道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

12/10 「ふく寿司」と「瀬戸のあな子」

2012年12月10日 | インポート

【ふく寿司】

駅弁ランキング18位。「ふく寿司」は、山陽本線・下関駅の駅弁。下関駅の駅弁は国鉄時代からの駅弁屋が駅コンコ-スに駅弁売店を構えて販売している。そしてこの「ふく寿司」は、1989年に「ふくめし」を売れない時期のために開発された駅弁である。山口県下関港はフグ水揚げは日本一を誇っており、そのフグを使った駅弁なのであるが、フグを濁らず「ふく」と呼ぶのは、縁起をかついで「ふぐ」ではなく「ふく(福)」呼ぶのである。逆に大阪では「当たると死んでしまう」という洒落から、フグのことを「てっぽう(鉄砲)」と呼び、、ここから「てっさ」「てっちり」といった言葉が生まれたといわれている。
その「ふく寿司」の中身は、寿司飯の上に錦糸玉子を敷き詰め、その上にはメインのふくの切り身とふくの皮、また他にもエビ、煮た椎茸、練りウニ、とびっこ、茎ワカメなどをのせた、まるでちらし寿司のような寿司に仕上げており、価格の割には豪華で美味しい駅弁である。

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【瀬戸のあな子】

駅弁ランキング19位。「瀬戸のあな子」は、予讃線・松山駅の駅弁。松山駅で人気ランキングに挙がってきた駅弁は、「瀬戸のあな子」であり、これは穴子を中心としたちらし寿司のことである。海老そぼろと錦糸玉子や椎茸煮、しめじ、人参、山菜、紅生姜、刻み海苔などが、かんぴょうや刻み椎茸の入ったすし飯の上に彩りよく散らされており、蒲焼き風の味付けがなされているメインの穴子も肉が柔らかく、タレもしっかりかけてあり、旨味と甘み十分の仕上がりで、見た目もお腹も大満足する一品に仕上がっている駅弁である。酢飯はすっぱからず、甘過ぎず、駅弁にありがちな濃いめの甘い寿司酢があまり好きでないという人でも美味しく頂けるように工夫が凝らされている。穴子の味付けはもちろんであるが、他の食材も味付けが絶妙で、紅生姜や山菜などもスッキリさせてくれる味になっている。

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