堅曹さんを追いかけて

2002年(平成14年)9月から先祖調べをはじめた速水家の嫁は、高祖父速水堅曹(はやみけんそう)に恋をしてしまったのです

東京農工大での講演会

2013-04-22 01:48:33 | 勉強会、講演会

4月16日(火) 東京農工大学で講演をしてきました。

繊維技術研究会の主催です。

演題は「製糸界の元勲といわれた 速水堅曹の生涯」



012


013 会場の科学博物館



当日は朝7時半には家をでました。

天気もよく、時間通りに「東小金井」の駅に到着。

群馬から駆け付けてくれた友人のIさんとおちあい、二人で会場の科学博物館へ。


3年前に訪れたときより、昨年リニューアルをされて建物内部はとてもきれいになっていました。

すぐに担当者とパワーポイントの操作の確認をして、講演の準備をしました。


014


だんだんと会員の方があつまり、私の友人、知人、娘もきてくれました。

皆遠くからきてくれて、ほんとうにありがたいです。

感謝、感謝です。



1時間半の話では堅曹の人生を追いながら、

堅曹はなぜ生糸にかかわるようになったのか、

彼の志や願いは何だったのか、

ということを伝えたいとおもいました。


たくさんエピソードをいれて、図版もたくさんつかって、

わかりやすくと心がけました。


018



みなさん、熱心に聞いてくださり、うれしかったです。

質問もたくさんでて、わかる限り、お答えしました。



主催者からその日の夜にメールで感想をいただきました。


  本日は、多くの示唆に富んだ
  感動的なご講演をありがとうございました。

  講演会のあと、仲間内で
  「すごい話だったね。
  昨日まで腰に刀を2本差していた若侍が、
  百万の富人を百万人作る、と決心して
  国を豊かにしていこうと
  (製糸技術、製糸業界、製糸行政等々の)
  改革に向けて
  まっしぐらに活動する姿は、
  今のこの日本に必要だよ。
  政治家は、このような志を持って進む若者が
  出てくるような環境作りをすることこそが
  成長戦略そのものだよ。
  国会で特別講演してもらいたいほどだよ。」
  などと話しておりました。

  (後略)


まあ、国会は大げさとしても、とてもうれしい感想でした。

堅曹のことを全く知らない人が半数以上だったのですが、

このような感想をいただき、

堅曹の我が身を惜しまず、生糸改良に邁進した生き方は感動に価するものなのだと驚きました。

改めて、彼の生き方を客観的に見ることができました。



あとで録音を聞き返してみると、たくさん練習して話した講演よりも

あとの質問に答えているほうが、なんだか生き生きとしゃべっているような・・・。

(きっと普段の私はあんな風に堅曹のことを話しているんだ)

質問をうけて、勉強にもなりました。



講演後は皆で学内の食堂で昼食をとり、

午後は主催の会の方に科学博物館の見学を案内していただきました。


Cimg2107 博物館の見学


その日は友人たちと夜まで語りあい、講演も成功して、良き日となりました。



帰宅して夫に報告をすると、

きっと前の日に堅曹さんのお墓参りをしたからだよ、と言われました。

たぶんそうですね、力をいただきました。

あの世の堅曹さんに感謝です。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
東京農工大学のこと (長谷川勤)
2013-05-26 22:50:13
東京農工大学のこと

吉田松陰の妹婿の小田村伊之助(壽さん)との関連で、先程投稿した者です。
東京農工大では私の高校の同級生の兄が教授をしておりました。
また高校、大学と一緒でした別の同級生は職員として勤務していましたので、不思議なご縁を感じます。
これとは別に、今の私の、直接の恩師を通じて最近まで農工大で助教授をされていた方も、縁あって年賀状の往復があります。
詳しく調べると、まだまだ色々なご縁があるかもしれません。
教育の場で、人のご縁のつながりについて、語る話題になるように思います。
人のつながりを大事にすることは、多くの偉人伝記に書かれているところであります。
返信する

コメントを投稿