道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

12/07 「かしわめし」と「元祖特選牛肉弁当」

2012年12月07日 | インポート

【かしわめし】

駅弁ランキング12位。「かしわめし」は鹿児島本線・折尾駅の駅弁。「かしわめし」は、九州北部の郷土料理の鶏料理のことであり、この「鶏」のことを「かしわ」と呼びそのかしわを使った、鶏の炊き込みご飯を主とした弁当や駅弁のことである。
特定の業者が考案した料理ではなく、郷土料理がもとになっているため、複数の業者が似通った駅弁を販売している。
折尾駅で「かしわめし」は、戦前からの駅弁屋が駅構内の売店2カ所に加え、今では珍しくなった立ち売りでも駅弁を販売している。
「かしわめし」の中身は、スタイルとどれも類似しており、鶏の出汁で炊き込んだご飯の上を斜めの線を描くように、甘辛く煮た鶏肉と錦糸卵、海苔を乗せて彩られている。一方、鶏肉については、北部九州と南九州で調理方法が大きく異なり、北部九州では細かく刻まれて入っているが、大分以南では大きめの鶏が乗せられているところが多い。

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【元祖特選牛肉弁当】

駅弁ランキング13位。「元祖特選牛肉弁当」は紀世本線・松坂駅の駅弁。松坂市は日本一の銘柄牛「松阪牛」の主要産地として有名である。松坂駅の駅弁は古く、国鉄時代からの駅弁屋が改札口脇とホ-ム上に売店を構えており、紀世線特急の車内販売でも購入することが出来る。この「元祖特選牛肉弁当」は昭和34年、当時の国鉄・紀勢本線の名古屋から天王寺までの全線開通を祝う記念イベントとして新発売された駅弁である。地元松坂の名産品である、「松阪牛」に目をつけ構想に1年もかけて、日本で初めての牛肉を使った駅弁を開発したのである。しかもその牛肉はブランド牛で有名な松阪牛を使用した駅弁で、「元祖特選牛肉弁当」を誕生させたのである。この開発には、大変な苦労が伴っており、まずは、冷めると固くなって風味が落ちる牛肉をいかにて、時間がたっても柔らかく美味しい牛肉の駅弁にするのもたいへん困難であったといわれている。そのため日々、試行錯誤を繰り返し、下味にぶどう酒を加えることと、使用する部位は、松阪牛の内ももの柔らかい部分を厳選して使用、独特の肉の焼き方と最後にからめる秘伝のたれの調合などによって開発されたのが、「元祖特選牛肉弁当」である。

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