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ニール・ブロンカンプ監督『第9地区』

2011-04-05 07:50:00 | ノンジャンル
 ニール・ブロンカンプ監督・共同脚本の'09年作品『第9地区』をWOWOWで見ました。
 ヨハネスブルグにやってきた巨大な宇宙船。MNU社が壁を破ると、中には衰弱した多数のエイリアンがいました。取りあえず臨時キャンプに収容しましたが、すぐにスラム化し、兵器が発見されると、反エイリアンの暴動が起こります。エイリアンの犯罪が激化したことで、180万のエイリアンを移送する計画が実施されることとなり、その責任者としてMNU社のヴィカスが選ばれます。退去通告書にサインさせるため、傭兵とともにエイリアンらのキャンプがある第9地区に向かったヴィカスは、エイリアンのクリスの家で謎の金属容器を発見し、その中の液体を浴びてしまいます。嘔吐し、鼻から黒い液体を出し、爪は剥がれ、自宅のパーティの最中に黒い液体を吐いたヴィカスは緊急入院されますが、ケガした左手がエイリアン化しているのが発見されます。すぐにMNU本社に運び込まれたヴィカスは、エイリアンしか使えない武器を使ってエイリアンを殺せることが分かり、エイリアンと人間の中間の遺伝子を持つ体から全臓器が摘出されることになります。ヴィカスは自ら拘束を解いて逃げ出し、軍に追いつめられて第9地区に逃げ延びます。クリスの家に着いたヴィカスは、容器の中の液体があれば司令船を使って母船に至り、そこにある機械を使って元の体に戻ることができるとクリスに知らされ、容器のあるMNU社のラボへ向かうため、ナイジェリア地区のギャングが収集しているエイリアンの武器を奪います。死闘を経て、MNU社のラボから容器を奪った彼らでしたが、元の体に戻るのに3年かかると言われたヴィカスは、クリスを殴り倒し、クリスの息子を使って司令船を起動させますが、軍によって打ち落とされ、ヴィカスとクリスは捕えられます。ヴィカスは一旦ナイジェリア地区のギャングに捕えられ、エイリアン化した腕を切断されそうになりますが、クリスの息子が司令船を再起動させ、エイリアンの武器の遠隔操作を可能にしたため、一命を取り留めます。モビルスーツに身を固めたヴィカスは、クリスを助け出し、司令船に向かいますが、途中で自分が盾となり、クリスを先に行かせると、クリスは必ず迎えに来ると約束します。クリスは息子とともに司令船を使って母船に至り、故郷の惑星に出発し、ヴィカスは完全にエイリアンに変態しながらも、妻への贈り物を作るのでした。
 関係者のインタビューを積み重ねる形で、ニュース番組の形式を取り、よりリアルな感じを出すのに成功していましたが、エイリアンの造形とともに、ラストの人情話も陳腐で、あまりのれませんでした。戦闘シーンのCGは見ごたえ十分です。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)