道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

12/31 「青函トンネル弁当」と「もりそば」

2012年12月31日 | インポート

【青函トンネル弁当】

「青函トンネル弁当」は、函館本線・函館駅の駅弁。青森県の津軽半島と北海道の松前半島を結ぶ海底トンネル「青函トンネル」をイメ-ジ。半円のトンネル型に区分けした部分にイカそぼろと卵そぼろのご飯を詰め、駅弁には珍しいサワガニをトッピングしている。その周りに配したおかずはイカめし、焼サケ、エビとアサリのサラダ、ホタテ煮、海和えなど、津軽海峡周辺の幸を献立で、ボリュ-ムにも満足できる。

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【もりそば】

「もりそば」は、函館本線・長万部駅の駅弁。昭和6年に登場した日本初のそば駅弁。ボ-ル紙のパッケ-ジの中には、トレイに入ったそば、ウズラ卵、デザ-トのミカン。別封になっている、麺つゆ、刻み海苔、唐辛子が入っている。カップに麺つゆを注ぎ、ウズラ卵、薬味類を入れたら準備完了。そばは優しい風味で歯応えが良く、ツルツルと進む。

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12/30 「蝦夷わっぱ」と「味一番・鮭わっぱ」

2012年12月30日 | インポート

【蝦夷わっぱ】

「蝦夷わっぱ」は、石北本線・旭川駅の駅弁。ウニ、カニ、イクラなどがある蝦夷わっぱシリ-ズのミックスバ-ジョン。
頑丈なプラスチック容器に茶飯を詰め、その上にイクラ、ウニ、ホタテ、カニほぐし身、錦糸卵などを華やかにレイアウトしている。北海道をギュツと凝縮したような内容で、海鮮素材とご飯との取り合わせは申し分ない。食べ応え十分のボリュ-ムで、どれにしょうかと迷ったらコレを選ぶといい。

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【味一番鮭わっぱ】

「味一番鮭わっぱ」は、石北本線・旭川駅ホ-ムでワゴン売りされる海鮮弁当。錦糸卵を敷き詰めた酢飯の上に、鮭の切り身、イクラ、カニほぐし身、昆布などが豪華に盛られている。メインのサ-モンは新鮮でコクがあり、刺身というのがうれしい。内容とボリュ-ムを考えるとお得感が高い駅弁である。期待を裏切らない駅弁である。

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12/29 「磯宴(生ウニ)」と「帆立弁当」

2012年12月29日 | インポート

【磯宴】

「磯宴」は、石北本線・網走駅の駅弁。磯宴シリ-ズの「生ウニ」バ-ジョン。駅弁に用いられているウニは、ほとんどが蒸しウニなだけに貴重な逸品である。
ワサビを添えた蒸しウニを中心に、茶飯の上には錦糸卵、イクラが入り乱れ、宝石箱のよう。まず、生ウニだけを食べ、その滋味をじっくり味わうことである。その後、別添の醤油をお好みでたらし、豪快にかき込みたい。脇にある大根の桜漬けが彩りを添えている。

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【帆立弁当】

「帆立弁当」は、石北本線・網走駅の駅弁。北海道を代表する海の幸、帆立がメイン。醤油ス-プで炊いたご飯の上に錦糸卵を敷き詰め、その上にシイタケやキヌサヤと共に帆立を盛り付けている。帆立というと、身が太った大ぶりのものを想像するが、この駅弁に使われているのは小粒の稚貝。しかしながら、地元の醤油と砂糖で煮た帆立にはきっちり味が染みこみ風味豊である。味はしっかり一人前で、ボリュ-ムも申し分ない。

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12/28 「磯宴(タラバ・イクラ)」と「ほたて丼」 

2012年12月28日 | インポート

【磯宴】

「磯宴」は、石北本線・網走駅の駅弁。網走駅の名物である磯宴シリ-ズの「タラバ・イクラ」バ-ジョン。
甘めに味付けした茶飯に分厚くカニのほぐし身を敷き、その上にタラバガニの棒身がど-んと鎮座する。脇に錦糸玉子と醤油漬けイクラを添えており、まさに磯の宴を思わせる贅沢な様相だ。カニ棒身を豪快にかぶりつけば、あま味のある濃厚なカニの旨味を感じられる。

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【ほたて丼】

「ほたて丼」は、石北本線・北見駅の駅弁。北海道の駅弁に入っているホタテは、鮮度がいいだけにさっと煮たものが多い。しかし、北見駅を代表する名物駅弁は、珍しい揚げホタテがメインだ。
六角形の経木折容器に並ぶ大ぶりの揚げホタテは全部で3個。秘伝の特製ソ-スがたっぷりかかっており、シシトウをトッピングしている。ホタテは弾力が゛あり、甘めのソ-スと絶妙なマッチング。ご飯の上に敷いた海苔の風味もいい。

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12/27 「黒めし」と「かきめし」

2012年12月27日 | インポート

【黒めし】

「黒めし」は、JR鳥取駅の駅弁。駅弁特集の番組で、ナンバ-ワンに輝いたことのある人気駅弁である。
イカスミを入れて炊いた黒い(灰色)のご飯には、刻んだゲソも入り、、イカの旨味満載だ。煮イカは4杯入っているようだが、これは切り方の妙。2杯分だと言えばこれも妙。
付け合わせは揚げたタマネギと思ったら、原材料を見るとタマネギの表示は無く、ラッキョウならある。鳥取県の名産とは言え、これは珍しい一品だ。さらに逸品と言えるのは、イカの煮汁で煮込んだイカ団子である。秀逸の味わいである。

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【かきめし】

「かきめし」は、根室本線・厚岸駅の駅弁。厚岸駅開設と同時に開業した氏家待合所が、厚岸湖で穫れるカキを使って「かきめし」を売るようになり、有名になった。全国の駅弁大会では常に上位にランクされる駅弁である。
カキが3ヶ、ツブ貝2ヶ、アサリ3ヶにフキやひじきが載るが、なんといっても特筆されるのはその「めし」の味。これが美味い。貝の煮汁で炊いたご飯は甘みがやや強く、それでいてしっかりと味が付いており、磯の香りもするというまさに絶品。

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12/26 「栗めし」と「やまべ鮭寿し」

2012年12月26日 | インポート

【栗めし】

「栗めし」は、山陰本線・園部駅の駅弁。フタから栗型の枠まですべて経木を使用した昔ながらの駅弁は、日本一と言っても過言ではない出来映え。栗は丹波産を使用し、皮剥は1粒ずつ手作業で行っている。そのため渋皮が残っており、栗と一緒に炊き込んだご飯の色が淡い紅色に。全国の栗めし系弁当のご飯は、甘みのある味付けが多い中、園部駅のご飯は塩が効いており、これが栗の甘さを劇的に引き立てている。付け合わせは玉子焼きや蒲鉾など少量入るだけだか、栗飯だけでも飽きないので、十分である。少量生産なので予約が必要である。

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【やまべ鮭寿し】

「やまべ鮭寿し」は、函館本線・札幌駅の駅弁。ヤマベとは本州で言うヤマメの事。そのヤマベと北海道の代表的な食材鮭の寿司弁当である。
酢飯の上に酢でしめたヤマベとサケ、あっさりとした味は美味いのであるが、寿司駅弁ゆえに量的に物足りない。値段は700円と安いが、これでは1食分では、すぐに腹が減ってしまう。ということで、夜食用に丁度よいサイズである。付け合わせも、ガリ、奈良漬け、フル-ツと質素である。

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12/25 「おたる海の輝き」と「ほっきめし」

2012年12月25日 | インポート

【おたる海の輝き】

「おたる海の輝き」は、JR小樽駅の駅弁。北海道名物と言えば、まず上がるのは海の幸。その代表格のイクラとウニがテンコ盛りの駅弁がこれである。
酢飯の上に散りばめられた、ウニとイクラは、海の輝きというよりも、宝石箱の中身と言いたい程、眩しく見えて、箸を付けるのがもったいない位だ。イクラのプチプチ感にウニの海の香りと濃厚な味、そこに甘く煮た椎茸と錦糸玉子の甘みが絡んで、これはもう涙物の旨さである。北海道の味覚を手軽に満喫できる駅弁だ。

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【ほっきめし】

「ほっきめし」は、JR苫小牧駅の駅弁。苫小牧地方は日本一の北寄貝の産地。この駅弁はその北寄貝が炊き込みご飯にドド~~とトッピングされている。
歯応えがあるが柔らかく仕上げられた北寄貝が美味い。シンプルながら、あなどれない駅弁である。はまなすの写真のパッケ-ジも、旅情をかき立ててくれる。ただ、漬物の量にもう少し配慮がほしいところである。

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12/24 「福島牛 牛めし」と「横濱チャ-ハン」

2012年12月24日 | インポート

【福島牛 牛めし】

「福島牛 牛めし」は、JR郡山駅の駅弁。東北地方には前沢牛に米沢牛と、全国的に有名なブランド牛肉があるが、福島牛はあまり馴染みがない。しかし、その福島牛を使ったこの駅弁は秀逸である。すき焼き風に煮込まれた柔らかい牛肉とキンピラゴボウの相性が抜群でお互いの味を引き立てている。その他、玉子焼き、コンニャク、柴漬けがトッピングされているが、柴漬けも箸休めとして丁度いい塩加減で、味の方のト-タルバランスが良い。牛めし系駅弁は数多いが、「福島牛 牛めし」はオススメの逸品である。

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【横濱チャ-ハン】

「横濱チャ-ハン」は、JR横浜駅の駅弁。横浜駅で途中下車しても買いたくなるのが、崎陽軒の駅弁。なにしろ安い(550円)し、美味しい。特にお気に入りがこの「横濱チャ-ハン」である。パラッと仕上がったチャ-ハンは、冷めても脂っぽい感じもなく、中華街の味を彷彿させる。ハマスタのフェンスの広告でお馴染みの崎陽軒のシュ-マイが入っているのが叉嬉しい。首都圏では珍しいリ-ズナブルな駅弁だ。ただし、シュ-マイが2個で物足りない方は「シュウマイ弁当」をどうぞ。

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12/22 「やきはま弁当」と「奥久慈しゃも弁当」

2012年12月22日 | インポート

【やきはま弁当】

やきはま弁当」は、JR千葉駅の駅弁。首都圏・千葉駅の駅弁は、素朴でレトロな掛け紙に包まれた駅弁。戦前から売られている、千葉名物の名物駅弁である。おかずは少なめだが、焼きハマグリ、マグロの照り焼き、煮物、卵焼き、漬物、ガリと派手さは無いが、メインの焼きハマグリが最高に美味く、これだけでも十分である。シンプルイズベストと言う言葉が、まさにピッタリの駅弁である。

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【奥久慈しゃも弁当】

「奥久慈しゃも弁当」は、JR常陸大子駅の駅弁。袋田の滝の写真の掛け紙を取ると、よくホカ弁に使われているプラケ-スが何とも味気ない。しかし、中身は充実している。
てんこ盛りのご飯の上には、ブロイラ-とは肉質が違う「しゃもの照り焼き」がトンと乗っている。コクのある味と、歯応えがたまらない。他に、炒り卵、金平ゴボウ、漬物がトッピングされている。素朴な味の炒り卵はねてんこ盛りのご飯の上にあるので、上手に食べないと、ポロポロとこぼしてしまう、要注意。

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12/21 「親子にしん」と「信州おやき弁当」

2012年12月21日 | インポート

【親子にしん】

「親子にしん」は、JR直江津駅の駅弁。日本海に面した直江津駅の駅弁は、海の幸をふんだんに使った弁当が豊富である。その中の「親子にしん」は、甘辛く煮込んだニシンに味付け数の子と、数の子わさび漬、タラの親子漬、ガリ、たたきゴボウ、漬物がトッピングされている。
酢の効いたタラの親子漬、ピリッと辛い数の子のわさび漬けなどの味も最高である。ニシンの甘露煮は、小骨まで柔らかく炊き上がっていて、魚好きにはたまらない一品である。

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【信州おやき弁当】

「信州おやき弁当」は、JR長野駅の駅弁。栗おこわ、おやき、牛肉しぐれ煮、マスの西京焼き、鶏肉エゴマ揚げ、エリンギフライ、玉子焼き、煮物、あんずと長野産の食材で埋め尽くされた内容だ。主食の栗おこわが少ないと思ったが、ど真ん中にひかえる「野沢菜おやき」が、以外にボリュ-ムがあるので満足感を味わえる。
先代の駅弁業者が撤退した後を受け、新たに販売が始まったので、歴史は浅いが、信州の味を十分満喫できる駅弁である。
掛け紙には「ちくま弁当」と表記しているが、駅売り場、販売元のHPともに「おやき弁当」と書かれているので、そちらの商品名で表記する。

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12/20 「月見五味めし」と「利家御膳」

2012年12月20日 | インポート

【月見五味めし】

「月見五味めし」は、JR松本駅の駅弁。漆黒の天守閣で、一見堅牢そうな松本城だが、朱塗りの回縁を持つ櫓がある。戦乱の世が過ぎた後に増築された「月見櫓」である。その名の通り月見の宴を催すための櫓だったそうである。
この「月見五味めし」は、その月見の宴で供された武者料理をヒントに作られた駅弁である。
数種類の山菜(ワラビ・ゼンマイ・タケノコ・セリなど)に魚や肉と、多くの食材をバランスよく食べる事ができる。一見素朴な和食系でありながら、肉や魚が入っているので食べ応えがあるし、美味い駅弁である。山菜の他に、ワカサギ佃煮、エビ、錦糸玉子、ゆで卵、豚肉煮物、紅ショウガ、リンゴの紫蘇巻きがトッピングされている。

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【利家御膳】

「利家御膳」は、JR金沢駅の駅弁。加賀百万石の祖・前田利家公が、食していたであろう献立を再現したのがこの駅弁である。あえて断言しよう、駅弁の域を超えている!容器のデザイン、おかずのクオリティー、盛り付け方など「駅弁の最高峰むと言っても過言ではない!この駅弁をそのまま重箱に移し変えて、観光都市・金沢市内の日本料理店で出されたら、何の疑いもなく2~3千円を払ってしまう事だろう。それが千円なのである。
おかずは、治部煮、玉子焼き、ハスのはさみ揚げ、イカ中華和え、焼き鮭、鰻の蒲焼き、笹蒲鉾、昆布巻き、大福。どれも絶品である。

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12/19 「とろ金目の塩焼き弁当」と「志ぐれ茶漬け」

2012年12月19日 | インポート

【とろ金目の塩焼き弁当】

「とろ金目の塩焼き弁当」は、伊豆急・下田駅の駅弁。地元の出身の人には、アジに続いて良く食卓に登場した魚と言えば「キンメダイ」だある。下田の駅弁は、脂の乗ったキンメの塩焼きがご飯の上にデンッと乗っかり、迫力満点だ。
骨が多そうな腹の脂の部分が当たった、中身が見えないので、こればかりは運次第。箸でほぐす間もなく、皮ごとむしゃぶりつき、骨が当たったら出す。濃厚な魚の脂の旨味が押し寄せて来るのである。塩加減も大事な味付けである。
おかずには、キンメダイの塩焼き、ワサビの茎の三杯酢漬け、コンニャク・椎茸・さつま揚げの煮物、岩のりが付いている。
「岩のり」が付いている弁当は珍しい。熱いご飯にかければ何杯でもいける「ご飯の友」である。

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【志ぐれ茶漬け】

「志ぐれ茶漬け」は、JR亀山駅の駅弁。桑名の殿様 時雨で茶々漬・・・・と唄われた、桑名の名産品・蛤の時雨煮を使った、しかも全国的にも珍しいお茶漬け弁当だ。懐かしい雰囲気の掛け紙の弁当に、これまた懐かしいプラスチック容器に入ったお茶でワンセット。お茶をかけずに食べるとしょっぱい。渋めに煎れたお茶をかけると、まさに小宇宙が成り立つと言った感じただ。甘辛い時雨煮に紅ショウガの風味、ふりかけも溶けて、一気にかき込みたくなる美味しである。「日本人に生まれて良かった」と実感できる駅弁である。

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12/18 「チャ-シュウマイ弁当」と「鯛めし」

2012年12月18日 | インポート

【チャ-シュ-マイ弁当】

「チャ-シュ-マイ弁当」は、東海道本線・大阪駅の駅弁。
コンソメご飯の上に、叉焼と味付け玉子を乗せた、ラ-メン屋の賄い飯みたいな弁当。しかし、味は最高で、厚切りの大ぶりな叉焼は、甘辛く煮込まれていて、脂身の割合も絶妙である。シュ-マイも、東の横綱・崎陽軒のシュ-マイに肩をむ並べる程のクオリティーがある。具材は、チャ-シュ-、シュウマイ、味付け玉子、焼きししとう、漬物で、ししとうと漬物がいいアクセントとなって、最後まで飽きさせない弁当弁当である。さすが、「食い倒れの街・大坂」の名にふさわしい駅弁である。

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【鯛めし】

「鯛めし」は、東海道本線・京都駅の駅弁。
「鯛めし」を名乗る駅弁は各地にあるが、鯛の「でんぶ」をご飯に乗せたスタイルが一般的であるが、京都駅の「鯛めし」はチョット違う。鯛の出汁で炊いたご飯の上には、焼いた鯛の切り身がトッピングされているのだ。経木折りの弁当箱の中身は、京都らしい彩りである。
炊き込みご飯に、焼き鯛、蒲鉾、里芋、黒豆、鶏ごぼう巻、和菓子がトッピングされている。和風のおかず満載で、秋には、松茸の形に飾り剥きした里芋、柿を模した和菓子と目でも楽しませる、さすがに先の都の心意気である。
焼き鯛も素晴らしいが、秀逸は黒豆である。本場・丹波の物かは不明だが、京都らしい食材だし、上品な味付けである。

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12/17 「はたはたすめし」と「うに弁当」

2012年12月17日 | インポート

【はたはたすめし】

駅弁ランキング30位。「はたはたすめし」は、奥羽本線・秋田駅の駅弁。この駅弁は国鉄時代からの駅弁屋とJR子会社など製品が、改札内の売店と改札外のキヨスクで販売されている。「はたはたすめし」は、日本で唯一のハタハタ駅弁でありり、井形の正方形の容器の蓋を開けると、秋田産あきたこまち米の酢飯の上に錦糸玉子がのり、その上にハタハタの照り焼きが3切れほどのせられている。サイドには、トンブリというキャビアのように見える秋田名物が添えられ、他にも、いぶりがっこ(人参)、れんこん、ふき煮、里芋煮、ごぼう煮、昆布巻、紅生姜、杏が入っている。この駅弁のメインであるハタハタは、かって秋田の庶民の味であり、1960年代には毎年約2万トンあった漁獲量が1991年には70トンに激減してしまった。そのためすっかり高級食材となってしまったハタハタは、1992年からは3年間を禁漁とし、以後も秋田県が漁獲量を制限しながら、資源の回復を調整していった。1999年からは青森・秋田・山形・新潟の各県による資源管理協定が組まれ、2002年頃からはハタハタの漁獲量が回復してきている。

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【うに弁当】

「うに弁当」は、三陸鉄道・久慈駅の駅弁。調製元の清雅荘は、元々普代村にあった旅館。盛岡の仕出し屋から転業して開業。その後旅館は廃業し、「うに弁当」の調製・売店営業・車内販売に専念するようになった。
「ウニ」は三陸海岸でとれたものを使っている。ご飯はウニの炊き込みご飯で、その上に蒸しウニを敷き詰めている。他に大根の漬物、レモンスライスが添えられている。1986年に登場した。当時は清雅荘の女将が普代駅から乗り込んで、三陸鉄道リアス線の一部の列車で車内販売をしていた。その後、2000年前後のNHK番組での紹介、駅弁ブ-ムで知名度が増した。
1日20個の限定製造であり、入手が難しいことから「幻の駅弁」として更に名を上げている。

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12/15 「鮎屋三代」と「大和しじみのもぐり寿し」

2012年12月15日 | インポート

【鮎屋三代】

駅弁ランキング28位。「鮎屋三代」は、肥後おれんじ鉄道・八代駅の駅弁。この「鮎屋三代」は、熊本駅のJR八代駅の真ん前で3代に渡り営まれてきた老舗鮎屋が、九州新幹線の開業に合わせて1年かけて製作した弁当である。焼鮎の出汁で炊いた炊き込みご飯の上には、鮎の甘露煮を丸ごと1匹のせた贅沢な弁当である。そして過去に「九州の駅弁ランキング」を3連覇した経歴をもつ人気の高い駅弁である。3代に渡り続く老舗店が。先代から受け継いだ「焼鮎」と「甘露煮」という、昔ながらの製法を守り通した2代目の味を受け継いだ3代目が今、弁当という形で多くの人々に、この味を届けることとなったのである。熊本県南部を流れる球磨川は日本三大急流の一つと称され、その球磨川で穫れる鮎は、いつの時代でも高貴な魚として珍重されて来ている。その鮎を使った駅弁の中身は、フタ開けると、まず大きな甘露煮がドーンと丸ごと一匹、その姿はインパクト十分であり、他の卵焼き、菜の花、筍、椎茸、蓮根、梅干し、生姜の酢漬けといたってシンプルなおかずが添えられている。

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【大和しじみのもぐり寿し】

駅弁ランキング29位。「大和しじみのもぐり寿し」は、山陰本線・松江駅の駅弁である。島根県の松江駅では、宍道湖七珍の「大和しじみ」をたっぷり使った駅弁が楽しめる。フタ開けると開けると、敷き詰められた寿司飯の上に、シジミがたっぷりとのっている。そして、宍道湖の夕景に見立てたという紅ショウガと夕陽に映えるさざ波を錦糸玉子と白魚で彩っており、宍道湖名物のモロゲエビとトビウオの蒲鉾野焼き、鰻などの副菜もついている。もちろん寿司飯の中にもシジミがもぐっているのである。見た目から付いたネ-ミングの通り、シジミが砂の中に潜っている様子を再現している。箱の中がまるで松江の幸を絵で表現したような、素晴らしい駅弁に仕上がっている。

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