みちくさ茶屋

いらっしゃいませ。どうぞごゆるりと。

ぼちぼち

2009-07-30 | health
予定どおり20日に退院し、社会復帰に向けてリハビリ中でございます。
明日から出勤もすることになりました。

入院中、いろんな出会い、いろんな出来事がありました。
ひれふしたくなるような崇高な愛情に触れたり、
上品なご婦人がおきれいな言葉で無神経に人を傷つけることに驚愕したり、
シンプルに「お勉強」の機会に恵まれたりもしました。

「花だけを20分間、ずっと見続ける」というような贅沢な時間の使い方もできました。
これについてはまた別の機会に書きたいのですが、
「花」に対する考えが変わる「キッカケ」がありました。
それから、「知っているけど深く話したことはなかったママ友」が来てくれて
じっくりおしゃべりして仲良くなる「キッカケ」にもなりました。
こうたろうと相方が前にも増して親密になり、
相方の出勤時間に合わせてこうたろうの登園時間も早くなったり(退院後も継続!)と、
こうたろうのライフスタイルも良い方向へシフトチェンジするこれまた「キッカケ」が。
私の今後の体調管理についても、方向性が定まりました。
なので、私は今回のことを「キッカケ入院」と呼んでいます。
間違いなく、2009年の3大ニュースに入る「事件」ですが、
どちらかというと「良い出来事」かもしれません。

しかし、しかし。
噂には聞いていましたが、入院すると体力・筋力が落ちるってホントですね。
私は脳みその働きもにぶってしまっていて(いいわけ??)、
自分でもびっくりするようなポカをやります。
一番驚いたのは、保育園にお迎えに行こうと家を出て、MP3のイヤホンを耳に入れ、
歩くこと5分。

はっ!

私、再生ボタン押してない!!

あ~、びっくりした。ただイヤホンさしててくてく歩いてたよ。

それから、入院中はずっと点滴をしていたので、
(基本、針は刺しっぱなし。点滴自体は一日最長12時間かかりました。
点滴が終わっても、針とチューブのみそのままつけている状態。
希望して一度はずしてもらっても、翌日の点滴からまた数日は刺しっぱなし)
退院したときには「やばい注射をいっぱいやった人」みたいな腕になっていました。
家に帰って5日くらいで、しこりと痛みはとれましたが、
まだかさぶたがちょっと残っています。
で、針が刺さってたところから少し離れた部分の皮が
ぺろぺろはがれてきてるんだけど、これ、なんなんだろう?
まあ、痛くもないんでいいんですが。

突然の入院で、上司ともちゃんと連絡がとれなかったので
(もちろん事情はメール等で説明して休職許可をとりましたが)
会社クビかも……とちょっと心配でしたが、
退院後電話したら「ちゃんと席ありますから(笑)」と言っていただけて安心。
よ、よかった~

そんなこんなで、少しずつ日常生活に戻っていこうと思います。
いろいろと、ほんとうにありがとうございました。



明日

2009-07-19 | health
明日、退院することになりました。

う~ん、無事俗世間に戻れるのか…(^O^;

まず、日々の献立を考えられるだろうか!?ってところから心配になるくらい、家事にナマってる気が。
イナカからすっとんで来てくれた母がピカピカにしてくれた部屋の中を、いつまで綺麗にキープできるのか!?


いや、どうとでも日々は続いていくんでしょう、きっと。


昼に窓を開けたら、蝉の声が響いてて、夏本番の合図を受け取りました。


2009-07-15 | health
早くも入院生活5日め。
梅雨明けしたそうですね。
シャバは夏か!

病院にいると、いろんな人、いろんな人生、いろんな病気、そしていろんな仕事があるんだなあと、つくづく感じます。

注射針回収専門の業者とか、おしぼり業者とかね。
シーツ交換という作業が、いかに大切な仕事か、ということを思い知ったり。


しかし、なぜこの病棟は女ばかりなのだろう…
患者もスタッフも女ばっかり。男性患者はひとりだけです。
個室などという贅沢は言っていられず、大部屋にしたのですが、なんというか、まあ、おもしろい。
入院するならできれば個室で!と思っていましたが、大部屋の風通しの良さもなかなかいいものです。
いい人たちばっかりだったのがラッキーでした。


私はワケあって外科病棟におり、患者さんたちがみんな、杖やコルセットしながらも比較的元気なんですね。
いろいろ良くしてもらって、意外と楽しんでたりします。

今日のみんなの話題は石田純一。(笑)
「里子もバカよね!ケインのほうがよかったじゃないの!」
などという、お茶の間主婦の意見が飛び交って笑えます。

廊下側だったベッドを、お願いして窓側に変えてもらったらずいぶん気分が変わりました。窓って大事だ、本当に。
そしてなんと、この部屋の窓から、うちのマンションが見えることを発見。

ということで、外ばかりじろじろ見ていたら、「窓」そのものにあれこれ思いが馳せてきて。
退院したら、「世界の窓」って写真集を探してみようと思います。

ベッドより

2009-07-13 | health
先日の土曜日から、ちょいと入院することになりました。
療養目的で、たいしたことないんですが。f^_^;


しかし展開が突然で派手だったので、相方とこうたろうも一緒に救急車に乗ることになり、朦朧としながらもこうたろうが怯えていないかが気掛かりでした。

が!

最初は泣いていたこうたろう、救急隊のおじさんが来ると「手術する?」とまず質問。おじさんが「大丈夫だよ」と言うと泣き止み、救急車の中ではずっと私の手を握っていてくれました。


相方が同じマンションの保育園仲間banaちゃんに連絡をとり、彼女がすぐに病院に来てくれたことでこうたろうも安心した様子で、バイバイするときは「バッタ取りにいく~」と張りきってました。

大きくなったな…とびっくり。
私が具合がよくないこと、病院で治してもらうこと、何日か家を離れること。
ちゃんと納得して、しかも「よかったね」くらいの感じで。

お見舞いに来ても、ぴょこぴょこ元気に飛び回り、他の患者さんのシャツのプリントをめざとく見つけて「これ、なんの虫~?」と近寄っていったり。

その患者さん、私の母親くらいの年齢で、ばあばに対するのと同じような感覚だったのかなとも思います。

その方に、二人のときに言われました。

「今はあの子も明るくしてるけど、3日もたつと、お母さんお母さんって、しんから寂しくなるのよ。早く元気になりなさい」。

「しんから寂しくなる」という言葉が、ずしんときました。
同じことを、男性や若い女性から言われたらまた違うような気がします。子育てをぐるっと一周して、孫にかこまれてる彼女だからこその含蓄ある赴き。
失礼かもしれないけど、愛情をこめてあえてこう呼ばせてほしい、

世の中に、「おばちゃん」のパワーは必要です!


女の味方は女だな、と、つくづく思います。
働き者の看護士さんたちにも頭がさがる!
そしてこの病院、なぜか可愛い看護士が多いの!
というか、あんなにハードなお仕事してるのに、きれいにお化粧して、きちんとしたヘアスタイルしてて、そういうのが素敵だなと。
看護される側も気持ちがいい。見習わねばです。


ゆっくり…とはいえ、意外とやることのある入院生活ですが、キョロキョロしながら拾いものを見つけたいと思います。

深く頷く。

2009-07-06 | Weblog
行き着けの(!?)神社にて。

ここは毎月、格言とか万葉集のひとつとか、
いろんな「今月の言葉」を掲げているのですが、
今まででいちばん、ぐっときました。

ホントにそうですね。うん、ホントにそうだ。

「苦難が人を成長させる」とかよりも、気持ちよく染み入りました。
人から受けいただく愛情、
人へと渡していく愛情。

そんな中で、私も伸びていけたらと思います。



!?……ってことは2匹。

2009-07-04 | Weblog
川上未映子さんのエッセイで知ったのですが。

ビックリマークってあるじゃん。
「!」←これね。

これ、
ネコを後ろから見たところなんだって。
棒の部分がしっぽで、点の部分がお尻の穴なんだって。
ネコはびっくりするとしっぽをピンと立てるから、
その姿をかたどっているそうです。


で、ハテナマークもあるじゃん。
「?」←これだ。
ネコは不審に思うとしっぽをくにゃっと曲げるので、
これもその形だそうです。

へえええ、へええええ。
世界中でみんなして、
ネコのしっぽ書いてるわけですよ。


人間ってかわいいなあ。