昨日、相棒Tさんの講演会に行ってきました。(ブログ参照)
演題は「富岡製糸場と和歌」です。
先週に引き続いての2回目です。
今回は堅曹さんがつくった富岡製糸場を詠んだ和歌をとりあげてくれます。
私は1回目のは都合がつかず、聞きに行くことができませんでした。
行った方にお聞きしたら、とても盛況だったそうです。
11日の上毛新聞にも記事が載りました。
さて、昨日は天気もよく、絶好のお出かけ日和となりました。
前日から充電をしたり、テープを買ったりと準備をしたビデオカメラを持って、
会場へ向かいました。
なにしろ、堅曹さんのことがメインで講演会が催されるなんて、はじめてのことです。
これは撮っておかなくては。
そしてTさんがどんな風に語るのか、勉強にもなります。
会場は太田市立新田(にった)図書館の2階です。
午後1時半からはじまりました。
最初に富岡製糸場の経営に大きくかかわった人物として、
速水堅曹の紹介をたっぷり、しっかり、充分にしてくれました。
当時は生糸、製糸といえば、速水堅曹の名を知らない人はいなかったのに、
時代もかわり、養蚕製糸もすたれてしまえば忘れられてしまうのです。
Tさん、具体的に堅曹さんの仕事を列挙してくださいました。
たとえば、官営富岡製糸場の所長はもちろん、
日本で最初の器械製糸所を前橋につくったこと、
明治8年にこれも日本ではじめての経営診断といってもいい
富岡製糸所の経営調査、
生糸直輸出の同伸会社の経営、
アメリカに行って経験した生糸審査を基に
日本での繭生糸の審査法の確立、等々
これらの仕事をみて、彼は製糸における先駆者であって、
日本の蚕糸業において果たした役割はたいへん大きかった。
とここまでで、40分ほど話されました。
いやー、和歌の話の前にこんなに堅曹さんのことをしゃべってくれるなんて、
うれしかったです。
作者である人物の紹介が済み、肝心の和歌に入ります。
長くなりそうなので、次回に続きます。
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