ビリー・ワイルダー監督・製作・共同脚本の'66年作品『恋人よ帰れ!わが胸に』をWOWOWで見ました。
「1、不慮の事故」の字幕。アメフトの中継中、ジャクソン選手の突進を受けたカメラマンのハリー(ジャック・レモン)は、転倒して失神し、救急車で運ばれます。「2、義理の兄」の字幕。病院に駆けつけたハリーの姉の夫の弁護士・ウィリー(ウォルター・マッソー)は、ハリーの母からハリーが幼少時に脊髄を痛めたことを知り、新聞社に電話をかけ、CBSとチームと競技場に対して100万ドルの訴訟を起こすことを伝えます。「3、悪だくみ」の字幕。ジャクソンが病院に見舞いに来ますが、ウィリーはハリーに、両足がマヒしているふりをするように言い、嫌がるハリーも元妻のサンディからの電話で翻意します。「4、すご腕弁護士」の字幕。有力弁護士のオブライエンは保険会社からこの件に関して依頼を受け、探偵のパーキーにハリーを監視するようにに言い、呼びつけた“むち打ち訴訟”の異名を持つウィリーに自分たちの保険医の再診察を受けるように言うと、意に反してウィリーはすぐに承諾します。「5、中華ランチ」の字幕。あごにコルセットをしたハリーに、ジャクソンは電動車椅子を贈りますが、その後仮釈放中の医師がやって来て、神経をマヒさせる注射をハリーにします。「6、蛇の穴」の字幕。保険医らによる検査で外傷による神経障害との診断が出ますが、一人の医師だけはカンで仮病だと主張します。「7、ジェミニ計画」の字幕。病状に疑いがないという診断を受け、オブライエンはウィリーに示談を申し出ますが折り合いがつかず、パーキーにハリーを24時間監視する「ジェミニ計画」を実行するように言います。「8、愛の聖火」の字幕。退院するハリーの手伝いをしに来たジャクソンに対し、ハリーは騙したくないとウィリーに言いますが、サンディからの電話でまた翻意します。「9、注目の的」の字幕。ハリーの自宅でジャクソンがリハビリの手伝いをしているのを、向かいの部屋からパーキーと仲間が監視しています。ウィリーは部屋に隠しマイクを見つけますが、それを逆に利用してやろうと思いつきます。「10、ティンカーベルのご帰還」の字幕。ジャクソンはサンディを迎えに空港に行きますが、彼女が金目当てなのを知って落胆します。「11、一番長い夜」の字幕。ディナーを囲み、盛んに気を持たせるサンディはジャクソンを帰しますが、ウィリーは電話でハリーにカメラに監視されているのを忘れるなと言います。「12、もう一人の金髪」の字幕。酒場で泥酔したジャクソンは、言い寄る金髪の黒人女性をめぐってケンカを起こします。「13、分け前に群がる人々」の字幕。せっせと家事をするサンディ。ウィリーは財団を作って訴訟で得た金額を全て障害者に寄付すると、わざと隠しマイクに向かって言い、サンディには法廷での駆け引きのためだと教え、分け前を渡す代わりに協力するように言います。「14、金の味」の字幕。パーキーから寄付の報告を受けたオブライエンは、それでは法廷で満額承認されてしまうので、ウィリーと示談の交渉に入ります。テレビでジャクソンが逮捕され、無期限の出場停止処分になったニュースを知ったハリーは、自分が嘘をついていたことをサンディに告げようとしますが、口を塞がれます。「15、巧妙なネズミ取り」の字幕。ハリー宅にやって来たウィリーは、向かいのパーキーに向かって作戦終了を告げ、ハリーには20万ドルの小切手を見せます。パーキーはハリーの元を訪ね、ジャクソンのことをわざと侮辱しすると、ハリーは怒りのあまり、立ち上がってパーキーを殴ります。大喜びするパーキー。仲間に撮影できたかと聞くと、暗すぎて撮れなかったと言われ、それを聞いたハリーは照明をつけてもう一度パーキーを殴り、ベッドの上で暴れまくります。ウィリーは機材を片付けようとするパーキーに撮影を続けさせ、ハリーのプライバシーの侵害でオブライエンを訴え、パーキーの探偵免許取消を公的機関に訴えると言いながら、小切手を破ります。「16、最終結果」の字幕。競技場でうなだれるジャクソンをハリーは訪ね、嘘をついていたことを告白しますが、ジャクソンはアメフトとしてのキャリアはもう終わったと言って立ち去ろうとします。ハリーはボールを彼に蹴り、ジャクソンはプレーの楽しさを思い出し、二人で競技場でボールを追いかけるのでした。
洒落たユーモアと、二人の芸達者によって、楽しい映画になっていたと思います。ワイルダーの映画をまだ知らない方にはオススメです。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)
「1、不慮の事故」の字幕。アメフトの中継中、ジャクソン選手の突進を受けたカメラマンのハリー(ジャック・レモン)は、転倒して失神し、救急車で運ばれます。「2、義理の兄」の字幕。病院に駆けつけたハリーの姉の夫の弁護士・ウィリー(ウォルター・マッソー)は、ハリーの母からハリーが幼少時に脊髄を痛めたことを知り、新聞社に電話をかけ、CBSとチームと競技場に対して100万ドルの訴訟を起こすことを伝えます。「3、悪だくみ」の字幕。ジャクソンが病院に見舞いに来ますが、ウィリーはハリーに、両足がマヒしているふりをするように言い、嫌がるハリーも元妻のサンディからの電話で翻意します。「4、すご腕弁護士」の字幕。有力弁護士のオブライエンは保険会社からこの件に関して依頼を受け、探偵のパーキーにハリーを監視するようにに言い、呼びつけた“むち打ち訴訟”の異名を持つウィリーに自分たちの保険医の再診察を受けるように言うと、意に反してウィリーはすぐに承諾します。「5、中華ランチ」の字幕。あごにコルセットをしたハリーに、ジャクソンは電動車椅子を贈りますが、その後仮釈放中の医師がやって来て、神経をマヒさせる注射をハリーにします。「6、蛇の穴」の字幕。保険医らによる検査で外傷による神経障害との診断が出ますが、一人の医師だけはカンで仮病だと主張します。「7、ジェミニ計画」の字幕。病状に疑いがないという診断を受け、オブライエンはウィリーに示談を申し出ますが折り合いがつかず、パーキーにハリーを24時間監視する「ジェミニ計画」を実行するように言います。「8、愛の聖火」の字幕。退院するハリーの手伝いをしに来たジャクソンに対し、ハリーは騙したくないとウィリーに言いますが、サンディからの電話でまた翻意します。「9、注目の的」の字幕。ハリーの自宅でジャクソンがリハビリの手伝いをしているのを、向かいの部屋からパーキーと仲間が監視しています。ウィリーは部屋に隠しマイクを見つけますが、それを逆に利用してやろうと思いつきます。「10、ティンカーベルのご帰還」の字幕。ジャクソンはサンディを迎えに空港に行きますが、彼女が金目当てなのを知って落胆します。「11、一番長い夜」の字幕。ディナーを囲み、盛んに気を持たせるサンディはジャクソンを帰しますが、ウィリーは電話でハリーにカメラに監視されているのを忘れるなと言います。「12、もう一人の金髪」の字幕。酒場で泥酔したジャクソンは、言い寄る金髪の黒人女性をめぐってケンカを起こします。「13、分け前に群がる人々」の字幕。せっせと家事をするサンディ。ウィリーは財団を作って訴訟で得た金額を全て障害者に寄付すると、わざと隠しマイクに向かって言い、サンディには法廷での駆け引きのためだと教え、分け前を渡す代わりに協力するように言います。「14、金の味」の字幕。パーキーから寄付の報告を受けたオブライエンは、それでは法廷で満額承認されてしまうので、ウィリーと示談の交渉に入ります。テレビでジャクソンが逮捕され、無期限の出場停止処分になったニュースを知ったハリーは、自分が嘘をついていたことをサンディに告げようとしますが、口を塞がれます。「15、巧妙なネズミ取り」の字幕。ハリー宅にやって来たウィリーは、向かいのパーキーに向かって作戦終了を告げ、ハリーには20万ドルの小切手を見せます。パーキーはハリーの元を訪ね、ジャクソンのことをわざと侮辱しすると、ハリーは怒りのあまり、立ち上がってパーキーを殴ります。大喜びするパーキー。仲間に撮影できたかと聞くと、暗すぎて撮れなかったと言われ、それを聞いたハリーは照明をつけてもう一度パーキーを殴り、ベッドの上で暴れまくります。ウィリーは機材を片付けようとするパーキーに撮影を続けさせ、ハリーのプライバシーの侵害でオブライエンを訴え、パーキーの探偵免許取消を公的機関に訴えると言いながら、小切手を破ります。「16、最終結果」の字幕。競技場でうなだれるジャクソンをハリーは訪ね、嘘をついていたことを告白しますが、ジャクソンはアメフトとしてのキャリアはもう終わったと言って立ち去ろうとします。ハリーはボールを彼に蹴り、ジャクソンはプレーの楽しさを思い出し、二人で競技場でボールを追いかけるのでした。
洒落たユーモアと、二人の芸達者によって、楽しい映画になっていたと思います。ワイルダーの映画をまだ知らない方にはオススメです。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)