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下関マグロ×北尾トロ『おっさん、糖尿になる!』

2008-05-10 16:46:49 | ノンジャンル
 昨日の夜にWOWOWで放送された「ルミネ the よしもと」には、今人気の吉本の芸人が総勢22組でていました。ハリセンボン、南海キャンディーズ、笑い飯が面白かったのですが、一番笑ったのは何と、若手を押し退けて上方よしお・のりおさんでした。のりおさんの起こす笑いのエネルギー、すごすぎます!

 さて、下関マグロさんと北尾トロさんの共著「おっさん、糖尿になる!」を読みました。糖尿病になった下関さんに北尾さんがインタビューするという本です。
 インタビューの内容は、下関さんがどのようにして糖尿病と共生していってるか(糖尿病は一旦なってしまうと治りません)を語ったものです。
 まず、太ってる人の特徴として、肉が嫌い、揚げ物が好き、間食は意外にも少ない、食べるのが速い、といったことが語られます。そして下関さんは「一度にたくさん、速く食べられる能力を持っている今のデブの人たちは、人類が生き残るための優秀なDNAの持ち主」だと、デブを賞賛しますが、しかしやはり健康にはよくない、と言います。
 太った人はダイエットに走る傾向がありますが、下関さんはダイエットでは痩せられないと言います。「ダイエットのリバウンドは、体が無意識に太る前の状態に戻りたいと思っているので起きてしまう。したがって、死ぬまで続けられるような生活習慣に変えていく必要がある。ガマンしてダイエットしても、長続きしないからダメ」なのだそうです。
 じゃあ、具体的にどうすればいいのかというと、「一日に食べるカロリーを決める。そのためにチョコほんの少しとリンゴ一個が同じカロリーなので、お腹いっぱい食べたいならば、リンゴ一個を選ぶというようなことを実践していく。また6つの食品群をバランスよく食べないといけないので、食事の好みも変わっていく」のだそうです。「今はコンビニでの惣菜や弁当にはカロリー表示があるので、自炊しなくてもカロリー計算はできる。でもさすがに3食ともコンビニというのは飽きるので、パン、麺、ごはんを一食ずつ食べるようにしたら飽きなくなっていい」とも言います。
 外食については「中華は野菜がたくさん入っているので、和食なんかよりヘルシー。ちゃんぽんも塩分が多いことを除けば、ほぼ完全食。和食はカロリーの高いご飯を食べるために、おかずがあり、おかずに塩分が多すぎる傾向があるし、野菜がとれない。ゆっくり食べるのもコツ」とのことです。
 運動については「悪玉コレステロールをやっつけ、血圧を下げる効果があるので、やった方がいい。これも生活習慣にしてしまえば続けられる。始めは当面の目標とか何か楽しみを自分で作リ出すのが大事。最初は楽しく始めて、知らないうちに生活習慣になっていたというのがベスト」とのことでした。
 この本は以上のような内容のインタビュー記事以外にも、2人の雑談コーナーや、下関さんが入院した時の日記も掲載されています。糖尿病と診断され、意気消沈している方にはとても参考になり、元気が湧いて来る内容になっていると思います。

 結局、体重を落とすには一日に摂取するカロリーを守ることがすべてだ、と下関さんは言います。そして律儀な彼は、カロリー計算をするのが楽しい、と言います。楽しいことは続けられますが、楽しくないことは続けられません。この辺に適切な体重を維持する鍵があるように思いました。また、北尾さんに言わせると、下関さんはマメな性格とのこと。この辺もマグロさんが糖尿とうまくつきあっている一因になっていると思いました。糖尿は決して悲観するような病気ではなく、うまくつきあっていけば、普通の生活が送れる「病気の原因」のようなものだそうです。私も食事は過剰なカロリーも取らず、バランスよく取れてると思うのですが、運動は仕事の時だけで、あとはゴロゴロして本ばかり読んでいるので、運動を適度に生活の中に取り込んでいかないと、と思いました。健康の維持にはとても参考になる、いい本だと思います。オススメです。