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白熱電球を製造中止にする背景と影響とは?

2008-05-28 16:02:01 | ノンジャンル
 22日発行のフリーペーパー「R25」に、「白熱電球を製造中止にする背景と影響とは?」という記事が載っていまいした。
 記事を引用すると「青天の霹靂だった。今年4月。甘利経済産業大尽が、2012年をめどに家庭用照明として広く利用されている白熱電球を廃止し、電球形蛍光ランプへの転換を促す方針を示したという報道があった。そのわずか数日後には、業界2位の東芝ライテックが、年間4000万個製造している一般白熱電球の生産ラインを2010年をめどに、すべて廃止すると宣言。これで年間約50万トンのCO2削減効果が見込めるらしいけれど、なぜ急にそんな話に?
『CO2の排出問題に関して、家庭内に目を向けると、消費電力の約16%が照明器具によるもの。これを減らすには、電球形蛍光ランプは、白熱電球に比べて消費電力が約5分の1と少なく、寿命も約6倍長持ちします。価格がネックになっているのですが、エネルギー消費量とトータルコストを考えると、電球形蛍光ランプの方が望ましいんです。そこで政府としては12年をめどに代替可能なものについて製造・出荷を原則切り替えるという目標を立てました」(経済産業省・省エネルギー対策課・山田さん)
 東芝ライテックはこの方針に賛同したというわけだ。また、オーストラリアやフランスなどでも、廃止の方針が打ち出されるなど、白熱電球から電球形蛍光ランプへの転換が、世界的に注目されている。さらに思ったよりも減らないCO2排出量への焦りと、京都議定書の存在も背景にある。2012年は、京都議定書で設定されたCO2排出量対90年比削減目標達成期限で、政府にはなんとか目標水準を達成したいという思いもあるのだろう。
 ただし、白熱電球が完全にこの世からなくなるわけではない。調光できる照明のなかには、現在、電球形蛍光ランプでは代替できない製品もあるためだ。とはいえ、これで電球形蛍光ランプへの切り替えが加速するのは間違いない。これで未来まで明るくなればいいんだけど。」(文責;梅中伸介/verb)
 とてもいいニュースだと思います。消費者に省エネを呼びかけるよりも、消費電力の高い電化製品の製造を中止し、消費電力の少ないものの製造に切り替えれば、現在家庭で使っている消費電力の高い電化製品の寿命がくれば、自動的に消費電力の少ない電化製品を使わざるをえなくなるからです。
 ちなみに我が家では、既に電球形蛍光ランプへの切り替えは済ませました。ただ、記事にもあるように一ケ所だけ白熱電球でないとつかない場所があり、そこだけは白熱電球を未だに使っています。
 あと思ったのですが、外国映画を見ていると、夜は間接照明で、部屋全体を暗くしてリラックスして過ごす場面をよく見かけます。これは見習いたいと思うのですが、うちの母は部屋を暗くすると戦時中を思い出すと言って明るくしてしまいます。こんな所にも戦争の影響が残っていたりします。
 それから記事には、家庭における製品ごとの消費電力ウェイトの表が載っていて、エアコン25.2%、冷蔵庫16.1%、照明器具16.1%、テレビ9.9%、電気カーペット4.3%、となっていました。エアコンの省エネタイプへの買い替えも母に言っているのですが(ちなみに現在使っているエアコンは15年以上前のタイプ)、他に出費が見込まれるものが多くあるので、後回しにされてしまっています。テレビは自分は読書をするため見る時間が極端に減り、見ないときはソケットも抜いていますが、家族3人別々に同じ番組を3台のテレビで見ていたりして、エコに反する見方をしてしまっています。
 とにかく2012年までにはあと4年しかありません。自動車も排気量の多い、温暖化ガスを大量に排出する自動車の製造を中止させるなど、できることは何でもしてほしい気持ちです。