道彦の散歩道

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毎日の事件事故の記録

03/30 「鱒の姿ずし」と「百年の旅物語かれい川」

2013年03月30日 | インポート

【鱒の姿ずし】

富士山の雪解け水を活用した「鱒の姿ずし」は、御殿場線・御殿場駅の駅弁。
小さくかわいらしい、紅鱒の姿寿司である。細長い容器で酢飯に魚を合わせ、板昆布を貼り、魚の絵画もまたかわしらしい包装紙で包まれている。
鱒の姿寿司は昭和の頃まで全国各地で人気の駅弁となっていた。御殿場線でも戦前には山北駅の鮎寿司が全国的に知られていた。

天が魚に与えた流線型と、寸分違わず見事に形状を揃えた酢飯は白く輝くる食べやすいようにスライスされた鱒を見ればねその断面は白色に光る。何色と例えず昆布色と表現したい昆布の厚さと固さは、他に思い当たらない。歯応えを得るため嚙んでもよし、香りを付けて残してもよし。分量は控え目なので、景色を眺めながらの短い鈍行旅行にも丁度良い。

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【百年の旅物語かれい川】

九州新幹線の開業日に1日限りに作られた「百年の旅物語かれい川」は、肥薩線・嘉例川駅の駅弁。
南九州の無人駅で駅弁が売られ続けているという噂が、関東の駅弁ファンに広まった。果たして古く黒ずんだ木造駅舎の中で、その駅舎の写真を描いた掛け紙を巻く竹皮編みの弁当容器がテ-ブルの上で客を待っているる
フタを開けると、中身は茶色く明るかった。炊き込みご飯の上にはシイタケのタケノコの煮物が乗る。「ガネ」と地元で呼ばれるサツマイモ入りの天ぷらが、けっこうな大きさで2分割されて鎮座。コロッケの中にもシイタケとタケノコが入る。切り干し大根は春巻きの皮の中に収まり、容器の隅でナスとカボチャが味噌田楽になっている。
どこを見て茶色く、どこを食べても温かみがある。そしてニンジンの細切りが弁当の中のいたるところで顔を出して陽光を放つから、見栄はくすむどころか鮮やかである。
すべてが冬の南国の温かさを感じさせ、素晴らしい旨味を出している。

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03/29 福寿草

2013年03月29日 | 日記

帯広の最低気温もマイナス2桁になる事も無くなり、最高気温も10度近くとなり、少し春めいて来ました。
リハビリの送迎車で各家庭を回っていますが、今日、庭先に「福寿草」が咲いていました。
積雪もだいぶ少なくなって来ましたが、雪の下で成長してきた福寿草が、日当たりの良い場所で顔を出しはじめました。
道路の雪が無くなり気候が暖かくなる4月からは、家の周りの散歩を復活させます。何よりも歩く事が健康維持には必要と痛感しています。

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03/28 「牛肉たけのこおこわ」と「品川名物貝ずくし」

2013年03月28日 | インポート

【牛肉たけのこおこわ】

みちのくふる里の味という掛け紙の「牛肉たけこおこわ」は、東北本線・米沢駅の駅弁。
竹の弁当箱風の容器を開けると、炊き込みご飯、牛肉煮、竹の子煮、茄子煮、里芋煮、人参煮、昆布巻き、椎茸煮、牛蒡煮、ふきみそ、大根味噌煮が入った弁当。
おこわの炊き込みご飯は、味が薄く、しかも中の具の味はしっかりしていて旨い。たた゛、牛肉煮の味がしっかりしていて、竹の子煮の味など、全ての味が消えてしまっているのが残念。もう少し牛肉煮の味が薄味なら、色々な味を楽しめたのでは?煮物も相対的に味が濃い目でした。やはり東北の弁当のせいか。
しかし、東北だけに茄子煮、大根味噌煮の漬物は旨かった。ふきみそも味を変えるのに最適でした。ちょっとした苦味が最高。

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【品川名物貝づくし】

新幹線品川駅開業時に生まれた「品川名物貝づくし」は、東海道新幹線・品川駅の駅弁。
フタを開けると、茶飯の上を、貝のサイズの大きい順に、ハマグリに似たアサジ貝の煮物、アサリの浅炊き、シジミの山椒煮、イタヤガイの小柱で覆い尽くしている。弁当なので玉子焼きや漬物類や青菜といった付け合わせも添えているが、駅弁の名前どおりメインは間違いなく貝であり、その名に恥じない貝づくしの駅弁である。
様々な貝やその煮汁の味が混ざり合う駅弁など、他にはない。臭いも味も刺激の強い紅生姜が貝と一緒に詰められている点だけは残念だが、甘みや辛味が強くない淡い味付けにより、貝づくしの風味と食感を食べ始めから終わるまで存分に味わうことができる。
貝の駅弁は、作るのが難しいらしい。冷めた状態で味を出す必要がある。貝は下ごしらえを上手くしないと生臭くなり、工夫して煮たり焼いたりしないと堅くなる。この駅弁に入る各種の貝は、普通に香り、普通に柔らかい。購入者の多くは、想像に及ばない工夫に、玄人筋からは感嘆の声が聴かれるという。

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03/27 「鮎屋の極薦」と「桜弁当」

2013年03月27日 | インポート

【鮎屋の極薦】

駅弁福袋ににも入っている「鮎屋の極薦」は、肥後おれんじ鉄道・八代駅の駅弁。
早速開けてみると、色とりどりの具材が入っていて見た目も華やか!様々な味を楽しめそうだ。
この弁当は有名な「鮎屋三代」のミニ版。絶妙のタレを使って丁寧に煮込まれているという鮎は、骨まで食べられるほど柔らかい。少し濃いめの味付けが、ご飯との相性はバッチリ。箸がどんどん進みます。
鶏肉は熊本地鶏・天草大王。一時は絶滅したが、10年以上かけて復元させたという幻の鶏である。食べてみると肉自体にしっかり味があり、香りも楽しめる。パサパサ感もなく美味しい鶏肉です。
蒸した塩ダレの胸肉と、焼きたてのモモ肉の2種類入って、それぞれ違った味を楽しめる。どちらもサッパリしていて飽きのこない味。胡椒の風味が味を引き立てる。
柔らかい鮎の甘露煮と幻の鶏・天草大王の2つの味を一度に楽しめる贅沢な駅弁。ニンジン、玉子焼き、シイタケなどの付け合わせも豊富で、食事バランスが気になる方にもお勧めです。

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【桜弁当】

馬肉好きにはたまらない「桜弁当」は、東北新幹線・七戸十和田駅の駅弁。
馬肉といえば桜色を想像してフタを開けてみると、そこには全く違う光景が!
馬肉とゴボウを味噌煮込みにしているため、馬刺しとは全くことなる様子の弁当が待っていた。
食べてみるとこれが旨い。ゴボウとの相性も抜群で、馬刺しとはまた一味違った味が楽しめる。
ご飯にも味が良く染み込んでいて、冷めても美味しい駅弁の本領発揮といったところ。
真ん中にのったマイルドニンニクはスタミナ満点食材でしたが、食後の口臭もあまり気にならないので、会社員の方々の昼食にも大丈夫だと思います。
付け合わせの味噌南蛮は濃厚、長芋はあっさり、赤かぶは口直しに最適。

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●京王百貨店の駅弁シリ-ズはこれで終了します。


03/27 再会・蘭ちゃん

2013年03月27日 | 日記

今日、リハビリ施設ジョイリハに以前に勤務していた「蘭ちゃん」が、ジョイリハを訪問です。現在は音更町の岡本グル-プの書店でチェッカーを行っているとの事です。
中国の山東省の出身で、来日して18ヵ月。中国で日本語を勉強したので日本語はペラペラです。
久し振りに逢った彼女は、ジョイリハ時代より垢抜けして綺麗になったように見受けられました。
就労ビザがあと18ヵ月で切れるとのことですが、これほどまでに上達した日本語を帰国して、使う機会を失う事は大きな損失です。是非、再来日して日中の友好に役立てて欲しいものです。
いっその事、日本で彼氏を見つけて永久就職(結婚)してはと思います。
ガンバレ「蘭」ちゃん。


03/26 「前沢牛肉巻きにぎり寿司」と「城崎のかにずし」

2013年03月26日 | インポート

【前沢牛ロ-ストビ-フ肉巻にぎり寿司】

肉好きにはたまらない「前沢牛ロ-ストビ-フ肉巻にぎり寿司」は、東北本線・前沢駅の駅弁。
ロ-ストビ-フでご飯を巻いているところは新しいスタイル。フタを開けると2種類のにぎり寿司が全部で5個。
海苔で巻いてある方の肉はトロッとしていて、ワサビがのっている方の肉はサッパリとした印象。肉の種類が違うのだろう。
小ぶりな印象だったが、食べてみると思ったよりも肉の中にしっかりご飯が詰まっている。肉もご飯も満足のボリュ-ムだ。
肉は厚すぎず、柔らかくて嚙みきれる位の厚さなので、肉の旨味がしっかり味わえて旨い。
そのまま食べても十分美味しいが、付属の甘辛味のタレをつけると肉の味が一層引き立つ。
付け合わせのコンニャク玉もまた美味しい。さっぱりしていて、肉の味を存分に味わった後の箸休めにぴったりだ。歯応えも楽しめる。
チョット高価に思える価格であるが、れだけロ-ストビ-フがふんだんに使われているので納得の値段です。
肉がしっかり入っているので、がっつりいきたい男性はもとより、肉は好きだけど脂が気になるという女性にもお勧めの弁当だ。

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【城崎のかにずし】

地域の味が詰まっている「城崎のかにずし」は、山陰本線・城崎駅の駅弁。
中身はちらし寿司、巻き寿司、押し寿司と3種類の寿司で、まさにかにづくし。
ちらしはご飯の上にたっぷりかにが散らしてある。さらに大振りのカニ足が2本。これだけ見てもずいぶん豪華である。
ご飯は少し甘めの味付け。味がしっかりついているので美味しい、こだわりが感じらる。
巻き寿司、押し寿司と3種類すべてを食べ終えると結構な満腹感。見た目よりもボリュ-ムたっぷりである。
地元で穫れたかにを使っているので、心ゆくまで旨いかにを味わえ、かに好きの方はもちろん、ボリュ-ムがあるので、お腹一杯お寿司を食べたいひとにはお勧めの駅弁です。

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03/25 「瀬戸内鯛寿司」と「さくらどんこ弁当」

2013年03月25日 | インポート

【瀬戸内鯛寿司】

ネットの「美味しかったランキング」で一位になった「瀬戸内鯛寿司」は、山陽新幹線・姫路駅の駅弁。
中には寿司が6個入っています。刻んだ柚子と昆布が彩りを添え、食欲をそそる。柚子がアクセントになり爽やか、昆布の風味も感じられる。
寿司の間には海苔が入り、これもまた絶妙。さらに厚みのある鯛自体にも満足!主役の鯛を引き立てる細やかなこだりになんほど~という感じ。歯応えのある酢漬けの蓮根も美味しく、箸休めにぴったり。
醤油がついているがたのまま食べ方が素材本来の味が楽しめ、サッパリしているので飽きずにあっという間に完食。
小ぶりなのでお腹が空いているとちょっと物足りないかも・・・・小腹が減ったときには丁度よい量てす。
年齢を問わず女性にお勧め、男性にはかっつりした弁当の方が。ランキング一位になるのも納得の絶品駅弁でした。

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【さくらどんこ弁当】

見た目が豪華で、おかずもたくさん入っている「さくらどんこ弁当」は、天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅の駅弁。
駅弁を食べる時は栄養の偏りが気になるが、この弁当なら満足てきそうである。
ご飯の上に半分はウナギ、半分はどんこが乗っている。付け合わせはアサリの時雨煮、わさび漬け、デザ-トの求肥、料亭が作ったというだけあり、とても上品に印象の駅弁です。
メインはどんこは肉厚で、程よく甘辛い味が染み込んでいて旨い。椎茸をメインにした弁当はあまりないと思うがねこれなら納得の大きさと味!しかもご飯との相性も抜群。炊き込みご飯もとかく旨い。ご飯だけでもかなりいける。
もう半分乗っているウナギの蒲焼きも上品な味付けで、こちらもご飯との相性が絶妙。
名前のとおりどんこがメインの弁当であるが、鯛も美味しいのでどっちがメインなのか分からなくなります。
付け合わせも豊富。アサリの佃煮はパンチの効いた懐かしい味。人参は出汁の味が染み込んだ薄味。大根の桜漬けはさっぱりが絶妙で、箸休めにちょうどよい。静岡の名物わさび漬けまで入っている。
デザ-トにはブドウ、みかん味の求肥があってこれもまた美味。最後の最後まで食事を楽しめるよう、料亭ならではの細やかな心遣いが感じられる。

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03/23 「祭りずし 極み」と「たいらぎ弁当」

2013年03月23日 | インポート

【祭りずし極み】

祭りずしシリ-ズの「祭りずし極み」は、山陽本線・岡山駅の駅弁。
使っている米が「岡山県木村式自然栽培実行委員会むによる「朝日米」とのこと。
パッケ-ジも赤と黒のスッキリしたデザイン。持った感じは大きさの割に重みがあり、ギッシリ詰まっている印象。
フタを開けると、見た目も海の幸、山の幸が綺麗に配置され、色とりどりの具が中々豪華である。
「ままかりの酢漬けなどさっぱりしたものと、煮付けや玉子焼きなどの甘みが絶妙のハ-モニ-を醸し出している。こういうところがちらし寿司の良いところだ。
朝日米を使ったご飯は、適度な粘り気とご飯の粒立ち感がちょうど良いバランスで、上に載っている具と共に主役を競っている感じである。また、味付けも酸っぱすぎることなくほんのり甘みも感じられる。
「海の幸と山の幸」「さっぱり味と甘み」「ご飯の粘り気と粒立ち感」といった幅広い味を楽しめるのも、この駅弁の特徴。

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【たいらぎ弁当】

珍しい具材の「たいらぎ弁当」は、予讃線・高松駅の駅弁。
たいらぎ貝は、長
さ40センチほどにも成長する瀬戸内海特産の貝。塩焼き、照り焼き、煮付けにしたたいらぎ貝の貝柱の3種類の味わいと食感が楽しめる弁当。また、貝ヒモの佃煮もほんのり生姜の風味が広がり美味しい。お酒にも合いそうです。
上品な旨味と甘みのある味わいと歯応えが特徴の、たいらぎ貝が満喫できる駅弁です。
讃岐米「ひのひかり」を使用した、たいらぎ貝の炊き込みご飯も、貝の旨味が凝縮されている。ほんのり甘く、ご飯だけでも箸が進む。
添えられている香川県特産のさぬき菜の漬物はシャキシャキしていて、醤油豆は香ばしい風味が口に広がる。瀬戸内産の小エビが練り込んであるえび天は不思議な食感をわ与えてくれる。
メインから副菜まで地元の味が詰まった美味しい駅弁です。

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03/22 「伊勢えび弁当」と「どて&大えびフライ丼」

2013年03月22日 | インポート

【伊勢えび弁当】

黒い掛け紙に金文字で豪快に弁当名の「伊勢えび弁当」は、いずみ鉄道・大原駅の駅弁。
フタを開けると重箱を斜めに仕切った片側に半身の伊勢海老が!もう片方は錦糸玉子、桜でんぶ、菜の花の3色が色鮮やかなちらし寿司。
早速伊勢海老を・・・重い!仕方なく両手で掴んで・・・・身が取れない!びっちり詰まったプリプリの身にかぶりつく。「ワイルドだろ~」と思いながらこの食べ方は正解。
鬼殻焼きされた伊勢海老の香りが鼻腔を刺激、甘辛い醤油味のプリプリ身の感触も最高である。ちらし寿司を忘れて伊勢海老を完食。
おかずは伊勢海老だけでなくカジキマグロやサツマイモなども添えられている。
ちらし寿司。キレイだけでなく酢が効いていてしっかり美味しい。房総の早春を連想される菜の花や、華やかな色合いで春らしいちらし寿司はそれだけでも食べたくなる美味しさで、あっという間に完食してしまう。
食べる前のイメ-ジと違ってとっても華やかで春を感じられるような弁当です。

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【どて&大えびフライ丼】

高級感あふれる金ピカのパッケ-ジの「どて&大えびフライ丼」は、東海道新幹線・三河安城駅の駅弁。
パッケ-ジを開けると、ど-んと大えびフライが1本。その周りを尾張牛の牛すじどて煮としぐれ煮が取り囲んでおり、ご飯の白い色が見えるのはほんのわずかのスペ-ス。
大えびフライは3分割されており、ガブッといきたい気持ちも分かるが、これならとても食べやすい。
最初に大エビを。プリッとした食感がたまらない。そして尾張牛の牛すじどて煮としぐれ煮はしっかり味がついていてご飯を食べる箸が進む。
その他味噌煮玉子や山菜醤油漬けのつけ合わせもあり、空腹の時にびったりの弁当です。

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03/21 「ぎんが食堂各駅停食弁当」と「品川弁当」

2013年03月21日 | インポート

【ぎんが食堂各駅停食弁当】
絵本の様な可愛い箱の「ぎんが食堂各駅停食弁当」は、いわて銀河鉄道線・盛岡駅の駅弁。
絵本を開くようにフタをあけると、そこには電車の形の弁当が3つ。
電車型弁当のフタを開けると、色とりどりの食材とご飯が1両につきご飯も1種類。3種類のご飯とは米好きにはたまらない。
1つめの盛岡駅は、ご飯は茶飯、刻み胡椒のコリコリした食感と味噌漬け大根の味が素敵なハ-モニ-♪ 他にもダシが効いた出汁巻き玉子、鮭と枝豆蒸しなどが入って、この車両は「前菜」的な要素が詰まった弁当。
2つめの滝沢駅は、鮎の甘露煮が入っている。またいい甘さで、口の中でほろほろと崩れていく柔らかさがたまらない。シンプルな紫蘇の実付きの白飯がぴったり。里芋のじゅね味噌や煮物など山里の「おかず」車両。
3つめの岩手沼宮内駅は、フタを開けると茶色のインパクトがある車両。岩手短角牛の煮飯にミニハンバ-グ、やまと豚ソ-セ-ジに野菜を巻いたもの、ホタテの甘露煮など、「メインデイシュ」にふさわしい面子が勢揃い。ブランド牛はもちろんであるが、このホタテが肉厚でしっかり味がしみていて本当に旨い。
ここまでですっかり満足したが、「あんチ-ズ」味のおやきがデザ-トについている。さすがコ-ス仕立てということである。お腹も旅気分も存分に満足できる一折でした

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【品川弁当】

掛け紙が江戸時代の浮世絵のような「品川弁当」は、東海道本線・品川駅の駅弁。
江戸情緒あふれる弁当かなと安易に想像しつつ、フタを開けるとお品書きが。その下には4つに仕切られたそれぞれにご飯とおかずが各2カ所に綺麗に盛り付けられた弁当が。味も色彩も楽しめそうである。
お品書きの1品目には「鯨カツ」とある。口に入れるとクセはあるが野趣あふれる旨さである。
2種類のご飯ものは白米に煮穴子とあさり時雨煮が乗ったものと桜エビの炊き込みご飯。穴子好きにはたまらない1品。
あえて「品川飯」にしないところが「品川」としてのプライドなのか。桜エビの炊き込みご飯は薄味で他のおかずを邪魔しない良い味付けでした。
おかずは種類が豊富でざっと鶏西京焼き、えび天、蒲鉾、玉子焼き、釜揚げしらす、野菜煮物、つぼ漬けと、海のもの山の物盛り沢山。

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03/20 「讃岐産肉うどん弁当」と「讃岐でんぶくふぐ弁当」

2013年03月21日 | インポート

【讃岐産肉うどん弁当】

香川県からついに登場の「讃岐産肉うどん弁当」は、予讃線・高松駅の駅弁。
うどんの駅弁のインパクトもさることながら、大きな箱にもビックリ。開けてみると、うどんと巻き寿司セットの二段になっている。
うどんの段についている紐を引いて5~6分加熱。
うどん待ちの間に巻き寿司セットに挑戦。巻き寿司をよく見ると、ご飯や椎茸などの具材と一緒にうどんが入っている。食べている途中で不思議な食感が。うどんが原因。さすがうどん県。
さらに香川県産の珍しい二枚貝「たいらぎ」のヒモ佃煮、香川県の郷土料理「しょうゆ豆」も入っている。お酒のつまみとしてもよさそうな味のセットとおもいながら完食。
ホッカホカに温まったうどんを開けるとダシのよい香りが!。上は香川県産牛肉、赤どり、夢豚と、まさに肉の競演!!。どの肉もほんのり甘みのあるダシの味がよく染み込んでいて柔らかく、うどんによく合う。
麺には少し濃いめの汁がよく絡みねツルツルと食べられて身体も温まる。
掛け紙を見ると「がいな」という聞き慣れない言葉が、説明を見ると讃岐の方言で「すごい」「たくさん」などを意味する。まさに肉が「がいな」、讃岐の味が「がいな」な弁当でした。

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【讃岐でんぶくふく辨当】

うどん県の肉うどん「讃岐でんぶくふく弁当」は、予讃線・高松駅の駅弁。
讃岐といえばうどんであるが瀬戸内海で育ったナシフグ=讃岐でんふくも名産である。他にも郷土料理が満載のこの弁当は、讃岐の味を十分に味わえる。
箱から取り出すと目に付くのは、大きなふぐが3つ、緑色の枝豆が彩りを加えている。それに赤茶色のそら豆らしきもの。それはそら豆を醤油に漬け込んだ「醤油豆」という香川県の郷土料理。
メインのふぐは、しっかりとした噛み応えで存分に食感を楽しめる。そして好みの味付けのご飯が美味しい。
続いて気になる「醤油豆」に箸が伸びる。郷土料理というだけあって、深い味わいが口に広がる。醤油のしっかりした味付けにそら豆独自の味も残っていて、これまで味わったことのない絶妙な味を堪能。
もう一つの名物えび天は柔らかめでふぐとの食感の違いを楽しめる。つけ合わせの玉子焼きもダシが良く効いていて主張十分といった感じである。

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は03/19 「能登たべまっし」と「やりいか重箱仕立て」

2013年03月19日 | インポート

【能登たべまっし】

黒いパッケ-ジが特徴の「能登たべまっし」は、北陸本線・加賀温泉駅の駅弁。
フタを開けるとモズクとイカの炊き込みご飯の上に、鰤の角煮、ずわいがに、甘エビ唐揚げ、中島菜、などが豪華にのっている。
鰤はブロックで3つほど入っている。小さめサイズの切り身なので鰤の口解感がよく、甘辛い味付けが中まで浸透しており、白飯が欲しくなる。白飯は、イカとモズクの炊き込みご飯の主張が強くないので、少々濃いめの味付けの鰤角煮と一緒に食べると、何とも言えない絶妙なハ-モニ-。
ずわいがに。この弁当のかには薄目の味付けでくどさが無く、これもまた炊き込みご飯との相性バッチリ。
さらに甘エビの唐揚げがカリカリしていて美味しい。頭から全部食べられるのが嬉しい。中島菜は、苦味と辛味が程よくねもっと入れて欲しいと思わせるトッピング。
しかし、この弁当の主役は、モズクとイカの炊き込みご飯。食べる前は磯臭い味を想像していたが、これが薄味で上品な感じ。この薄味加減が、個性豊かな海の幸の味を引き立てている。ご飯が主役の珍しい弁当である。

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【やりいか重箱仕立て】

佐賀県唐津市呼子の老舗調製元の「やりいか重箱仕立て」は、筑肥線・唐津駅の駅弁。
フタを開けると、イカを炙ったようないい匂い!開発のキャッチコビーが「鰻重ならぬ、いか重」というだけあって、一口大に切られたイカが綺麗に並べられている。間からは漬物らしき野菜が見え隠れ。
もちろん、自慢のイカシュウマイ入り。紅葉形の生麩煮と、茎ワカメとイカのマヨネ-ズ和えが色を添えている。
特製のダシでさっと炊き上げた柔らかな食感の刺身用ヤリイカは、柔らかさの中に締まりもあって素材の良さを感じられる。
嬉しいのはイカと白米の間に、錦糸玉子と一緒にゴボウ煮が敷かれていること!駅弁には野菜が少ないものがあるが、こちらはわりとしっかり味付けのゴボウ、赤カブラ、高菜、茎ワカメがアクセントになり、体にやさしい駅弁に仕上がっている。

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03/18 「いかにさわら」と「ふぐ寿司」

2013年03月18日 | インポート

【いかにさわら】

単純明快な名前の「いかにさわら」は、山陰本線・鳥取駅の駅弁。
そもそも素材の名前をくっ付けただけの駅弁と疑いつつフタを開けると、「イカ」「かに」「さわら」の3ゾ-ンに分かれている。

まずは「いかゾ-ン」るトッピングはシソの実の漬物と人参でカラフル&ラブリ-。いかの弾力を考慮すると、ここは一口で行く方か事故が起こりにくいと、ぱくっ!甘酢生姜のご飯といかの歯応えが良い。
次に「さらゾ-ン」。さわらは境港で水揚げされたものを酢て〆め、昆布で味付け後、炙りを施したもの。酢飯はなんと柚子風味。爽やかそしてそしてさわらの下にそっと控える大葉がさらふわっと香りを加え、にくいサボ-トを。
最後に「かにゾ-ン」。この甘い「カニ寿司」が老舗調製元ならではの味である。この「かに寿司」は第1回京王百貨店駅弁大会でも販売したロングセラー商品。何度食べてもその度に旨いと思う。
単に素材の名前を付けただけと疑ったことを反省しながら完食です。

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【ふぐ寿司】

容器までもが商品の「ふぐ寿司」は、山陽本線・広島駅の駅弁。
容器は萩焼という山口県萩市一帯で焼かれている陶器。持ち帰って再利用できるよう丈夫な紙箱に入って売られている。
さっそくフタわ開けて見ると、なんとも小ぶりで可愛らしい丼に、ふぐの切り身がゴロゴロいるのである。ふぐの竜田揚げが3個、ふぐの旨煮が2個、そのほか、付け合わせにふぐの煮凝り、くらげの雲丹和え、ボイルした青ネギが、刻み海苔がまぶされた酢飯の上に盛り付けられている。
ふぐの竜田揚げは、身゛締まっていてジュ-シ-な食感。醤油が染みた衣がちょうど良い味付けに感じる。酢飯と一緒に頬張れば、竜田揚げの脂っこさを全く感じずにさらっといけてしまう。付け合わせのレモンを少しかけると、さらにサッパリといただけます。
続いてふぐの旨煮。こちらもまたしっとりとホクホクした食感で柔らかい。少し甘めの味付けで、竜田揚げとはまた違った味わい。淡泊な白身魚ほど臭みなど気になるがね、この旨煮はそんなことを全く感じられない。
付け合わせのふぐの煮凝りは甘辛い醤油味で、酢飯と混ぜてたべたら絶品でした。これだけでもご飯が進みそうだ。
くらげの雲丹和えはとても濃厚な雲丹ソ-スがガツンとくる。日本酒のつまみに良さそうである。
丼ぶりは小ぶりながら、具材一品一品の存在感がしっかりある食べ応えのある駅弁でした。

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03/17 「瀬戸内しらす物語」と「しらす弁当」

2013年03月17日 | インポート

【瀬戸内しらす物語】

誰もが鼻息荒く太鼓判を押す「瀬戸内しらす物語」は、山陽本線・広島駅の駅弁。
大きな容器からボリュ-ミ-な中身を想像しながら開ける!中にはコンビニのそばやうどんのように、付け合わせの温泉玉子、刻み海苔、小イワシのフライ、煮物2種に、締め用の特製イリコダシと様々な小道具が詰められていて、楽しめる食べ合わせの多さに期待が膨らむ。
上段を取り外すと「ドォォーン!!」という効果音が相応しい、しらすの海。
箱に書かれた食べ方の説明の通りに、まずは付け合わせ無しで一口。旨い!こんなに小さな魚なのに、こんなに深い味わいなんて、しらすってすごい。
さっぱり味の「釜揚げ」とピリッとした辛さの「「山椒風」の2層式ご飯なんて洒落た演出だ。山椒風ご飯はしょうゆ味がしみ込んでいて、山椒のピリッとした辛味と香りを引き立てている。
続いては付け合わせの温泉玉子と一緒に。とろっとろの黄身がしらすと混じって口の中で溶けてしうほど美味しい。
続いて梅風味とワサビ風味の漬物と一緒に味わう。どちらの漬物もしょっぱ過ぎず、しらすの味を殺すことなく合わせて楽しめる。小イワシは程よい塩味でそのまま食べても良し。最後に特製イリコダシを投入!予想外に少し甘めの味付けだった。

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【しらす弁当】

しらす好きには嬉しい「しらす弁当」は、東海道本線・大船駅の駅弁。
フタを開けてみると、ご飯のうえにしらすがぎっしり。加えて桜エビと青海苔が彩りを添えて食欲をそそる。
しらすは胡麻油で風味付けされているので、その風味がクセになる味である。
おかずは鶏肉、玉子焼き、あさりの時雨煮、野菜の煮物に漬物とバランスのよい弁当。程よい分量なので女性向け。

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03/16 「ハッシュドビ-フ風」と「しゃぶしゃぶ弁当」

2013年03月16日 | インポート

【近江牛ハッシュドビ-フ風】

見た目からスブ-ンかなと思ったら箸が付いている「近江牛ハッシュドビ-フ風」は、東海道本線・米原駅の駅弁。
掛け紙を外すと洋風のキノコソ-スが入った容器が近江牛とご飯が入った容器の上に乗っている二階建てのパッケ-ジ。
シメジやマッシュル-ムたっぷりのソ-スを近江牛の上に掛ける。自分の手でソ-スと肉を合体させてハッシュドビ-フを完成されるひと手間が楽しい。
黄色く色付けされた近江米のご飯の上に乗った近江牛は意外とボリュ-ムがあって、逆にソ-スはちょっと少なめの印象。
ご飯と近江牛の上にソ-スがちょこんと乗る感じ。真ん中で薄切りの近江牛が抜群の存在感を示しつつ、ソ-スとご飯と合体した三層でいいバランス。つい箸を持つ手のギアが上がって、あっと言う間に完食。
先ほどソ-スが少なめと思ったけれど、肉とご飯が余ることなく結構ぴったりでした。箸で食べるのも全く問題なし。
ソ-スの量も、箸で食べるのも、駅弁としては計算され尽くされている完璧な駅弁でした。

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【飛騨牛しゃぶしゃぶ弁当】

駅弁なのに、駅弁らしからぬ「飛騨牛しゃぶしゃぶ弁当」は、高山本線・高山駅の駅弁。
加熱容器の紐を引っ張ると、ほかほかとよく温まる。折の中に敷き詰められた白ご飯の上には、半分以上が飛騨牛のしゃぶしゃぶ肉。そのほか、シイタケ、サツマイモ、フキ、カマボコ、と彩りよく並んでいる。
薄くスライスされたしゃぶしゃぶ肉を、まずはそのまま。さすが飛騨牛、柔らかくて甘みがある。次にポン酢ダレにしゃぶしゃぶとつけて一口・・旨い!!ご飯、しゃぶしゃぶ、ご飯・・・・箸が止まらない。
一息ついたところで、サツマイモのレモン煮がとてもうれしい。爽やかな酸味とサツマイモのほっくりとした甘さで満足感たっぷりのうちに完食。

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