みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

踊るあほうに見るあほう

2007-03-29 | kid
このところのこうたろうのブームは、
髪の毛を2つに結ぶというもの。しかも輪ゴムで。
「はーちゃんみたいにして!(同級生の女の子)」が決まり文句で、
保育園に行くときはもちろん、夜寝るときも必ず結んでいる。
今や、保育園ではこのヘアスタイルがトレードマークになりつつ……。

まあそれはいいんだけれど、
この間、お風呂に入る前に裸のままシャンプーハットで遊んでいたこうたろう。
最初は、頭にかぶせる部分の丸い穴からお尻を出して大笑いをしていた。
私はこうたろうが生まれる前から「くれよんしんちゃんみたいな息子を育てるのが夢なの」
と言っていたので、まったくそのとおりになったな~と思い、
みさえママのように「おバカ!」とつっこみを入れていた。
が、そのうち調子にのったこうたろうは、
シャンプーハットをスカートのように履きはじめたではないか!
うわ~~!! アホかーーー!!!!

それが上の写真です。
急いで携帯で撮ったので画像が粗いけど。
この頭でこういうことするからハマりすぎ。
しかも、やれと言ったわけでもないのにこのポーズ。
くれよんしんちゃんとは方向が違うけど、うーん、おもしろい。やるじゃないか!

こういう笑いのセンスって、持って生まれたものなんだろうなあ。
今度はなにしてくれるの? ワクワク!

結婚

2007-03-27 | monologue
3月は、いつもより人と会う機会がたくさんあった。それも好きな人たちばっかり。
特に「今月は人と会うぞ!」と思っていたわけではないんだけど、たまたまそうなった。
私は寒い時期はものすごい出不精になるのでこんなことは珍しい。
人と会うことが必要な時期ってことなのかなと思う。

土曜日は、昔仕事で(プライベートでも、かなり)お世話になったAさんのお宅におじゃました。
表参道駅から徒歩5分の立地にある、3階建ての素敵なおうち。
雑誌でも何度か取り上げられている。
7年ぶりくらいの訪問になったのだが、しばらくご無沙汰しているうち、
駅からお宅までの間にプラダとカルティエができていてびっくりした。
まあ、場所を考えればびっくりすることでもないんだけど、両方とも規模が大きかったので。
玄関を出て5分圏内にプラダとカルティエがあるって、どんな気持ちなのかなあ。
最寄りの駅ビルにダイソーとユニクロが入って喜んでいる私とは別世界……。

それはともかく、Aさんとの再会はとってもうれしかった。
彼女はふたりの娘さんがいて、知り合ったころは小学生だった上のお嬢さんが
もう21歳の大学生だって。
ちらっとお会いできたのだが、今まさに咲こうとしている桜の蕾みたい。
美しく可憐で、もはや36歳・子持ちの私には眩しかった~!
そしてAさんとの会話も弾む弾む。昔はよく恋愛相談をしていたんだけど、
今となっては「結婚」がテーマに。
私が独身のころから教えられていたAさんの名言に、
「神様は、試練のために一番合わない人と結婚をさせる」というのがあるんだけれど、
結婚7年目にして私は何度これを思い出したことか。
Aさんは「結婚という制度自体に無理がある。林真理子さんが
『結婚も更新制度にすればいいのに』と言っていた」というお話も興味深かった。
そういうことを思いついちゃうなんて、林先生もいろいろあるのかなあ。

そして日曜日は、多摩川でバーベキューの予定だったのだが雨天で中止になり、
同じマンションのbanaちゃん宅で夕食をごちそうになった。
もちろん、お互い家族全員で。
こうたろうが同級生のはーちゃんとふたりでがっつり遊んでいたので、
大人同士の会話がたくさんできてめちゃくちゃ楽しかった。
お酒が入ったのも手伝って、「夫婦」に関するそれぞれの本音がポロポロとこぼれ、
かなりブラックな話題にも……。
相方って、そんなこと考えてたんだ! うぬぬ、許せん! という場面にも何度か遭遇。
あの場では私も笑ってましたけど、えんま帳にしっかり書いておきましたからねっ。

でも、不思議なもので、ワルクチ(?)を言われながら、そして言いながら、
「私の場合は、やっぱり結婚してよかったんだろうな」と思った。なぜなんでしょう?
こんなにお互いイヤな面とか見せ合って、けんかして、そんな自分のことまで
やんなっちゃったりして、たしかに「試練」なんだけど、それも含めてね。
自分にとっては、そういうことも然るべき修行、と思えるからかな。マゾ?
明日の保障はないし、自分でもよくわからないのだが、今のところは、そんな感じです。



リスタート

2007-03-22 | guitar

日曜日、友人クマちゃんファミリーのお宅へおじゃました。
およばれしたとき、私にはひとつだけひっかかるところがあったのだが、
久しぶりに会いたかったので、喜んで一家で出動。
私たちと同じ時期(去年の3月末)に新居にお引越しして、
初の訪問となりました。とってもすてきなおうちでした♪
こうたろうもお姉ちゃん&お兄ちゃんに遊んでもらってとても楽しそうだった。
クマちゃんも輝くようにお美しくなられていて、二児の母とはとても思えない……。
部屋中きちんと整理されていて、お料理もとっても上手で、
クマちゃんお手製の「ビニール袋(スーパーの)を入れるストッカー」とか、
「それとおそろいの食器布巾」とかがさりげなく使われており(マジですっごい素敵なの)、
見ているだけでくらくらした。すばらしい。
金のわらじを履いて探さなくては見つからない嫁とはこういう奥さんのことをいうんだなぁ。
同じ女なのか。体を作ってる組織は私と変わらないはずなのに、なぜこうも違うのだ!
我が身を振り返る一日でした。

で、美味しいランチをご馳走になり、お茶など飲みながらまったり歓談……していると、
ご主人のシンタロウ君が
「michikoさん、ギターのほうはどうですか?」

キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!

そう、そうなんです。
私の「ひとつだけひっかかるところ」はコレでした。
シンタロウ君といえば、私が突然ギターをやりたいと言い出したときに
どんなギターが良いのか懇切丁寧にアドバイスをくれ、
ヤフオクで目当ての商品をあざやかに競り落としてくれた恩人なのである。
なのに、なのに。
今や、すっかりギターはオブジェとなりつつ……。
このブログのプロフィール写真もギターだったりするのになー、おかしいなー。

シンタロウ君はやさしくギターを差し出してくれたのだが、
もう構え方すらぎこちない私。ひええ~どうしよ、これ!
相方が「ドレミファソラシドくらい弾けるでしょ」と助け船を出してくれたが
それもドツボ。弾けたときもありましたが、もう忘れてしまいました。

へらへら笑いながらお返ししたが、シンタロウ君はそのあとしばらくギターと戯れていた。
「線路は続くよどこまでも」のリクエストに応えてくれたり、
私がいつまでたってもたどりつけない「ロビンソン」を自己流でジャカジャカやったり、
おもむろに「ノルウェイの森」(ビートルズね)を弾き始めたりする。
うう、かっこええ……。

だめよ、だめ。こんなんじゃ。
そう思いたち、今日は久しぶりにギターの埃をはらった。
せめて一曲だけでもモノにしなければ!
よしっ、本気で始めるぞー。

卒園式

2007-03-20 | kid
土曜日に保育園の卒園式があった。
卒園児だけのものではなく、園児全員「この1年の成長を祝う」という趣旨。
スライドや劇の発表などがあって、楽しかった。

前にもここでちょっと書いたけれど、この園には聾唖のお母さんがいる。
そのお母さんの長男が卒園児だったため、彼女は卒園児席として前のほうに座っていた。
そして、彼女から見えやすい位置に、手話の方が立つ。私からもよく見えた。

開会となって、職員全員が「ともだちになるために」という歌を合唱。
やさしいメロディにのせた
「ともだちになるために 人は出会うんだよ
 今まで出会った たくさんの 君と君と君と君と君と君と
 こらから出会う たくさんの 君と君と君と君と君と君と ともだち~」
という歌詞。それを手話の方が通訳する。
もうそれだけですでに私は涙腺がやばい状態になっていたのだが、
2番にさしかかり、なんと職員全員が歌いながら手話を始めたではないか。
ヤラレマシタ。涙が止まらなかった。
職員が手話を始めたところで、手話の方が手をとめてにこにこしていたのもよかった。

聾唖の保護者がいるから、という配慮だけではなかったと思う。
だって私たちもこんなに感動したもん。
手話って、れっきとしたひとつの言語なんだ、ということをあらためて感じた。
大げさかもしれないけど、こういうものを生み出す「人間」って、いいものだなあと思ったり。

卒園していくお兄ちゃん、お姉ちゃんたちの姿も堂々としていて、
私などは彼らにとってしょせん「近所のおばちゃん」だが、それでも
「うんうん、大きくなったね。こんなに立派になって……」などと感慨深い。
こうたろうの3年後を思い浮かべたらまたうるる……ときてしまった。
今からこんなんで、ホントに卒園するときどうなっちゃうんだ、私。

恋人と暮らす。

2007-03-13 | monologue
知人から「ナイショにしてるんだけど、実は彼氏と住んでいる」という話を聞いて、
「うわー、いいなあ!!」と思ってしまった。

私だって元・彼氏(相方のことね)と6年以上一緒に住んでいるんだけれど、
「結婚している」というのと、「恋人と暮らしている」というのでは、
やっぱりちょっと違う気がする。

彼氏の部屋にいりびたるとか、自分の部屋に彼氏がころがりこむというのとも、
またちょっと異なる。
どっちかのテリトリーに行くとか帰るとかいうんじゃなくて、
おんなじ「基地」で、生活の雑多なことをシェアする、というかたち。
しつこいけど、ダンナとじゃなくて恋人と、だ。
うーん、いいなあ。
やってみたかった。というか、一度はやってみるべきだった、と思う。
もうかなわぬ願いですね。(たぶん。)

彼女がこのことをナイショにする理由として、
「同棲っていうと、あんまりいい顔されない時もあるから」と言っていたけれど、
私も自分がやっていたらご年輩の方などにはナイショにしたかもしれない。
同棲と結婚の決定的な違いは、
「ご家族の方」として世間的にカウントされるかどうかってところだろうけど、
だからこそやってみる価値はおおいにあると思う。
家族でもない男と女が一緒に生活するって、案外、スイートな面だけじゃない気がするのだ。
いろんな意味で、それぞれのそれぞれに対する「責任」が強くなるのは
結婚よりも同棲のほうだと思うんだけど、どうだろう。

こうたろうに将来、好きな女の子ができて、同棲したいと言い出したら大賛成するね。
ナイショになんてしないでいいよ。まずはそういう親子関係だといいな。
なんて、気が早いか。

戦略

2007-03-09 | kid
おととし一年くらい「こどもちゃれんじ」(しまじろうの教材)をとっていて、
去年の春に辞めたのだが、それからもずっと月に一度のペースで資料が届く。
「今申し込むと、こんな教材がついてきますよ!」という内容で、
オマケとしてかわいいシールやちょっとした工作モノが入っているのだ。
資料はいつも、しまちゃんの絵がついた封筒に入っているので、
保育園の帰りに郵便受けからそれが出てくると、こうたろうはうれしそうに
「あっ、これ、こうたろうさま?(宛名が、という意味)」と手を伸ばす。
もう、教材とらなくてもウチはこれだけでじゅうぶん楽しめるの♪
ベネッセさん、ありがとう。

年末なんか、しまちゃんの英語教材の資料がどかんと届いて、
なんと無料のビデオまでついていた。太っ腹だねえ。
16分間、英語のリズム遊びや歌がつまっていて、こうたろうはそれが
いたく気に入った様子だった。お正月はずっとコレのエンドレスでした。
で、ビデオを一緒に見ていると、
「申し込むと、こんなウクレレ(おもちゃ)がついてきます!」という感じで、
ビデオでこうたろうくらいの男の子が、黄色いウクレレを持って弾く振りをしている。
まあ、実際にメロディが奏でられるというものでもないのだが、
ボタンを押すと音楽が流れたり声が出たりするので楽しそうだ。
それでですね、このビデオと一緒に、「実物大」の紙のウクレレが入っていたんですね。
こうたろうは、ビデオの男の子がウクレレを弾くのを見て、
その紙のウクレレをいっちょまえにかまえて持ち、同じように弾く振りを……
「ああっ……な、なんかせつない……」
と思いながら見ていたんだけど、そこまではまあいい。
ビデオの男の子も、ホントに弾けていたわけではないし。
そして問題は、男の子がボタンを押し、音楽が流れたとき。
こうたろうは必死で紙ウクレレに印刷されたボタンを押し、
「あれ? 鳴らないよ。お母さん、これ、どうやってやるの~?」
と言ったのだ。
ごめんねごめんね、それ、紙なんだよ。鳴らないんだよ、音楽。
これじゃあまるで、「少女に何が起こったか」で紙の鍵盤弾いて
「指が! 指が沈まない!」って嘆くキョンキョンではないか!
(古いな~。知らない人ごめんよ)

で、このあいだは資料に「どうぶつブロック」というのが載っていた。
動物たちがパズルみたいにくっつくようになっていて、
数字順に並べると一列になったり、積み木みたいに積むことができる。
(数字順じゃないとうまくくっつかないので、これで数を覚えるんですね)
そしてまたしても、その模型(?)として、実物大の紙の動物が入っていたのだ。
積むことはできないけど、並べて遊ぶくらいはできる。
こうたろうはしばらく夢中になって遊んでいたのだが、
資料に載っていたブロックを積んで遊ぶ男の子の写真を見て、
「あれ? これ、乗っけられないよ。このお兄ちゃんみたいにやりたい~」

ああ、またもやせつない……。そんなに欲しいなら申し込もうか。
いやいや、一時の迷いで財布のヒモをゆるめてはいけない……モノも増えるし。
でもこんなにやりたがってるし……。
うだうだと考えていたら、こうたろうは紙の動物を一生懸命立てようとしながら、
「なんで立たないの? おかしいねぇ~」

そこでハタと気が付いた。

アンタ、わかっててわざとやってるでしょ。

ああ、あやういところでした。
もう少しでベネッセとこうたろうの戦略にハマるところだった。
紙は立ちませんから。音も出ませんから。
考えたら、もう3歳なんだからそんなことくらいわかってるんだった。あぶねー。



鎖。

2007-03-06 | work
3日間限定の派遣のお仕事も昨日無事終了し、今日は通常どおり神保町出勤。
なんか、自分の定位置があるのって幸せだな、と思い、会社に行くのがうれしかった。
たまによその会社で仕事すると、いつもの職場が新鮮に思えたりしていいなあ。

木・金と、こうたろうはいつもより早く起きて登園したため、眠かったのか
保育園でずいぶんイライラしていたそうだ。(連絡ノートにそう書いてあった)
ごめんねぇ、母ちゃんの都合で負担かけちゃって……。
最終日の昨日は相方の出勤時間が遅かったので、こうたろうの登園をお願いした。
登園のみ相方にお願いするということは何度かあったのだが、着替えや朝食など
もろもろ全部を相方ひとりにやってもらうのは初めて。
こうたろうがねぼけまなこで布団から這いだしてきたのを尻目に、
「行ってくるね~!」と出ていくことのできる清々しさよ!
自分の身支度だけ整えて、たったひとりで駅まで走れる身軽さよ!
らくちーん、やっほ~♪ ありがとう、相方!

しかし、ふと、疑問もわいてきた。
なんで私、相方に「お願いする」とか「やってもらう」とかって思ってるんだろう?
ちょっと待てよ、これって、なんか違わないか?

今まで相方の仕事のシフトがあまりにもむちゃくちゃだったので、
家事育児はおおむね私の担当だった。
そういうもんだ、という固定概念が私自身の中にできてしまっている。
もちろん感謝は大事だけど、この刷り込みをなんとかしないとこの先まずい。
相方は「やってやってる」なんて態度はしないのに、この後ろめたさはなんなんだろう??

今だから言うけれど、こうたろうを最初の保育園に預けたばかりのころ、
出勤途中に「熱がある」と保育園から呼び出されて、
熱があるわりには元気なこうたろうを見た瞬間、
保育士さんの前で泣いてしまったことがある。
「こうちゃんのことが心配だったの?」と保育士さんは言ってくれたけど、
ぜんぜんそうではなかった。
こうたろうには悪いけど、その日は絶対に仕事を休みたくなかった。
それは「やらなくちゃいけない仕事」というより、「やりたい仕事」だったのだ。
その日にしか行われないイベントの取材で、職場的にはそれがなくなっても
たいした損害はなかったのでキャンセルしていただき、私はその仕事をあきらめた。
こうたろうが悪いんじゃない。もちろん、呼び出しをかけてきた保育園が悪いんでもない。
でも私はその仕事ができなかったことが悲しくて、こうたろうと2人で家にいながら
一日落ち込んでいた。

私はそのとき、相方に「仕事早退して、こうたろうを迎えに行って! 私は大事な仕事があるの」
と電話する発想はまるでなかった。
私は「比較的休みやすい仕事」に就いていて、
相方は「通常の休みでさえほとんど取れない職場」にいる。
「できる人がやればいい」という言葉があるけど、
それを言うなら私は「(相方に比べて)仕事を休める人」だったし、
それはつまり「仕事に重きを置いていない状態の人」なのだ。
実際、相方よりも私のほうが友達と会ったり(子連れだけど)
ひとりで本を読んだりする時間もあった。
だから、仕方ないと思っていた。
洗濯も掃除も、毎日の食事を作るのも、シャンプーやトイレットペーパーを切らさないように
買い物に行くのも。

でもそれは、3年半かけて自分が勝手にかけてしまった鎖なんだな、とはっきり眼がさめた。
ある作家のエッセイに「産んだ人が育てるのがスムーズ」という文章があって、
たしかに一理あると思うが、それは卒乳までのことなんじゃないだろうか。
離乳食が終わってもなお、その延長で「私の担当よね」と思いこみすぎていたような気がする。

会社の飲み会も、夜のコンサートも、私はほとんど行かなかった。
たまに行くことがあるときは、1ヶ月くらい前からばっちり周囲を固めて、
(それでも直前で行けなくなることも)楽しんでいる最中も「早く帰らなくちゃ」と
気もそぞろだった。
でもそれだって、私が勝手に「イケナイことをしている」ような気持ちに
なっていただけじゃない?

いきなりは無理でも、これから少しずつ鎖をはずしていこう。
相方は今、お店が開いてる時間に帰ってこられるんだから、
トイレットペーパーもお米も買ってきてもらおう。
あ、この「買ってきてもらう」って言葉から、改めよう。
明確な当番表を作るとかして、そのあたりはビジネスライクにいこう。
そして、私も、仕事を増やす。土日の約束も都合がつけば入れる。
こうたろうも3歳をすぎてずいぶん丈夫になったしね。
「なんで私ばっかり苦労してるの」なんてウジウジ思ってるよりよっぽどいい。

相方、ごめん。
私はやっぱり、仕事が好きみたいだ。

赤門。

2007-03-03 | work
今通っている会社は一応「契約社員」という形で雇っていただいているのだが、
実質は保険も有給もないフリーランスなので、他社のお仕事もいいお話があれば
時間を調節して受けている。
1年前に登録していた派遣会社から単発の仕事依頼がきたので、
3日間だけ指定された出版社に出勤することになった。
あ、考えたら初めての「ハケンのお仕事」だわ……。
この会社からは何度かお電話をいただいていたのだが、
いつも長期のお話ばっかりで受けられなかったんだよなぁ。

私は家で仕事するのも大好きだが、会社という組織にもぐりこむのも大好き。
会社内部の編集者として外注さんとお仕事するのも、
外部の人間として会社に机を持たせてもらうのも、
そして看板を持たない一個人として原稿を書くのも、
それぞれによさがあるし、それぞれのストレスもある。
で、たぶん、私の場合は、どこかひとつ、どれかひとつに決めてしまわないで、
いろんなことをいろんな立場で、いろんな場所で少しずつやる、というのが
一番いいみたいだ。
もちろん、こんな状態を一生続けられるはずもないので、
いつかはきちんと場を固めていかなくちゃいけないんだろうけど。

派遣先の会社は、東大のすぐ近く。ということで(?)、昼休みを使って探検に。
東大なんて、前を通ったことがある程度。
くぐりましたよ、赤門を。

せっかくだから、最終日の月曜には学食でランチ食べちゃおう♪と思い、
学食を求めて校内を歩いたのだが、なんとまあ、広い!!
これ、校内で携帯電話を持たずに友達とはぐれたら探すの大変だね。
どっかにうまいことこっそり住んでても気づかれないね、きっと。

建物もいい意味で古く朽ちていて、歴史と伝統を感じる。
講堂までの並木道の美しさといったら。
東大卒の友人・知人・芸能人の顔が次々に浮かび、
「あの人もあの人も、ココで最低4年間学んだんだなあ」などと
感慨深かった。
あと、「ドラゴン桜」の撮影もココで行われたのね……
山ピーも阿部ちゃんも……なんて、どこまでもミーハーな私である。

で、学食がわかりにくくてなかなかたどりつけなかったのだが、
やっと2つ見つけた。これもまた、バカでかい。
オシャレ……というのとはちょっと違う……けど、
「ザ・学食」なメニュー。値段も安い。
月曜日、記念ランチに行けたら行ってきます。