山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

母の思い

2013-08-22 | 日記
昨年、休耕田を利用してそばづくりをはじめた。
今年もそろそろ種まきの時期がきた。

昨秋、そばを収穫した後へ小麦の種をまいたが、
ほとんど芽が出ず、ほったらかしであった。

今年になって母が一度草刈りをしてくれていた。
しかし、そばをつくるとなると、また草刈りの必要がある。

今年もそばをつくると母に話したところ、
なにか仕事を待っていたかのように草刈りをしてくれた。

88歳とは思えないほど元気で、鉄人といわれるゆえんである。
なんだかせかされるように、耕すことにした。

鍬をつかって手作業で耕すには重労働であり、
便利な管理機があるので、それを使うことにした。

日中は暑いので、早起きしてやることにした。
母も刈り取った草の片付けなど手伝ってくれるという。

朝5時半に起きてみると、母はすでに起きて準備をしている。
畑仕事はいつも一人であるが、今日は二人なので張り切っている。

朝ごはんの前にやってしまうことにした。
6時から作業を開始した。

小さい畑なので、1時間程度と思っていたが…
最近日照りが続いて、土がずいぶんかたくて苦労した。

管理機にもずいぶん負担をかけてしまったようだ。
結局終わってみたら、2時間もかかってしまった。

【作業前…刈った草の片付け】                  【作業後…日も当たりだした】
 

朝はあまり食欲がない母も「お腹がすいたわ!」と言う。
ひと仕事したので朝ごはんもおいしいはずである。

管理機を段差のある畑に移動するとき、母が手伝ってくれた。
そのとき「昔はおとちゃんとこうやって運んだもんだ」とつぶやいた。

母はいつも農作業を一人でやることが多いが、
できるだけ一緒にやる機会を増やさないといけないなと思った。