょう」と。

2日半ぶりの食事。
おかゆを半分くらいでしたが、無事、気持ち悪くならず食べられて、
夕方には退院手続き!
病院にいる間ずっと刺さっていた点滴の針がはずれたのもうれしかった!

が、迎えに来てくれた母からショッキングなニュースが。
「実は……M子も胃腸炎で倒れてるのよ

ええーーーーーー!!!( ̄□ ̄;)
うつしちゃった? ごめんねごめんね~~!!

しかもM子、吐きながらもこうたろうを保育園まで迎えに行ったり、
母を病院まで誘導したりしてくれていたのです。
「おねえちゃんが気にしちゃうから、言わないで」と母に言っていたとか。
うう、悪いことした。母が来てくれててよかった……。

相方は超繁忙期でほとんど家にいない状態だったので、
(それでも入院初日は職場の人が気をきかせてくれて早めに退社させてもらった)
妹にも母にも、本当に助けられました。
それから、同じマンションに住むこうたろうの同級生、はーちゃんのおうちでも
こうたろうを見ていてもらったりしてずいぶんあまえてしまいました。

びっくりしたのが、入院することになってばたばたと検査をしているとき、
「あれっ、こうちゃんのママ!」と声をかけられたこと。
へろへろになりながら顔を上げると、そこにはこうたろうと同じクラスの
女の子のママが看護師さんとして働いているではありませんか!
彼女は外科なんだけど、たまたま内科に用事があって処置室に来ていたら
私を見つけたらしいです。入院中、絶妙なタイミングであらわれては、
外にあたたかい飲み物を買いに行ってくれたり(なぜか病院の自販機にはコーヒーしかなかった)、
地下にあってわかりにくい検査室まで連れて行ってくれたりしたのでした。
H病院さん、彼女にお手当てつけてあげてください……。

そして、保育園の先生の「お母さんにお手紙書いたら元気になるかもね」というはからいで、
こうたろうが描いてくれた「お母さんの顔」の絵には号泣……。
なんとか目や口があるかな、というくらいの感じですが、きれいな色を使っていて、
私には、笑ってるような、おどけたような表情に見えました。
こうたろうに顔を描いてもらったのは初めてです。
先生からのあたたかいお手紙にも泣けました。

こうたろうとの再会は、私のほうはわくわくしていたのですが、
彼のほうは意外とあっさりしたもんでした。
ばーばにラブラブな感じで。まあそれはそれでよかった、と思ったけど。

それでも、退院して2日くらいたった夜、一緒に寝ていたらこうたろうが
ふと何か思い立ったように「おかあさん……」と抱きついてきて、
「びょういんにいたの?」とぽつんと言ったときは胸がいっぱいになってしまいました。
「そうだよ、急にいなくなってごめんね。もう行かないよ。おうちにいるよ」
と答えたら、少しずつ、私が入院した日のことを話し始めて。
「はーちゃんちで、きいろいパジャマ着たんだよ」とか、
「M子ちゃんがむかえに来たの」とか。
ゆっくり話す姿がいじらしくて、その日はぎゅーっと抱き合って眠りました。

いろんな人に迷惑をかけてしまって申し訳ないことをしました。
感謝してもしても、しきれないです。
胃腸炎の前からずっと長引いていた風邪がなかなか治らなくて
(食事ができなかったせいか、新しくひきなおした?)ぐずぐずしていましたが、
やっと回復してきた感じです。

寒くなりましたので、みなさんもご自愛くださいね。