いつもお世話になっている相棒Tさんが講演をすることになりました。
Tさんの地元の図書館の文学講座です。
話される演題は、「富岡製糸場と和歌」です。
2回連続の講座です。
第1回目は
世界遺産登録運動をしている「富岡製糸場と絹産業遺産群」についての
説明からはいり、製糸場にある碑のなかの和歌などをとりあげるそうです。
第2回目は
速水堅曹のつくった富岡製糸場に関する和歌を取り上げてくださいます。
堅曹さんは当時の武士の心得だったのでしょうが、
事あるごとに和歌や漢詩、長歌などをつくり、書きとめています。
日記や自叙伝には多くの歌が載っており、その数およそ 90首。
製糸場の様子を歌ったものも数多くあります。
私が好きな一首は
世の人は知るか知らぬかとみおかの
いとにぎはしき年のはじめを
相棒Tさんは、この春ごろから、ひとりでこれらの和歌をピックアップして
まとめていらっしゃいました。
歌だけ拾い上げた一覧は、それは見事で、通して読んでみると、
そこから堅曹さんの想いや気持ちが伝わってきます。
歌の力を感じました。
ちょうどそれが出来上がる頃、文学講座のお話をいただいたのです。
すぐに「富岡製糸場と和歌」ということで話すことにしたそうです。
詳細は下記のとおりです。
日 時: 第1回 10月 8日(水) 午後1:30~3:30
第2回 10月15日(水) 午後1:30~3:30
場 所: 群馬県太田市立新田図書館
演 題: 「富岡製糸場と和歌」
受講料: 無料
問い合わせ先:
太田市立新田図書館
〒370-0313 群馬県太田市新田反町町877
℡0276-57-2676
お近くの方は是非いらしてください。