道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

12/09 「深川めし」と「豊後さば寿司」

2012年12月09日 | インポート

【深川めし】

駅弁ランキング16位。「深川めし」は東海道新幹線・東京駅の駅弁。元々の「深川めし」とは、アサリのむき身を具にした味噌汁で、茶碗や丼に盛った米飯にかけたものを指している。この食べ方が考案されたのは、気の短い江戸っ子の漁師がご飯と汁物を一緒に食べてしまえるよう考案されたものとされている。他にもアサリの産地ではポピュラ-なものであるが、代表格は東京の深川であるため、このような食べ方をする料理を「深川めし」と呼んだ。しかし、近年増え始めた深川めし屋は、このスタイルではなく炊き込みタイプの上品なものとなってきている。
その炊き込みご飯というのは、まずアサリ、長葱、や油揚げなどと一緒に醤油などで味付けをして煮込む。その後、煮汁でご飯を炊きね炊き上がったら具を戻してかき混ぜるのである。炊き込みご飯であるが、具材であるアサリそのものは、最初からご飯と一緒に炊き込むのではなく、炊き上がってから混ぜ込むタイプの炊き込みご飯である。

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【豊後さば寿司】

駅弁ランキング17位。「豊後さば寿司」は日豊本線・大分駅の駅弁。1994年から発売している大分駅名物、「豊後さば寿司」は、脂ののった分厚い鯖の身が、秘伝の寿司酢で締められており、プリッとした食感が楽しめる伝統の味である。鯖身の上には白板コンブがあしらわれており、このコンブの旨味がしっかり生きている寿司である。駅弁としてだけでなく、酒の肴としても秀逸で、九州の焼酎と一緒に味わうとまた最高の気分である。
駅弁としての歴史は浅いが、米子や高山で見られる棒寿司を、大分近海の鯖を使って作っている。ややサイズが小ぶりである割には、いい値段がするが、脂の乗りやプリプリの食感、酢飯に対する鯖の分量など、どれをとっても半端さがなく、駅弁゛超えて名産品か土産物として扱いたい逸品である。

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