山暮らしあれこれ

田舎にUターンして感じたことなど

番茶の話

2013-08-01 | 日記
自治会の常会のとき、一人暮らしのおばさんから声をかけられた。
息子さんが家の周りの草刈りに帰って来られたそうだ。

そのとき、わが家からもらった番茶を息子さんに飲ませてあげたらしい。
すると、昔のおばあさんの味がすると言われたそうだ。

昔はどこの家にも茶畑があり、自宅で番茶をつくっていた。
昔の番茶の味なんてよく覚えているもんだなと感心しておられた。

そこで、まだ何本か残っているお茶の木のことを思い出し、
天気がよくなったら、自分でもつくってみたくなったそうである。

「ありゃ~、おもいて(蒸して)、もんで広げーだったが」…
と番茶の話でしばらく盛り上がる。

息子さんも、番茶でなつかしい昔のことを思い出し、
おばさんも息子のために番茶をつくってみようという気持ちになられた。

わが家の番茶も、思わぬところで役に立ったようである。
さっそく、その話を母に伝えたら、とてもうれしそうであった。