【栗めし】
「栗めし」は、山陰本線・園部駅の駅弁。フタから栗型の枠まですべて経木を使用した昔ながらの駅弁は、日本一と言っても過言ではない出来映え。栗は丹波産を使用し、皮剥は1粒ずつ手作業で行っている。そのため渋皮が残っており、栗と一緒に炊き込んだご飯の色が淡い紅色に。全国の栗めし系弁当のご飯は、甘みのある味付けが多い中、園部駅のご飯は塩が効いており、これが栗の甘さを劇的に引き立てている。付け合わせは玉子焼きや蒲鉾など少量入るだけだか、栗飯だけでも飽きないので、十分である。少量生産なので予約が必要である。
【やまべ鮭寿し】
「やまべ鮭寿し」は、函館本線・札幌駅の駅弁。ヤマベとは本州で言うヤマメの事。そのヤマベと北海道の代表的な食材鮭の寿司弁当である。
酢飯の上に酢でしめたヤマベとサケ、あっさりとした味は美味いのであるが、寿司駅弁ゆえに量的に物足りない。値段は700円と安いが、これでは1食分では、すぐに腹が減ってしまう。ということで、夜食用に丁度よいサイズである。付け合わせも、ガリ、奈良漬け、フル-ツと質素である。