ピアノの先生の生活

ピアノ講師、ブライダル奏者としての日常と
その都度のはまりものへの情熱を綴るくだらな雑記

holiday

2024-03-21 07:56:00 | 日常
バレエ仲間のSっ子とバレエ映画「レッドシューズ」を観に行った。
久々の新宿東口、久々の歌舞伎町。
ロンドンのオックスフォードストリートでもソウルの明洞でも似てるなと思ったけど
やっぱり雰囲気が近いと思う瞬間がある。これが国際都市か。


映画は妹を亡くしてバレエを止めて不良化していた娘が再びバレエに戻る青春ストーリーだった。
妹を失くしてそこまで投げやりになる気持ちが年寄りの上に利己主義な私には理解できないのだが
きっとアメリカ人はそうなんだろうと無理やり飲み込む。
それにしても気に入らないのが、万引きをして捕まった罰に掃除をさせられるのだが
その掃除の仕方の適当過ぎることだ。
鏡にバシャっと洗剤をかけてザックリ拭うだけで何がきれいになるというのか。
掃除とは何のためにするのか考えろと言いたい。
そんなことは映画の本筋ではないのだが一事が万事だ。
人に迷惑をかけたからの罰である掃除すらちゃんと出来ないクセに
何を一丁前に悩む資格などあるのかと思ってしまうのだ。
ああ、これだから私はドラマが観られないのだ。
とりあえず踊ったりレッスン・シーンがたっぷり見られたので良しとしよう。

外に出たら大雨が通過した後らしく、地面は濡れていて冷たい空気に覆われていた。
雨でみんな食べ物屋に避難したのかどこも混んでいて入れない。
ならば新大久保まで歩いて何か食べようということになった。
ラッキーにもずっと行きたかったけど行く機会がなかったセマウル食堂に並ばずに入れた。
写真も撮らずに食べてしまったけど、薄切りのプルコギもチゲもビックリするほど美味しかった。
それでいて安い。値上げした跡があったけど安かった。
満足して韓国スーパーで韓国菓子を買い、出たらまた雨と突風が始まった。
駅近くまで来て人が多くて全く進まない。
ビショビショになりながらこれが休日の観光地なのだと思い知った。

本当はバレエ用品を買おうと新宿の映画館にしたのに、新大久保で肉を食らう。
食欲の勝利だ。