ジャン=リュック・ゴダール監督の'61年作品『女は女である』を、スカパーの洋画★シネフィル・イマジカで再見しました。
場末の酒場でストリッパーをしているアンジェラ(アンナ・カリーナ)は、本屋の店員のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)と同棲していますが、子供をほしくなります。同僚から手に入れた妊娠可能日判定薬を使うと、今日がその日でした。部屋に帰ったアンジェラは早速、エミールに子供を作りたいと言いますが、相手にされません。それなら最初に会った男と子供を作ると言い出すアンジェラに、エミールは友人のアルフレッド(ジャン=ポール・ベルモンド)を呼ぶと、アンジェラとアルフレッドは風呂場に入って楽しそうに談笑し始めます。気分を損ねたエミールは外で食事をして来ると言って、出て行こうとすると、アルフレッドも一緒に出ていってしまいます。後を追って、エミールと口論するアンジェラ。その夜、エミールとアンジェラはケンカをしながら同じベッドに寝ます。翌日、アンジェラはついにアルフレッドと寝てしまい、部屋に帰ってそのことをエミールに告白しますが、エミールは今から二人で寝れば、自分たちの子供になると言い出し、早速二人はベッドに入ります。そして事が終わった後、幸せそうにまた眠りにつく二人の姿で、映画は終わります。
突然中断するミシェル・ルグランの音楽、美しい原色、状況を説明するために何度か出て来る字幕など、実験的な映画であるとともに、アンナ・カリーナの仕草の美しさを見ることができる映画でもありました。以前見た時の印象では、ほとんどが室内シーンであった記憶があるのですが、冬のパリの屋外の風景もふんだんに出てきていて、オールロケの撮影が新鮮な感じを与えていました。ルグランの音楽とゴダールの幸福な結婚として記憶に残る映画だと思います。なお、この映画に関する決定版とも言うべき評論は、山田宏一さんの著書『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』に掲載されていますので、是非お読みください。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)
場末の酒場でストリッパーをしているアンジェラ(アンナ・カリーナ)は、本屋の店員のエミール(ジャン=クロード・ブリアリ)と同棲していますが、子供をほしくなります。同僚から手に入れた妊娠可能日判定薬を使うと、今日がその日でした。部屋に帰ったアンジェラは早速、エミールに子供を作りたいと言いますが、相手にされません。それなら最初に会った男と子供を作ると言い出すアンジェラに、エミールは友人のアルフレッド(ジャン=ポール・ベルモンド)を呼ぶと、アンジェラとアルフレッドは風呂場に入って楽しそうに談笑し始めます。気分を損ねたエミールは外で食事をして来ると言って、出て行こうとすると、アルフレッドも一緒に出ていってしまいます。後を追って、エミールと口論するアンジェラ。その夜、エミールとアンジェラはケンカをしながら同じベッドに寝ます。翌日、アンジェラはついにアルフレッドと寝てしまい、部屋に帰ってそのことをエミールに告白しますが、エミールは今から二人で寝れば、自分たちの子供になると言い出し、早速二人はベッドに入ります。そして事が終わった後、幸せそうにまた眠りにつく二人の姿で、映画は終わります。
突然中断するミシェル・ルグランの音楽、美しい原色、状況を説明するために何度か出て来る字幕など、実験的な映画であるとともに、アンナ・カリーナの仕草の美しさを見ることができる映画でもありました。以前見た時の印象では、ほとんどが室内シーンであった記憶があるのですが、冬のパリの屋外の風景もふんだんに出てきていて、オールロケの撮影が新鮮な感じを与えていました。ルグランの音楽とゴダールの幸福な結婚として記憶に残る映画だと思います。なお、この映画に関する決定版とも言うべき評論は、山田宏一さんの著書『ゴダール、わがアンナ・カリーナ時代』に掲載されていますので、是非お読みください。
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