前に紹介した帯広の「そば切り工房・久呂無木」の芽室店「玄そば・久呂無木」です。
同グル-プの蕎麦は、芽室店が出来てから芽室店で手打ちして、帯広店に供給しているので、両店とも同じ蕎麦であるとのことです。
芽室店は芽室町郊外のショッピングゾ-ンに、純和風で建てられています。内部も純和風で、落ち着いた雰囲気です。
メニュ-には冷たい蕎麦、温かい蕎麦、丼物など豊富にありますが、写真の「カキ天ざる」は旨かった。通常カキを調理するには、「カキフライ」が多いのですが、カキの天麩羅は初めて食べました。
フライの「パン粉」と天麩羅の「小麦粉」で、これほど食感が変わるとは。カキの天麩羅は「シットリ」と出来ていて旨かったです。それが蕎麦と合っているのです。
「カキ天ざる」です
芽室町にある「あずまや・心菜」。
駅の近くであるが、目立たない場所で営業している店です。間口はそんなに広くないが、中に入ると、カウンタ-に5脚と小上がりに多数の座卓があり、営業面積は広い店です。
店内は純和風で、雰囲気もよく、落ち着いて食事ができます。
また、調理場はオ-プンキッチン方式で、客が調理の様子を見ることができます。これで、蕎麦を打つ姿でも見る出来れば、最高のパフォ-マンスで皆喜ぶことでしょう。
若い夫婦(?)+若い女性一人で、対応も気持ちよく、好感を持てる店です。
蕎麦は田舎系の2:8の手打ちで、非常にコシが強く、喉越し、香りもあり、旨い蕎麦です。
天麩羅はカラッと揚がっていてボリュ-ムもあり、旨かったですが、蕎麦汁と天汁が別々ならばパ-フェクトなのに残念な思いをしました。
【双葉幼稚園園舎・有形文化財に登録】
文化審議会は16日、帯広市の双葉幼稚園園舎を含む170件の建造物を新たに登録有形文化財とするよう川端文部科学相に答申した。
道内での今回の登録は、他に小樽市の旧青山別邸と札幌市の黒田家住宅。
これで全国の登録数は8164件、道内は109件となる。
同幼稚園は故大井朝吉氏が明治44年に創設。現在の園舎は2代目園長の故臼田梅氏が設計し、大正11年11月に着工、翌12年4月に開園した。
530平方メ-トルの園舎は、ド-ム形の屋根と8角形の遊戯場、その周辺に教室を配した独創的デザインで、当時から話題を呼んだ。
戦時中は日本軍の宿舎施設として使われこともあったという。
1954年に改修し、2008年にも内壁に「しっくい」を塗り直すなど、手を入れたが、原型は全く変わっていないという。ただし、現在の在籍園児は3人だけという。
なお、我が家の山の神は、50?年前に双葉幼稚園に通っていたそです。
旨くて、期待の持てる蕎麦屋「手打ち蕎麦・玄葉」です。
大道り17丁目に09年8月に開店しましたが、私は今回が初の入店でした。
店の間口は半間しかなく、店内もカウンタ-5脚、テ-ブル2卓、小上がりに1卓という小さな店です。
若い夫婦が切り盛りし、2人の対応も気持ちよく、清々しい気持ちで食事できます。
蕎麦は幕別産の蕎麦粉を生粉打ちしています。コシがあり、喉越しもよく、旨い蕎麦です。
天麩羅類は牛蒡天とエビ天の2種類だけです。牛蒡は幕別の特産品ですので、牛蒡関係には力を入れているようです。
蕎麦汁は少し辛めで、蕎麦によく絡み、旨い汁です。
メニュ-には温かい蕎麦12種類、冷たい蕎麦10種類、一品料理数種類で、丼物は提供していません。
小鉢の蕗の煮付け、自家製と思われる胡麻豆腐も旨かったです。そして、帯広では江戸東、蕎麦福に続く3店目の「かしわ抜き」を出していました。蕎麦通の常連客のリクエストでメニュ-に加えたそうです。
最後にサ-ビスで出される、そば湯で割ったコ-ヒ-も、蕎麦の香りとコ-ヒ-の香りが混在し、旨いコ-ヒ-でした。
若い夫婦が奮闘している「玄葉」の繁盛と、蕎麦への情熱が益々高揚することを願うものです。
芽室町にある「蕎麦処・大黒亭」。
北海道産の蕎麦粉を2:8で手打ちしている。
当日は土曜日の昼食時だったので満員の盛況であった。それは蕎麦が旨いからだろうか!
蕎麦は田舎系で、「こし」があり、喉越し感も申し分なく、天麩羅もサクサク感十分であった。
ただ、汁はもう少し研究してほしいと思った。醤油の辛みが出汁の旨味を殺しているのである。「かえし」の熟成が少し足りないように思います。そして、出汁をもう少し濃くした方がより良い汁になると思います。1+1が3になるような改善をしてほしい。
この汁に対する認識は、北海道の蕎麦屋に共通して言えることです。北海道が蕎麦粉の一大産地であることで、蕎麦を手打ちにして提供していれば、蕎麦屋としての資格があると勘違いしているのかな?
蕎麦とは、汁で蕎麦の旨味を引き出す食べ物であると思います。それゆえに、蕎麦汁と天麩羅汁が当然、別々の味にならなければならないはずです。美味しい天汁を作れないなら、「天ざる」「天せいろ」など、天汁が必要な品を提供しないことである。
「そば処・一茶」では、北海道産の蕎麦粉で2:8で丹念に手打ちしているが、一度に大量に手打ちせず、1日に何度も手打ちしている。そば切りはも同様に、一度に大量に処理せず、客に打ち立て、切り立てを提供するようにしている。そうして造られた蕎麦は、コシのある田舎系で、歯応えがあり、旨い蕎麦です。
厳選した鰹節を美味しい時期に合わせて使い分け、旨い出汁を造り、熟成した「かえし」と合わせている。旨い蕎麦汁である。
一茶は、普通の民家の玄関に暖簾を掲げ、日本間2間にテ-ブルを置いて営業している小さな店である。冷たい蕎麦17種類と温かい蕎麦19種類、丼物7種類と、メニュ-は豊富である。
固定客が多く、けっこう繁盛しているようである。
食べるのを急いで、最初に写真を撮るのを忘れました。ゴメンナサイ。