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サミュエル・フラー監督『四十挺の拳銃』

2011-04-27 08:39:00 | ノンジャンル
 サミュエル・フラー監督・製作・脚本の'57年作品『四十挺の拳銃』をWOWOWで再見しました。
 グリフ(バリー・サリヴァン)、ウェス(ジーン・バリー)、チコの3兄弟が馬車で進んでいると、牧場主のジェシカ(バーバラ・.スタンウィック)率いる40人の男たちの馬がすれ違っていきます。目の悪い保安官チゾム(ハンク・ウォーデン)に再会したグリフは、ジェシカの部下の一人スウェインを郵便泥棒の罪で逮捕しに来たと言い、チゾムに引退するように勧めます。ジェシカの弟ブローキーは酔っ払ってチゾムをからかって撃ち、彼を失明させ、仲間たちと町で暴虐の限りを尽くし、見かねたグリフによって逮捕されますが、駆けつけたジェシカによってすぐに釈放されます。一方、ウェスは銃砲店の娘と恋に落ちます。グリフはウェスを連れてスウェインの逮捕のためにジェシカの元を訪れると、そこには40人の部下と町の有力者全てと一緒に夕食を共にするジェシカがいました。ジェシカは人払いをしてグリフに町の保安官になるよう頼みますが、グリフは断り、スウェインを連れていきます。ジェシカの息のかかった郡保安官のローガンはスウェインを逃がそうとしますが、スウェインは無罪になるようジェシカに取り次げと言い、そうでなければジェシカの秘密を世間にばらすと言います。ローガンはジェシカの部下のサベージに留置場にいるスウェインを射殺させます。グリフはサベージを逮捕しに行くと、ジェシカはグリフの腕前を見たいと言って案内を買ってでますが、竜巻きに襲われ、ジェシカはグリフに助けられます。ジェシカは自分の身の上話をグリフにして、牧場の共同経営者になってほしいと言います。ローガンは罠にかけてグリフを殺そうとしますが、グリフはチコに助けられ、チコはサベージを射殺します。ブローキーはサベージの死体をグリフらに殺された犠牲者として葬儀屋に展示させ、グリフはジェシカにこのままだとブローキーはおしまいだと警告します。そこへグリフを狙ったローガンの銃弾が襲い、ローガンは今回2人の死者が出て政治家もジェシカに背を向けている今、ジェシカのためにはこうするしかなかったと言いますが、ジェシカはローガンをクビにし、その直後ローガンは首を吊ります。銃砲店の娘との結婚式の最中にウェスはブローキーに射殺され、グリフはブローキーを逮捕しますが、ジェシカは必ず釈放させると言います。脱税で財産が没収されることになったと役人に言われるジェシカ。彼女は釈放することができなかったとブローキーに言いに行きますが、ブローキーは銃を盗みジェシカを人質にして脱獄します。グリフは盾にされたジェシカを撃ち、その後ブローキーに何発も銃弾を放って射殺します。町に保安官として残ることになったチコに、町を離れることを告げたグリフは、ジェシカはどうするのかとチコに聞かれますが、弟を殺された彼女は自分のことを許さないだろうと言います。馬車に乗り町を去り行くグリフを、ジェシカは追いかけ、やがて馬車に飛び乗ると二人で町を去っていくのでした。
 一つ一つのショットの力強さが感じられる映画でした。バーバラ・スタンウィックの代表作でもあると思います。見ごたえのある西部劇をお探しの方にはオススメです。

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)